2016年9月30日金曜日

9月議会が終わりました②

【閉会のあいさつ(発言内容)】
 9月2日開会の、平成28年第7回仙北市議会定例会の閉会にあたり、ごあいさつを申し上げます~。

 ~さて、私どもが提案した市立角館総合病院管理棟と一部増築による統合庁舎基本構想を良しとせず、議会特別委員会がこれを修正し、本会議を通して市民に報告した内容が「角館駅前案」でした。本日ご審議をいただいた条例案は、庁舎の位置も用地取得の契約案も、議会の意を受けての提案でした。しかし先ほどは、議会の案を、議会が自ら否定した行為を目の当たりにしました。全く理解に苦しむ結論です。市民も同様だと思います。市民に対し何と説明するか、今、大変困惑しています。

 仙北市の将来を思うと、今回の議会の判断で統合庁舎を諦めることは、市民にイバラの道を歩けと言っているようなものです。改めて何ができるか早急に対応を検討します。

※閉会後、同議案が否決されたことで、特別委員会の委員長と副委員長が辞意を表明し、また議会内の最大会派が解散しました。

9月議会が終わりました①

 9月の定例議会が終わりました。一部の重要議案以外は、全てお認めいただきましたが、これまで長く議論してきた庁舎に関する条例や関係議案が否決となりました。以下は、本会議で議員に述べた庁舎に関する提案理由の抜粋です。

【庁舎の位置条例を提案した理由】
 仙北市議会は、市が提案した「市立角館総合病院の管理等と一部増築による統合庁舎案」を良しとせず、特別委員会を設置し「角館駅前案」で意見を集約、これを1月の臨時議会の本会議の場面で、特別委員会の方針として市民に向け報告した経緯があります。市は議会の意見を尊重し、この角館駅前案の実現に向け、3月の定例議会で新市建設計画の変更を全会一致で承認いただき、また7月の臨時議会では、統合庁舎用地(角館駅前)の取得予算もお認めいただきました。新・新市計画の承認で合併特例債と言う財源の確保が実現し、用地取得予算の承認で統合庁舎の位置が確定し、この2つの条件が整ったことで、条例案を提案できる条件がそろったことから、今回、9月の定例会で関係条例の提案を行うことにしました。

 仙北市の財政状況は、先ほどの報告(先に行った財政状況)のように、議会・市民の皆様のご理解をいただき、また合併後と言うことで国からの支援もあり、現段階ではだいぶ改善が進みました。しかし特例期間後、地方交付税の削減は制度上避けられません。一方で老朽化した社会資本の維持管理・更新経費、社会保障費などは増加の一途を辿ることになります。

 職員の人件費や公債費の抑制対策では、市民の皆様へ政策予算をお返しすることや、効率的な人員配置での市民サービスも、例え、ここ数年は持ちこたえることができたとしても、分庁舎を続ければ早晩に財源に限界が来ます。これは議会もご認識の通りです。現在の、また将来生まれてくる未来市民のためにも、統合庁舎の必要性は、何より既に議会で結論が出ていることです。
 仙北市の存亡をかけ、大局に立ったご判断を、どうかよろしくお願い申し上げます。

2016年9月27日火曜日

近未来技術を活用した産業づくり支援協議会が発足

 新たな動きです。写真は昨日に第1回会合を開いた「仙北市近未来技術を活用した新たな産業づくり支援協議会」の様子です。市内外から職種を飛び越えて委員を募り、特区指定を産業育成に結びつける架け橋(私的にはインキュベーション・システム)の役割を担います。

 会議の中で、印象的な発言が幾つもありました。私も「特区の指定はいただきましたが、この指定で産業が芽吹いたり、若者の定住が進んだり、地域に活力が再生されたり…、そんな実態に到達することが必要です」とお話しをさせていただきました。委員や事務局からも、「最先端の科学技術は日進月歩です。その技術の確立を仙北市が支援することは素晴らしいけれど、既に確立されている先端技術を活用し、実際に市内の生活者が抱える課題を解決できる仕組みをつくることに、特区は大きな役割を果たせると感じています。技術と生活者の溝を埋める、そこに民間企業が参入する、そんな展開を意識して進めたいと思います」などの意見がありました。

松田誠子さんに地域の輝き表彰

 松田誠子さん(写真中央:田沢湖角館東前郷)に、「仙北市・地域の輝き表彰」をお受けいただきました。地域の輝き表彰は、新聞に載ったり、多くの皆さんから脚光を浴びたりはしないけれど、地域で長く社会貢献を続ける方々に、「ありがとうございます。これからもよろしくお願いします」と、感謝の想いをお伝えする表彰制度です。

 松田さんは、ずっと地域活動に携わってこられました。神代婦人会、神代農協婦人部、田沢湖町婦人会、交通安全母の会、食生活改善推進協議会、神代中央長寿会…、多くの場面で長く地道な活動を続けてこられ、リーダーとして活躍してきた方です。
 松田さんは表彰を受け、「80歳になりましたが、これまで地域の皆さんにお世話になりっぱなしの人生でした。どうぞこれからもよろしくお願いします」と、お人柄が伝わるお話しをいただきました。

 この写真も、その神代中央長寿会の皆さんとの一枚です。実は先週に開催された神代小学校の学習発表会で授与式を計画していましたが、少し体調を崩されて授与が叶いませんでした。そこで長寿会の皆さんが、それなら会で授与をお祝いしようと集まってくれました。
 ありがとうございました。

2016年9月25日日曜日

1秒でも早く1メートルでも長く

本日4時30分、100キロチャレンジマラソンが無事にスタートできました。今年もスターター役をさせていただきました(毎回緊張してます)。1500人のランナーも主役ですが、3000人のボランティアも主役です。100キロチャレンジマラソンは、そんな大会です。

 昨日は、前夜祭で「もちろんゴールが目標ですが、完走経験者は何秒でも早く、完走できなかった人は1メートルでも長く、初心者は目標に向かって、皆さん頑張ってください。何かに挑戦し続けることが、成長の条件ですから…」とごあいさつしました。

 皆さん本当にご苦労様です。来年は私も…。

2016年9月24日土曜日

100キロマラソン明朝4時30分スタート

 秋田内陸リゾートカップ100キロチャレンジマラソン、明朝4時30分にスタートです。仙北市角館から走り出し、北秋田市鷹巣を目指します。今日はその前夜祭が開催され、堀井副知事も駆け付けてくれました(写真)。

