2024年4月27日土曜日

大谷翔平は坂本龍馬


 ABS秋田放送「えび☆ステ」今週のひとこと。湯沢市の川連蒔絵グラスが素敵でした。これでお酒を飲んだら美味しいだろうな。そして初めてのモノマネは坂本龍馬の…。

 蒔絵工房五兵衛の8代目・加藤尚人さんは、伝統技法を今に伝える蒔絵師です。テレビで紹介させていただいたガラス器の酒坏は、器底に竿燈や花火の絵柄があって、金の下地でお酒と一緒に揺らめいて素敵です。見て楽しみ、飲んで楽しみ、酔って楽しみ…。飲み過ぎにはご注意ですね、楽しくて寝不足になってしまいそうですねと言って思い出しました。心のお師匠さま坂本龍馬の言葉です。これを土佐弁もどきのモノマネでご披露しました。「疲れっちょると思案も滅入る。よう寝ると猛然と自信が湧くぜよ」…。

 すると多可享子さん、「それ大谷選手も同じですよ。睡眠が大切だって」と受けてくれました。なるほど、あの2人は同じなんだ…。

2024年4月26日金曜日

今日は芽が出るかも


 写真は10日前にまいたバタフライピーの芽。昨年より少し時間がかかったようです。でも大丈夫、芽はきっと出ます。昨日は出なくても、今日は芽が出るかも…。

 昨日まで無理だったことが、今日はできた経験があります。小さい頃は、昨日まで乗れなかった自転車に、今日は乗れるようになった。若い頃は、昨日まで書けなかった書類が、今日は書けた。最近は、昨日より今日は遠くまで歩けるようになった…。昨日までできないことも、今日はできるようになる、明日はできるようになる、そう思えば楽しくなります。

 さて、バタフライピーの発芽が遅くなった要因は、実に現実的です。じっけん農場の育苗ハウスのビニールかけが遅くなったこと。これです。温度が足りなかった…。何事も熱が必要です。さあ頑張りましょう。

2024年4月25日木曜日

パワースポットの旅


 昨年末、生放送中のタロット占いで死神カードを引いた私。「面白かったですー!」と視聴者の皆さまには喜んでいただけましたが、局内から「何かバックアップ企画が必要かも」と…。

 ご心配の声があったようです。本人はとっくに忘れていました。でも…、もしかしたら最近の花粉症、ギックリ腰、こむら返りなどは、死神のシワザだったか?(ないない!)。ともかく、そんなわけで昨日のロケ「健康を整えるパワースポットの旅」になりました。場所は出演の菅原咲子アナが生まれ育った由利本荘市内です。編集が終わらないとオンエア(今週土曜日17時55分からの土曜LIVE!あきた)は分かりませんが、取材先は岩館のイチョウ、ボツメキ湧水、折渡の千体地蔵、そして牛和華(高級焼き肉店)の4ヶ所。大樹パワー、清水パワー、信仰パワー、サーロインパワーを体の隅々まで充填し、まるで新生児のようにツヤツヤな心と体になったような気がします。

 さらに、個人的に立ち寄った斎惣商店(大判焼き)、本荘公園(ウォーキング)も素晴らしかった。時間があったら温泉にも入りたかったなあ…。

2024年4月22日月曜日

たつこの掃除


 「湖畔の桜は咲いていますか」と問い合わせをいただき、確認に出て撮った1枚。ほとんど波がなく逆さ秋田駒もくっきり。でも田沢湖は夜になると風が出て渚を洗います。これを…。

 たつこの掃除と呼びます。たつこが昼間に投げ捨てられた紙くずや木の葉、枝などを湖底に運び寄せ掃除をするのだと…。また湖岸の白砂や金物を湖中に投げ入れると、きまって雨が降るとも伝わっています。どちらも最近は余り聞くことがありませんが、昔は湖畔に住む皆さんが口にしていたことです。

 本当に美しい湖です。

2024年4月21日日曜日

こ、腰が…


 じっけん農場の耕起作業。天気もいいし春風に吹かれて、絶好の農作業日和です。ただ辛いことはギックリ腰で…。トラクターのロータリーが土を砕く振動で、こ、腰が…。

 あれは先週のお話し会。会場が2階だったのでザックを背負い、プロジェクターを持って階段を登っていて、アレっ?みたいな違和感を感じました。その時は大丈夫だったのに、翌日お布団から起き上がれず、それでも日課の2万歩ウォーキングをこなし(実は以降も毎日)、でも車の乗り降りや振動、咳・クシャミ・笑い…、こんなことが痛いんです。ギックリ腰は重いものを持った時になると思っていたら、友人の奥さまなどは、スーパーで小さなお刺身トレイを持っただけでなったと笑っていました(面白いお話しですが笑えません…)。はい、初めての経験です。

 いつまで痛みが続くのか、明日からのアレコレは大丈夫かなあ…。

2024年4月20日土曜日

カッパは龍の成れの果て?


