2016年9月3日土曜日

市政報告ダイジェスト【個別事項その④】

【個別事項その④】
●水稲の生育状況について… 28年産の水稲生育状況は、田植え以降が比較的好天で推移したことから順調に生育し、平年並みの8月3日に出穂期を迎えた。8月19日現在、管内の定点調査の結果では穂数・着粒数とも平年をわずかに下回る程度で、今のところ平年並みの作柄だ。出穂期以降は高温の日が続き、斑点米カメムシ類の活動が活発になると予想がある。JAや関係機関等と連携し、適期防除の啓発活動に務める。


●第10回大仙・仙北・美郷畜産共進会について… 7月12日、大仙市のささくら公園で「大仙・仙北・美郷畜産共進会」が開催され、第1部1類で佐藤操さん(西木町)の「第86うるしばら号」が優等賞と秋田県知事賞を獲得し、第1部6類で相馬勲さん(角館町)の「におう272号」が優等賞を獲得した。「におう272号」は、8月21日開催された「第11回全国和牛能力共進会秋田県出品対策共進会」で優等賞を獲得してる。来年9月に宮城県で開催の「全国和牛能力共進会」では、秋田県代表として出品されるものと期待している。

●熊の人身被害について… 8月10日、市内で農作業中の男性が熊に襲われ大けがを負う被害が発生した。ただちに鳥獣被害対策実施隊へ現場周辺の巡回要請をし、併せて市民への注意喚起・出没情報の周知を図った。今年は熊の人里への出没が多く、8月末までに昨年度の倍にあたる112件の目撃情報があった。鳥獣被害対策実施隊による熊の捕獲も既に昨年度の倍の23頭だ。この秋は山の木の実やブナの実等が不作と聞く。被害防止のため11月の猟期開始まで関係機関と警戒を強化する。鳥獣被害対策実施隊等に係る費用について補正予算案に計上している。

●都市計画道路岩瀬北野線整備事業について… 都市計画道路岩瀬北野線整備事業は、平成28年度完成予定だったが、国からの交付金が不足している現状だ。現状では国の大型補正を想定し、最終予算の確保のため8月1日、国土交通省都市局長・国土交通省東北地方整備局長へ再度の要望活動を行った。

●市立角館総合病院の改築事業と病棟機能について… 病院改築事業の本体工事は全てのコンクリート工事が終了した。今は内部仕上げ工事に取りかかっている。進捗率は8月末現在で74%だ。新病院開院時期は平成29年4月初めとしたい。また現在の7対1入院基本料維持のため、平成28年9月より一部病棟を回復期リハビリテーション病棟に移行した。今後も急性期医療を中心に地域から求められる役割・機能をしっかりと果たす覚悟だ。

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