会場の角館交流センターでは、お母さん達の手作り料理、角館高校のおやま囃子部の手踊りなどでおもてなし。

明日は、3000人のボランティアがランナーをサポートします。ご苦労様です。応援をお願いします。タレントのにしおかすみこさんも走りますよ。

ゾンビが田んぼで稲を刈る

 〝最強のタマゴかけご飯〟を食べようと、春に市内で田植えをしたCRYINGTIGER・IGNIS(首都圏の企業経営者・異業種交流体)が、今日の午前から稲刈りをしています。しかも手刈りで、しかもゾンビ姿で…。オール仙北市産の食材にこだわり、卵は市内養鶏場の特別飼育卵、醤油は市内醸造元の特別品と、まあ凝りに凝った商品構成です。試食会も大好評で、その品質の高さから超有名デパートから引き合いがあるんだとか。

 ところで何でゾンビかと言うと、来年CRYINGTIGER・IGNISと、市内の若者たちの共同企画でゾンビ・キャンプを開催予定です。そのプロモーションビデオの撮影も兼ねての農作業なのでありました。

第31回生保内節全国大会

 第31回生保内節全国大会が始まりました。全国から170名の皆さんにエントリーをいただき、内閣総理大臣杯・秋田県知事杯などを目指します。

 秋田県民謡の60パーセントは、ここ仙北で生まれました。中でも生保内節は仙北市田沢湖の生保内が発祥の地で、民謡の至宝と言われています。~吹けや生保内東風(だし)~の唄い出しにあるように、東風は宝風です。雪解けを進め、夏には病害虫を防ぎ、干天では慈雨をもたらしくれます。生活に深く根ざした民謡の原点を感じます。

 大会は今日~明日の2日間です。皆さん仙北市民会館にお越しください。

2016年9月23日金曜日

角館のお祭り全体会議(反省会)

 本日午後7時から角館のお祭り全体会議に出席し、今年のお祭りの反省点を話し合いました。降雨に見舞われましたが大きな事故や事件もなく、良いお祭りができたと思います。お祭りの入込客数は、3日間合わせて14万人でした。昨年より8千人ほど増加しましたが、平成26年に比べると6万6千人の減少です。

 祭典開催前から、各自が各場面で子ども達も含めた安全対策講習を実施し、また祭典中には各曳山関係者や新設した安全委員の皆さんが、安全確保に努力をいただきました。改めて感謝を申し上げます。しかし祭典中、気になる状況が幾つか見受けられたので、あえて全体会議の開会の挨拶でお話しをしました。特に8日の佐竹北家御上覧では、21代ご当主様から時間内運行について厳しいご指摘をいただいたことから、この改善についてお願いをしました。

 皆さん本当にご苦労様でした。来年はさらに良いお祭りにしましょう。

2016年9月22日木曜日

死に近き 母に添寝のしんしんと~

 この季節、小・中学校は学習発表会で子ども達が大活躍です。そんな中、子ども達の発表の幕間をお借りして、「仙北市・地域の輝き表彰」を行っています。新聞に載ったり、多くの皆さんから脚光を浴びたりはしないけれど、地域で長く社会貢献を続ける方々に、「ありがとうございます。これからもよろしくお願いします」と、感謝の想いをお伝えする表彰制度です。

 写真は、今日の角館小学校(田口桂一郎校長・児童数472人)で行った授賞式の様子。受賞された方は東海林勇一さん(写真:89歳)で、もう70年近く文芸を愛し、特に短歌の指導者としてご尽力をいただいています。その東海林さんに、授賞式が終わった後、「ずっと心に残っている短歌は何ですか」と訪ねてみました。すると少し考えた後、「斎藤茂吉の“死に近き 母に添寝のしんしんと 遠田のかはづ天に聞ゆる”です」と答えてくれました。

 ヤフーの知恵袋で調べてみたら、「もうすぐ命が消えそうな母の傍らで横になっていると、しんしんと夜も更けわたり、遠くの田で盛んに鳴いている蛙の声が聞こえる。それが母を遠い世界に誘っていく天からの声のように聞こえる」が、ベストアンサーでした。
 涙がこみ上げてきました。

グリーン・ツーリズムまるごと体験研修

 今、始まった「秋田グリーン・ツーリズムまるごと体験研修」で、仙北市西木町にお越しの皆さんをパチリ。国際教養大学や秋田大学、秋田県立大学で学ぶ20人の学生さんです。

 体験研修は第1回から第3回まで開催されます。今日の第1回は「農と食のつながり」をテーマに、仙北市内4軒の農家で農業体験を行います。自慢の食材でお昼ご飯を一緒につくったり(もちろん食べたり)、農作業をお手伝いしたり、農家のお父さんやお母さんとお話をしたり…。
 
  仙北市内には、33軒の農家民宿があります。全国的にみても、これだけの集積がある街は珍しくて、最近は海外からのお客様もたくさん来てくれています。今回の研修に参加いただいた皆さんにも、是非ファンになって欲しいと思います。

2016年9月21日水曜日

県立大曲農業高等学校と連携協定

 本日午前、県立大曲農業高等学校(伊東金一校長・全校生徒514人)と仙北市は、事業連携協定を締結しました。

 協定内容は、
1.農業・環境に係る産業と教育の振興
2.1の目的を達成する為に必要な事項


 です。具体の取り組みは毎年度取り交わす覚書に明記します。今年度は田沢湖再生関連として、同校生物工学部が行う田沢湖の水質改善実験「電気分解による湖水の中和処理」で生成された中和水を活用し、桧木内小学校と生保内小学校でメダカの生息観察がスタートします。また仙北市の産業祭でのパネル展示や研究発表、また仙北市が窓口になり、台湾の学生との国際交流などにご協力をいただくことにしました。

 同校は平成28年、県内唯一のスーパー・プロフェッショナル・ハイスクール(SPH)研究指定校です。市が建設を進める田沢湖クニマス未来館内に、水質改善と魚族再生の研究室を実現し、子ども達の研究を支援できる環境を整えたいと考えています。
 仙北市は地方創生特区・近未来技術実証特区ですが、特区ならではの農業振興と最先端技術の共有、そして人材育成が本格的に始まります。
※写真は左から青柳・仙北市議会議長、伊東・大曲農業高等学校校長、そして私です。

2016年9月19日月曜日

ありがとう!田沢湖マラソン

 第31回田沢湖マラソンは、盛会裏の内に幕を閉じました。ゲストランナー土佐礼子さんをお迎えしての前夜祭(会場はレストランORAE)に始まり、昨日は午前10時に各部門全ての一斉スタート、ゴール後の各部門表彰、閉会式…。その前後の作業などなど、本当に多くの方々にご難儀をおかけしました。ありがとうございました。

 土佐さんからは「素晴らしい環境です」と嬉しいお話し。ランナーの皆さんからもたくさんのお話をいただきました。「田沢湖畔の風景、心臓破りの峠、市民の声援、おもてなしのご馳走、ボランティアの笑顔…、全てが田沢湖マラソンです」と総括された方、一方では「起伏のあるコースが辛い」や「駐車場の在り方を考えて」と言うご指摘もありました。私が開会式で「田沢湖マラソンを国際大会にしたい」と発言したことに対し、「ぜひ進めてください」と複数の方々から励ましもいただきました。田沢湖マラソンに期待する皆さんの多さを改めて実感しました。

 今回は天候が曇天だったこともあり、熱中症よりは転倒などで数件のアクシデントがありました。が、大きな事故には至らずに終了することができました。皆さんに重ねて感謝を申し上げます。詳しい成績などは、各マスコミやインターネットで確認ください。

2016年9月17日土曜日

第29回西明寺婦人会演芸発表会

 今日は午前に「平和の文化と希望展」(大仙市大曲交流センター)に出席し、急いで帰って「第29回西明寺婦人会演芸発表会」(仙北市ふれあい温泉クリオン)に滑り込みました。今から30年以上も前、西明寺青年会の代表をしていた頃、婦人会と青年会は地域の中核団体でした。年に何回も婦人会の事業を青年会がお手伝いする(実はその逆の方が多かったですが…)場面がありました。

 今は青年会が無くなってしまったので、お手伝いができない状況です。その責任を感じています。せめて婦人会の活動を激励したい、そんな思いで今日も来賓…で参加しました。素晴らしい演芸発表会で、入場収入は市の社会福祉協議会に寄付してもらっています。そして来年はいよいよ30周年記念大会です。

 これは黙っているわけにはいきません。昔の青年会の皆さんも30周年にはステージに立とうぞよ!!。

2016年9月16日金曜日

JR田沢湖線「開業50周年記念事業」情報

 昭和41年10月20日に全線開通したJR田沢湖線は、今年で50周年を迎えます。これを記念し次のように様々な催しが行われます。皆さんご参加ください。

1.実施期間 10月1日(土)~11月30日(水)
2.実施場所 田沢湖線(盛岡・大曲)と管内主要駅など
3.実施内容 

      ①みんなの写真でJRポスター制作
              ②ラッピング列車(普通列車にラッピング)
              ③普通列車の日帰りツアー
              ④各駅イベント(下記による)
              ⑤記念ロゴマークの制定
      ⑥田沢湖駅名看板除幕式
      ⑦田沢湖・角館駅「おもてなしメロディ」使用開始
                ほか                            

4.田沢湖駅まつり(10月22日):ミニE6系こまち試乗運転、鉄道保守作業用車両展示、ババヘラアイスやポップコーン、記念品プレゼント、ほか
5.角館駅まつり(10月29日=JR角館駅95周年記念事業):エンターティナーで料理研究家のグッチ裕三さん駅長(グッチさんは8人目の仙北市観光大使。今回の出演も快諾いただきました!)、ほか
6.秋田内陸縦貫鉄道:南北部分開業30周年記念の特別企画とPR大作戦、ほか
 皆さんお楽しみに!。

2016年9月15日木曜日

みんなでやるから頑張れる

 今日から市議会は、3常任委員会・分科会に議論の場が移り、付託議案等の審査に入りました。私は各委員会・分科会で疑義が生じた際に出席を求められ、首長としての見解を説明をする立場です。今はまだ出席を求める委員会がないので、市長室でさまざまな依頼原稿を執筆しています。

 ところで皆さんは「広報せんぼく」をお読みでしょうか。月2回(月初めの1日と中旬15日前後)、市内全世帯に配布しています。市外の方には仙北市のホームページでご覧いただくことができます。その中で〝まちづくり日記〟と言うコーナーがあります。ほぼ毎号に思うことを書かせてもらっています。既に100回を越えました。今号は「みんなでやるから頑張れる」と題した短文です。どうぞお目通しをいただければと思います。と言うことで、今号は次のような書き出しで始まります…。

 「そうですね、みんなでやるから頑張れるんですね」。さて何の話題だったか覚えていない。でもラジオから聞こえたこの言葉が心に刺さった。確かにそうだ。自分の記憶をたどってみても、川での素もぐり、部活、テスト勉強、農作業、就職後は同僚から手を借りて間に合わせた徹夜仕事、最近は職場の仲間と行った登山…。自分だけではない、周囲から力を借りて、「諦めました」や「もうダメです」から抜け出して、やっとのこと、目標に近づくことができている。~

 続きを読みたくなってもらえたら…、嬉しいです。仙北市のまちづくりに、みんなで楽しく関わって欲しいなあと、みんなでやるから頑張れるんだよなあと、そんな思いで書いています。ちなみに私、中学・高校とトランペット吹き(写真)でした。部の皆さんには本当にご迷惑ばかりをかけていました。

2016年9月13日火曜日

仙北市議会の一般質問②

 仙北市議会の一般質問2日目の議論をお知らせします。今日も4人の議員から質問をいただきました。そして答弁する執行部のモットーも、昨日同様「元気よくハキハキと、誠意を持って積極的に」です。各議員の複数の質問中、核心的(と感じた)質問と答弁内容を簡単にお知らせします。

Q高久昭二議員:田沢湖卒田字黒倉地内で稼働した「大規模太陽光発電事業」は、民間企業の取り組みだが、当初から市の関与があった。行政指導や安全対策は十分か。
A市長答弁:民間事業だが、事業者には地元や関係団体との情報共有を指導するべきだったと反省している。安全対策では関係団体等と協定を締結した。市も危機管理に当たる。


Q熊谷一夫議員:食品ロスへの対応や、フードバンク・フードドライブに積極的に取り組むべきではないか。
A市長答弁:食品ロスの削減を目指し、ご指摘の30・10運動の情報を発信する。フードバンク事業は、先発の関係団体から指導をいただき、できるだけ早期に取り組む。


Q荒木田俊一議員:学校跡地をはじめ不要な公共施設の解体、遊休土地の処分などが進んでいない。どのように考えているか。
A市長答弁:学校跡地は現在活用中だ。不要な公共施設は、旧角館老人福祉センターや旧田沢中学校体育館は解体する。遊休土地の活用では、旧秋木跡地は公共施設用地に、角館総合病院が解体後は住宅用地に、田沢湖畔の取得用地はイベント広場などに活用したい。


Q黒沢龍己議員:子育てを応援するためにも、市内に遊園地等が必要ではないか。今後の計画はどうなっているか。
A市長答弁:大規模な遊園地については、関係する企業に相談した経緯があるが無理だった。遊具を設置する公園を増設する。また西木庁舎を活用しての中央公民館構想で、室内遊具を設置した「こども広場」を考えている。子育て情報の共有や相談業務も行いたいと考えている。

2016年9月12日月曜日

仙北市議会の一般質問①

 仙北市議会の一般質問初日を終えました。今日は4人の議員から質問をいただきました。答弁する執行部のモットーは「元気よくハキハキと、誠意を持って積極的に」です。各議員の複数の質問中、核心的(と感じた)質問と答弁内容を簡単にお知らせします。

Q田口寿宜議員:いただいた税金の使い方について、入浴者からいただく入湯税が、本当に温泉や観光産業に使われているのか。
A市長答弁A:使われている。さらに来年度からは、各温泉施設が行う引湯管の敷設替えにも活用できるような制度を創設し、その活動財源に充てたいと考えている。


Q大石温基議員:市長が提示したマニフェストの中で、上下水道や公共交通の政策目標は達成できているか。
A市長答弁:水道事業は、平成21年度の現状から平成27年度で、5%のアップの目標普及率に達した。下水道事業は平成25年で36.7%と達成でき、さらに上を目指す。


Q伊藤邦彦議員:落合球場のスコアボード(SBO→BSOへ)の表示改善、そして飲用水道の改善はいつできるのか。
A市長答弁:時間がかかっていて申し訳ない。スコアボード表示も飲用水道の改善も、来年度当初予算で対応する。


Q八栁良太郎議員:分庁舎方式は、自治体の事務処理の原則「最少の経費で最大の効果を上げなければならない」とした地方自治法第2条第14項に反していないか。
A市長答弁:合併作業当時、この条文を認識した上で分庁舎でスタートするしかない情勢だったと受け止めている。統合庁舎の実現は将来に託された。今がその将来だ。

2016年9月11日日曜日

小さな幸せを大きく喜ぶ

 お昼、吉田体育館で開催の「地区敬老をお祝いする会」に出席しました。主催は桧木内地域運営体、後援は桧木内婦人会と仙北市です。仙北市では合併前から開催を止めてしまった敬老式ですが、運営体(地域課題を解決するコミュニティ団体で市内の全地域に設立されています)が主催し、数年前から各地区で開催が盛んです。とても素晴らしい取り組みです。今日は生保内地区でも開催されましたが、こちらは時間の調整がつかず、倉橋副
市長が出席しました。大盛況だったお話を聞きホッとしています。


 さて、桧木内地区のお祝いの会には、75歳以上の皆さん61人が参加しました。「特殊詐欺(オレオレ詐欺など)防止法」や、「民謡ショー」など、楽しみながら生活安全対策が身につく心配りも流石です。さて私は午後から秋田市内で会合があったので、ごあい
さつだけの参加になってしまいました(残念!!)。で、そのごあいさつのお話は次のような内容です。


 「年齢には実年齢と精神年齢があります。実年齢は1年1歳ずつ進みます。でも精神年齢はそうではありません。例えば辛いことや悲しいこと、心配ごとが多い人は、精神年齢の重ね方が速くなります。1年に2歳も3歳も進むことがあるそうです。逆に楽しいこと、夢や希望で心が満たされている人は、精神年齢が重なりません。それと、何か悪いことが起こるんじゃないかと、いつも心配している人がいますが、本当に起こる確率はかなり低いと言われています。むしろ考えることが、良からぬ状況を引き込むと言う研究者
もいます。若さの秘訣は、小さな幸せでも大きく喜ぶこと、そして起きていないことをクヨクヨ心配しない心がけです」。

 実はこのお話は、私が毎日毎日、自身に言い聞かせていることです。皆さんにも参考になれば幸いです。

ウォークラリー大会を開催中です

 仙北市は清々しい秋空です。今日は「ねんりんピック秋田2017・リハーサル大会」として、仙北市でウォークラリー大会を開催中です。

 来年の全国ねんりんピックは秋田県が開催地ですが、仙北市は全国からウォーキング愛好者に参加をいただくウォークラリーの会場に選定をいただきました。そのプレ・イベントで全県から12チーム(市外からは大館市・潟上市・八郎潟町)にお集まりをいただきました。
 オープニング会場は角館高校駒草キャンパス体育館、田沢湖龍神太鼓やフラダンスが披露されて、またお祭りが始まったかと思うくらい賑やかです。そして皆さんとても楽しそう。

 どうかご町内でゼッケンを付けて歩いている人を見かけたら、激励をお願いします。

2016年9月10日土曜日

「全国肢体不自由児者父母の会」に参加

角館のお祭りが、無事に終わりました。本当にありがとうございます。皆さんのおかげです。様々な声が届いています。また機会を見つけて、皆さんにお伝えします。

 さて写真は、先ほど始まった「全国肢体不自由児者父母の会」連合会東北ブロック会の様子です。仙北市で開催いただいたので、皆さんをお迎えしながら、シンポジウムにも参加しています。ご講演中の方は、社会福祉法人・秋田希望福祉会理事長の菅原三朗さんです。菅原さんは全国連合会で副会長まで務め、昭和40年台には全国大会を秋田に誘致しました。今も肢体不自由児者を応援し続ける菅原さんの言葉は、シンプルでストレートです。

 「障害があろうがなかろうが支え合って生きる、それが人間社会だ。養護学校(支援校)で治療と教育を受けて、その時期はいいが、アッと言う間に大きくなる。大きくなってから慌てても遅い。その時、親子の信頼関係が問題になる。いくら小さくても、親がどんなふうに自分を愛しているかどうかは分かる。親はとにかく学校活動、PTA活動に参加することだ」と。さらに肢体不
自由児者には3つの壁があると続けます。「1つ目は法律の壁(日本は高齢者福祉に偏りが大きい)、2つ目は物理的な壁(段差解消など)、3つ目は意識の壁(偏見など)。3つ目が最大の敵だと思う」と。
 
 たくさんの気づきをいただきました。

2016年9月9日金曜日

FMあきたのモーニングアップ・フライデー

 今朝はFMあきたのモーニングアップ・フライデーに電話出演しました。なので写真は前回のものです(イメージをお伝えしようと思いまして…)。お話しした内容は、田沢湖マラソンと100キロチャレンジマラソン、生保内節全国大会、そして今日の未明まで続く角館のお祭りです。ラジオを聞かなかった皆さんのために、簡単に内容をお知らせします。

    田沢湖マラソンは9月18日(日)の開催です。現在のところ参加ランナー数は約5500人、ゲストランナーはオリンピックで大活躍した土佐礼子さん(豪華だなあ)。当日参加枠も若干あります。この田沢湖マラソンは国際マラソンを目指し、台湾高雄市の高雄マラソンと姉妹マラソン化を目指して、目下準備中とお話ししました。100キロチャレンジマラソンは9月25日(日)、角館と鷹巣間で競い合います。50キロとあわせて約1500人の参加です。まさに鉄人レースです(すごいなあ)。国道105号沿いのマリーゴールド(仙北市西木地区)、地域の皆さんのサポートや応援風景など、見せ場は多数です。生保内節全国大会は9月24日(土)から25日(日)の2日間で開催します。場所は仙北市市民会館。入場料は無料です。2日間にわたり「これでもか!」と生保内節に浸ることができます。一般の部は135人、年少の部は34人がエントリーしています。ぜひご来場ください。

    そして角館のお祭り。ラジオパーソナリティの保泉さん(角館の出身です)曰く。「私が参加した当時から35年が経っています。今年、思いも新たに半纏や雪駄を購入し、7日に一度参加し、今日も夜からまた行きます。お祭りがすごく進化したように感じました。曳山の運行は安全委員が四方八方、曳山の下まで確認してから動き出す様子、ゴミの清掃担当者がいてゴミ拾いしながら動くのも感動しました。昔はやんちゃなお祭りのイメージでしたが、泥酔者の排除や若者のマナー対策など、そうとう進化したと思います。一部にはお祭りがおとなしくなったとのお話も聞きますが、私は今のお祭りの在り方を支持します」と言ってくれました。ありがとう!。
 安全対策がしっかりと機能するよう、さあて頑張るぞ!。

2016年9月7日水曜日

角館のお祭りが始まりました

 角館のお祭りが始まりました。正式名称は国指定重要無形民俗文化財「角館祭りのやま行事」です。角館總鎭守・神明社の祭典(9月7日と8日)、成就院薬師堂の祭典(9月8日と9日)により、角館のお祭り期間は7日から9日までとなっています。
 今年は、武者人形や歌舞伎人形をのせた16台の曳山(ひきやま)が町内を巡行します。曳山には笛・大太鼓・小太鼓・鼓・摺り鉦・三味線等の奏者と美しい秋田おばこが乗り込み、「お山囃子」(おやまばやし)を奏でながら艶やかに手踊りを披露します。激突(やまぶっつけ)は、曳山同士が通行権を主張し合う「交渉」が決裂した際の行為です。昨年の事故以降、多くの場面でお祭りのしきたりを検証・学習し、安全対策を講じて来ました。ぜひ皆さんに、その成果をご覧いただきたいと思います。お誘い合わせの上ご来市ください。

2016年9月3日土曜日

市政報告ダイジェスト【個別事項その④】

【個別事項その④】
●水稲の生育状況について… 28年産の水稲生育状況は、田植え以降が比較的好天で推移したことから順調に生育し、平年並みの8月3日に出穂期を迎えた。8月19日現在、管内の定点調査の結果では穂数・着粒数とも平年をわずかに下回る程度で、今のところ平年並みの作柄だ。出穂期以降は高温の日が続き、斑点米カメムシ類の活動が活発になると予想がある。JAや関係機関等と連携し、適期防除の啓発活動に務める。


●第10回大仙・仙北・美郷畜産共進会について… 7月12日、大仙市のささくら公園で「大仙・仙北・美郷畜産共進会」が開催され、第1部1類で佐藤操さん(西木町)の「第86うるしばら号」が優等賞と秋田県知事賞を獲得し、第1部6類で相馬勲さん(角館町)の「におう272号」が優等賞を獲得した。「におう272号」は、8月21日開催された「第11回全国和牛能力共進会秋田県出品対策共進会」で優等賞を獲得してる。来年9月に宮城県で開催の「全国和牛能力共進会」では、秋田県代表として出品されるものと期待している。

●熊の人身被害について… 8月10日、市内で農作業中の男性が熊に襲われ大けがを負う被害が発生した。ただちに鳥獣被害対策実施隊へ現場周辺の巡回要請をし、併せて市民への注意喚起・出没情報の周知を図った。今年は熊の人里への出没が多く、8月末までに昨年度の倍にあたる112件の目撃情報があった。鳥獣被害対策実施隊による熊の捕獲も既に昨年度の倍の23頭だ。この秋は山の木の実やブナの実等が不作と聞く。被害防止のため11月の猟期開始まで関係機関と警戒を強化する。鳥獣被害対策実施隊等に係る費用について補正予算案に計上している。

●都市計画道路岩瀬北野線整備事業について… 都市計画道路岩瀬北野線整備事業は、平成28年度完成予定だったが、国からの交付金が不足している現状だ。現状では国の大型補正を想定し、最終予算の確保のため8月1日、国土交通省都市局長・国土交通省東北地方整備局長へ再度の要望活動を行った。

●市立角館総合病院の改築事業と病棟機能について… 病院改築事業の本体工事は全てのコンクリート工事が終了した。今は内部仕上げ工事に取りかかっている。進捗率は8月末現在で74%だ。新病院開院時期は平成29年4月初めとしたい。また現在の7対1入院基本料維持のため、平成28年9月より一部病棟を回復期リハビリテーション病棟に移行した。今後も急性期医療を中心に地域から求められる役割・機能をしっかりと果たす覚悟だ。

市政報告ダイジェスト【個別事項その③】

【個別事項その③】
●B型肝炎ワクチンの定期接種化について… 10月1日からB型肝炎が定期予防接種の対象疾病となる。対象者は平成28年4月1日以降に生まれた0歳児で、1歳になる前に3回の接種を終える必要がある。広報掲載や対象者個々への通知、赤ちゃん訪問時の説明などで周知徹底を図る。


●観光大使の任命について… 8月6日、田沢湖ハーブガーデン・ハートハーブを会場に、9人目の観光大使として青山学院大学副学長の橋本修氏を任命した。仙北市の魅力紹介等の誘客活動、観光振興を基軸としたまちづくりへの提言、また青山学院大学と仙北市の包括連携協定の橋渡し役もお願いしている。

●それぞれの夏祭りの開催状況について… 8月6日に開催されたたざわ湖龍神まつりは、昨年の倍の1万人の皆様で賑わった。双龍の出会いは、多くの大学生や地元企業・市役所職員の手を借りて実施できた。ありがたかった。8月15日は角館の送り盆行事・ささら舞が開催された。夜の部は雨となり、一時は仙北市角館中心市街地活性化支援センター「かつらぎ」に会場を変えた。ご覧になった方々には、お盆行事を十分ご堪能いただけたと思う。8月17日は戸沢氏祭りだったが、台風の影響でお家行列は中止、ステージ発表と花火大会は予定通り開催できた。

●角館祭りのやま行事の実施体制について… 角館のお祭りは新しい組織で開催となる。実行委員会・責任者会議・お祭り保存会・張番協議会・観光協会・商工会・警察・消防との協議を重ね、安全を第一に準備を進めている。今年から実行委員会の内部に安全委員会が立ち上がった。市長は実行委員会の顧問という立場、市役所は各セクションが実行委員会に参加している。これまで以上に連携し、市としての責任を全うする。

●秋田発・子どもふるさと交流推進事業について… 8月5日から7日までの3日間、宮城県女川町立女川小学校の女子ミニバスケットボールチーム10人が仙北市に滞在し、神代小学校や白岩小学校のミニバスケットボールチームとスポーツ交流を行った。仙北市農山村体験推進協議会の主催。

●仙北市産業振興推進委員会について… 7月27日、仙北市産業振興推進委員会を開催した。当日の会議では今後の委員会運営のあり方について協議し、各委員から市政発展の基礎となる産業振興に向け委員会の議論が今後の施策に反映できるよう、また一定のテーマを定め、経済の指標や動向等をしっかりと見据えて議論をしたい等、積極的な意見があった。これを受け、今後の委員会の開催経費に係る補正予算案を計上した。

●司食品工業への対応と企業誘致について… これまで法的措置を講ずることも視野に、誘致活動の経緯、双方の対応や市の支出経費等の精査分析を慎重に行ってきた。一方で、市として最も優先して取り組むべき事項は、造成済みの工業用地の有効活用、雇用創出と市民経済の向上に資する新たな企業の進出を実現することと考え、継続して県や関係機関の支援をいただき、新規の企業誘致活動に取り組んできた。その結果、東証一部上場企業でデバイス事業や環境エネルギー事業などを展開している都内の会社から、当該用地の活用に高い関心を持っていただく環境が整った。7月には私と副市長が本社を訪問し、8月には企業側から2回にわたって現地視察のご訪問をいただいた。現在は進出に向けた諸条件の具体的な協議を準備中だ。このタイミングで司食品工業の当該用地をめぐる事案を係争に持ち込むことは、現在の企業誘致にプラスにならないと考えた。現状下での提訴は見送りたい。

市政報告ダイジェスト【個別事項その②】

【個別事項その②】
●ほ場等のドローン空撮について… 7月22日、秋田県の「農林水産業おたすけドローン実証事業」で、市内1.5ヘクタール程度の水稲ほ場、また市営大覚野牧場内10アール程度の草地で、ドローン空撮が始まっている。水稲の生育状況を把握し、玄米タンパク質の推定や生育診断による追肥判定など、良食味生産に活かすことができるかどうか、草地では牧草の生育確認や草種判別に応用できるかどうかなどドローンで検証中だ。


●地方創生加速化交付金事業について… 市民参画によるドローンのまちづくりや、産業育成拠点の環境整備に向けて取り組む事業として、4つの事業を同時進行中。7月29日の「地方創生シンポジウム」には、200人を超える方々の来場をいただいた。農業分野や建設分野、測量関係者などから、ドローンの魅力と利便性に期待を寄せる感想が届いている。若者を中心に特区の利を活かした環境下で、産業と経済活動に取り組むことが必要。ホテル森の風田沢湖のグラウンド・ゴルフ場で開催した「ドローンスクール」には、市内外から小学生60人、父兄もあわせると200人程度の関係者に参加をいただいた。30日~31日に開催した「ドローン競技会」は、猛暑の中、アジア諸国の参加者も含めう。50人の選手、両日で約1,700人の入り込みがあった。国内初の国際競技会だったこともあり、運営や進行の遅れが目立った。関係者の皆様に深くお詫びを申し上げる。

●企業版ふるさと納税について… 6月に申請した「桜に彩られたまちづくり計画」が、平成28年度第1回の対象事業として、国から認定をいただいた。同事業は4月に「サクラの保全活動に関する協定書」を締結したインフォテリア株式会社(東京都)からの提案で、企業版ふるさと納税の認定第1号を目指し準備を進めてきた。

●地方創生に関する銀行の包括連携協定について… 9月1日付けで、仙北市指定金融機関の株式会社秋田銀行が、株式会社三菱東京UFJ銀行と「地方創生に関する包括連携協定」を締結した。仙北市の「近未来技術実証特区」等を活用し、新産業の創出がテーマの一つとなっている。この度の包括連携協定をテコに、新たな産業創出と企業誘致、移住・定住対策などの取り組みを連携して進める。

●消防訓練大会について… 7月16日、雄物川河川緑地公園で秋田県消防協会大仙仙北美郷支部消防訓練大会が開催された。小型ポンプ操法で4分団2班が3位、4分団3班が4位、8分団2班が5位に入賞、また4分団2班の齋藤弥稔さんが2番員として個人賞を受賞、また規律訓練は8分団が準優勝、10分団が8位、6分団が10位と、それぞれ好成績を挙げていただいた。

●山岳救助について… 7月17日、朝日岳山頂を目指した青森県などの男女9人のグループから、男性1人と女性1人が負傷し、救助を求める連絡が入った。翌18日の早朝より、仙北警察署・大曲仙北広域市町村圏組合消防本部及び角館消防署・仙北市総合防災課職員等が入山地点に現地対策本部を設置、県警ヘリ「やまどり」、県防災ヘリ「なまはげ」などの協力もいただき救助活動を行った。9人のグループのうち5人は、同日の夕刻ケガ無く無事に入山地点へ戻り、動けなくなった負傷者2人と付き添いで残った2人の女性は、20日に両ヘリにより救助されました。8月28日には、仙台市の男性49歳が駒ヶ岳阿弥陀池地内で道に迷い、救助を求める連絡が入った。しかし翌29日に自力下山した。
 
●抱返り渓谷転落事故について… 7月31日、抱返り渓谷の遊歩道で転落事故があり、鹿角市の75歳男性が亡くなった。


●山岳遭難合同訓練について… 8月9日、仙北警察署・大曲消防本部及び角館消防署、仙北市総合防災課の3者連携で山岳遭難合同訓練を実施。訓練会場は田沢湖スキー場黒森山で、現場本部訓練から航空隊による吊り上げ訓練を実施した。7月31日、8月11日の2日間は、仙北警察署との連携で秋田駒ヶ岳の登山者へ安全意識の高揚と事故・被害抑止を図る目的に、夏山登山安全啓発活動を実施した。9月2日は、仙北市・仙北警察署・大曲市町村圏組合角館消防署の3者合同で、遭難多発地帯踏査訓練を実施した。今後も3者連携の強化を図り地域の安心安全に努める。

●火災の発生について… 8月29日、田沢湖梅沢地区で火災が発生した。延焼面積は0.08平方メートルで住家の床下換気口が焼損した。

市政報告ダイジェスト【個別事項その①】

【個別事項その①】
●発注・契約担当者研修会の実施について… 8月23日、田沢湖庁舎を会場に、公正取引委員会職員を講師に「発注・契約担当者研修会」を開催。工事や委託業務の発注・契約に携わる職員や管理職員を中心に50名の職員が受講した。


●観光ホテル建設事業の申請について… 株式会社町家ホテルから、第2期事業として「観光ホテル建設事業」の地総債の申請を受理した。事業総額は4億700万円、うち借入希望額は1億6,800万円。客室数は40室(ツイン23室、ダブル12室、シングル5室)、収容人員は69人。稼働予定日は平成29年4月1日を予定。

●統合庁舎建設用地の用地について… 7月8日の臨時議会で補正予算が可決後、7月19日から有限会社中央市場を訪問し仮契約に向けた交渉に着手。特約事項の「市役所の位置を定める条例の一部改正議案」、「議会の議決に付すべき契約及び財産又は処分に関する条例第3条に規定する財産取得議案」の両議案の可決が本契約の条件となる旨を説明。8月4日から価格交渉に入り8月10日に仮契約を締結。金額は土地代金として2億4,999万6,751円、移転補償費として4,150万円、合計で2億9,149万6,751円。1平方メートル当たり平均単価は19,784円。

●男女共同参画社会づくり関連事業について… 7月15日、田沢湖総合開発センターで、群馬県立女子大学の佐々木尚毅教授と、男女共同参画あきたF・F推進員の佐々木美奈子氏を講師に、「超少子化社会が問う地域の未来~明日を生き抜く逆転の発想~」と題した基礎講座を開催。また市内在住者1,600人(無作為抽出)と、市内事業主に対し、女性の活躍推進アンケート調査を実施。調査内容は、女性が職業を持つことの意識や育児・介護・昇進・男性の働き方について意見を伺うもの。回答は現在集計中。

●田沢湖クニマス未来館新築工事について… 実施設計の瑕疵が原因で、入札公告ができない状態となっていたクニマス未来館新築工事は、株式会社渡辺佐文建築設計事務所から設計の違算によって生じた「遅延に伴う費用の弁償その他について、市の損害に充当する費用を支払うことを誓約する」との申し入れや、その後の双方の協議で損害賠償に関する覚書を締結(8月26日付け)。施設のオープンが遅れることで生じる遅延損害金などのほか、実施設計委託料相当額及び設計の変更に係る工事費相当額の損害賠償を条件に合意。今後速やかに建築工事の入札手続きに入り、入札結果を踏まえた請負契約の締結議案を追加提案したい。

●「イニシアチブNipponプロジェクトについて… 7月16日、サンルーラル大潟を会場に、「一般財団法人・未来を創る財団」の主催で、定住外国人の受入れビジョンや適切な対応・方策をテーマに提言・議論を行った。仙北市は目指す将来像の「小さな国際文化都市」実現のため、「外国人が市内への定住者・生活者となる視点を持ち、行政も地域も受入環境を充実することが大事」と提言した。私は人口減少対策として移民政策の議論が必要と考えている。

●アセアン次官級会合の受入について… 7月25日、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟10カ国の政府次官級要人と、関係者一行50人に仙北市を訪問いただいた。内陸縦貫鉄道の車両内で秋田県歓迎レセプションを行ったほか、田沢湖や武家屋敷などを視察いただいた。東北では仙北市が初めての開催だった。

●路面性状モニタリング実証実験コンソーシアムについて… 7月20日、国土交通省・秋田県・仙北市・リコーICT研究所による「路面性状モニタリング実証実験コンソーシアム」を立ち上げた。特殊なカメラで道路のひび割れなど性状をデータ化し、効率的な道路の管理手法を確立したい。国道や県道などの各管理機関が協働し、仙北市が新しい技術の開発拠点となり得る第一歩だ。

市政報告ダイジェスト【全体事項その①】

 昨日から仙北市議会9月定例会が開会しました。以下は冒頭に行った市政報告のダイジェスト版です。

【全体事項その①】
●温泉の不調と対策の状況について… 8月28日と9月1日、カラ吹き源泉からの引湯管に不調があり、業者からの協力をいただきながら対応した。9月1日の作業は翌朝までかかりホテル・旅館等に配湯できている。現在進めている新水沢源泉からの引湯をできる限り早める。それまでの対応を慎重に行う。


●台風10号について… 市は30日午前10時に仙北市災害警戒部を立ち上げ、最高レベルでの警戒態勢で対応した。被害は倒木と一時通行止め程度で済んだ。3世帯4名の方々が市設営の避難所に自主避難したが、30日の午後9時頃には全員帰宅している。

●台湾トップセールスについて… 8月22日から26日の5日間台湾を訪問した。「アジア国際温泉サミット」は仙北市も開催地となり得ることを確認。今後も協議を継続する。「高雄マラソンと田沢湖マラソンの交流」は、姉妹マラソン化を進めることで好感触だった。来年の「澄清湖と田沢湖の姉妹湖協定30周年の記念事業」は、台湾側関係者が仙北市を訪ねたいとの発言をいただいた。さっそく準備に取りかかる。また台湾政府外交部亜東関係協会と懇談した際に指導のあった「台湾語を話すスキー指導者のたざわ湖スキー場への招致」は、帰国直後から関係機関と相談を始めている。

●白岩大名行列について… 8月15日、白岩大名行列が18年ぶりに復活した。大変頼もしく嬉しい。地域の取り組みを高く評価ししている。このような活動が市内全域に拡大できる環境づくりに努める。

●芝浦電子系列会社の事業拡張について… 株式会社角館芝浦電子(角館中川地区)から、事業拡張のため中川児童館用地の使用について要望を受けた。地元と方々と協議を重ね、中川児童館を10月1日付で廃止(9月1日から中川小学校内へ放課後児童クラブ移行)し、児童館の解体工事を行いたい。また株式会社東北芝浦電子(生保内下高野地区)から、事業拡張に伴う駐車場用地に隣接する市有地を使用したい旨の要望書を受けた。集落の理解を得ながら会社と協議を進めたい。いずれも事業拡張に伴い社員の採用を増やす予定で、市内の雇用増加につながると期待している。

●平成27年度の一般会計決算について… 歳入総額は191億8,590万1千円、歳出総額は186億305万5千円、歳入歳出差引額は5億8,284万6千円の黒字だ。翌年度へ繰り越すべき財源総額3,731万円を差し引いた実質収支額は、5億4,553万6千円の黒字だ。経常収支比率は91.7%で昨年度比0.5ポイント悪化したが、経常一般財源比率は96.1%で1.3ポイントの改善、公債費比率は8.9%とで1.9ポイントの改善、公債費負担比率は17.4%で3ポイントの改善ができた。今議会の一般会計補正予算は、補正額は5億4,780万7千円で、これに既定予算を加えると201億1,780万6千円となる。主な事業としては、社会保障・税番号制度システム整備費、教育・保育施設給付費、浄化槽設置整備事業費、国民健康保険特別会計神代診療施設勘定繰出金、し尿処理場管理運営費、ごみ処理場管理運営費、花葉館施設整備事業費、中小企業活性化支援事業費補助金、みちのく三大桜名所プロモーション強化事業費(観光復興対策交付金)、インバウンド横軸連携受入整備事業費(観光復興対策交付金)、インバウンドサイクリングコース活用事業費(観光復興対策交付金)、温泉事業会計補助金、冬期交通対策費などだ。

農業試験場の参観デー

 昨日と今日の2日間、県農業試験場は「農試参観デー」を開催しています。テーマは「しこたまいいね!秋田のブランド農産物」。館内では農業技術セミナーや農業高校研究発表、農業何でも相談、作業体験、協賛団体・企業の展示販売など…。また公開ほ場では水稲新品種「つぶぞろい」や、トルコキキョウの抑制栽培実証、エダマメ新品種育成状況など、農業県あきたの最先端を体験できます。

 個人的に嬉しかったのは、スイカの新品種「あきた夏丸チッチェ」の試食会。まあ甘くて本当に美味しい。大館の東光鉄工さんは農業用ドローンを出展し、高校生の質問攻めにあっていたり、それに大好きな皆さんにもたくさんお会いできて。照井義宣・試験場長、全農の児玉徹さん、試験場の吉尾聖子さん、JAの泉牧子さん、うちの息子…などなど。佐々木三知夫さんにも久しぶりでした。

 それにしても、すごい人の参観者です。しかも若い皆さんが多いように見えました。「出てこい次代の秋田農業人!」でしょ。

第20回山田敬蔵杯グラウンド・ゴルフ交歓大会

 第20回山田敬蔵杯グラウンド・ゴルフ交歓大会です。市内県内はもちろん、岩手県の滝沢市や雫石町からも参加をいただき、総勢約300人です。会場は日本協会公認を受ける角館温泉の花葉館。空はブルーで、コースはグリーン、ああ休日だあ!!。

 山田敬蔵さんと言えば、往年のオリンピック選手(マラソン)です。「えっ?、何でその山田さんが仙北市のグランド・ゴルフ大会と関係あるの?…」と不思議がる方もおいででしょう。その辺りのことを、本大会会長の高橋達さん(仙北市GG連盟会長)に聞きました。高橋さんは「山田敬蔵さんは田沢湖生保内にあった料亭・六三郎のお爺ちゃんと満州で一緒だったそうです。そのご縁があって田沢湖マラソンに何度もお越しをいただきました。だいたいマラソン前日には秋田に入っていて、時間がもったいないので体を動かそう、グラウンド・ゴルフをしよう…。それが定着して、カップまでいただくようになり、この大会に成長しました」と教えてくれました。

 何事も、やはり人のご縁です。

2016年9月2日金曜日

ドローン・アジアカップの話題が世界へ

 市議会が始まりました。議場にはエアコンがないので室内温度はうなぎ登りです。ところで写真は読売新聞の英字新聞です。世界中に発刊されています。この紙面に、7月30日~31日開催の「ドローン・インパクトチャレンジ・アジアカップ2016」(会場:ホテル森の風たざわ湖)が記事紹介されていました。ご覧の通り見開きです。日本語にすると「静かな秋田の町にドローンレースの羽音」かな?。お陰様で、国内外から今回のアジアカップについて問い合わせがあります。次のアクションが大切です。

2016年9月1日木曜日

ダウン禁止!

 9月に入りました。早いなあ。9月はまたまた皆さん大忙しかと思います。子ども達もあっちこっちで大変です。市役所もバタバタです。
 明日から市議会9月定例会がスタートし、以降は行事だけでもグラウンドゴルフ交歓大会、角館のお祭り、ねんりんピック・プレイベントウォークラリー、各学校学習発表会、田沢湖マラソン、100キロチャレンジマラソン…と続きます。稲刈りや各種事業説明会も始まります。内部的には議会との協議や、来年度の人事対策・予算準備も具体作業に入ります。政策の見直しや強化、県や国への事業要望もあります。大切な市民の皆さんからのご意見や苦情への対応は毎日です。誠意を持って、熱意を持って!
 さあ皆さん、ダウン禁止!。9月も燃えましょうぞ!

※写真はイメージです。左側の人にはなりたくないなあ。