 大仙市刈和野でお話し会。「辰年に龍のこと」と題し、雄物川の洪水と大綱引き、カッパと龍の関係など、これまでの取材記録から持論をご披露しました。あの柳田國男さんは…。

 民俗学者・柳田國男さんは、「妖怪は神の零落した姿」と指摘しました。この分析で言えば、龍の成れの果てがカッパと言うことになります。でも…、今回のお話し会で、私は「カッパの上司が龍です。カッパは人間界に共生する龍の使い手のような存在です」とお話しました。十返舎一九が描いたカッパと尻子玉(大江戸化物細見)には、カッパが人間から尻子玉を引き抜き、それを自慢げに見せる図があります。確かに尻子玉はカッパの好物ですが、そこには自分が食べるか、または龍神のご機嫌伺いで献上する…みたいな記述があって、2者の力関係を推測することができます。

 いえ、これがお話し会の中心ではありません。浮島神社と大綱引きのこと、その大網が私には龍に見えること、洪水を鎮めた人柱伝説、太郎とたつこの伝説などなど…、アッと言う間の1時間でした。皆さんご静聴ありがとうございました。

2024年4月19日金曜日

おせっかいもありがたい


 ABS秋田放送「えび☆ステ」今週のひとこと。良かれと思った行動が、相手には迷惑だったり怖がられたり…。人との距離感が難しい時代に、大好きな男鹿では昔ながらの…。

 酒井アナが訪ねた男鹿市北浦。ご登場をいただいたのは、元大工さんで趣味工房を主宰する浅井さん、すぐご近所で食堂シャッポーを切り盛りする鈴木さん、そしてお菓子の老舗・金栄堂4代目の鈴木(久)さん。お互い物理的にご近所と言うこともあるでしょうが、言いたい放題に言い合える信頼関係が、「おせっかいもありがたい」と思わせる要因になってる様子。一歩間違うと余計なお世話になります。相手の受け取り方もあって微妙ですが…。

 おせっかいオジサン・おせっかいオバサンが活躍するには、先ず信頼関係を構築する時間と手間が必要です。ここを省略してはいけません。

2024年4月18日木曜日

きりたんぽの力


 初めてのランド・オペレーター業務で、フィリピンからお客さまをお迎え中です。手配することで気づくこと、見過ごしていた秋田の魅力を再発見しています。何よりお客さまの…。

 表情が気になって仕方ありません。本当に喜んでいるのか、他に気になっていることはないのか。そんな中で、やっぱり間違いないのが手作りきりたんぽでした。今回はお昼のメニューでしたが、ご飯を炊いて作って楽しく、食べて美味しい秋田の定番料理。囲炉裏に鍋をかけ、きりたんぽを手でちぎって投入するまで、すべて体験型アトラクションのようなワクワクが続きます。きりたんぽは味噌たんぽにも変身して、串を持って一緒に食べると親近感が芽生えるのも不思議な現象です。

 今日のお客さまにも喜んでもらいました。その後の着物の着付け、武家屋敷の人力車遊覧、地酒の飲み比べ、農家民宿の夕ご飯、家族交流…。本当に楽しそうで良かったです。そして、そんなお客さまを見ると私たちも楽しくて…。

2024年4月17日水曜日

自分の歩幅で…


 ご縁をいただき、さくら国際高等学校・秋田キャンパスの入学式に参列しました。同校は今春秋田市山王に開学した通信制・単位制・普通科の高等学校です。ワクワクしました。

 各学年に合わせて33人が入学、総合進学コース・クリエイトコース・ペットアニマルコース・eエデュケーションコースの4コースで学習がスタートします。入学式には著名な来賓の皆さんから、心に響く多くの祝福がありました。「若い時の回り道や寄り道は財産です。これからも自分にあった歩幅でゆっくり進んでいいんです」。「成功を続ける、エリートを続けることは不可能です。挫折があなたを強く魅力的にします」。「かくあるべきの呪縛から解放されて、自分の生きる軸を見つけてください」。自分の歩幅で…、いい言葉です。

 教職員の皆さん、保護者の皆さん、子どもたちの未来を応援してください。みんな、頑張れ〜!。

2024年4月16日火曜日

種まきをしました


 朝日の中、バタフライピーの種まきをしました。この花の天然青系色素が、田沢湖ブルーの再現に欠かせません。しっかり畑で花を育て、今年も多くの皆さまに田沢湖ジェラートを…。

 召し上がっていただきたいと思います。この2年間で花の栽培ノウハウ、また花を摘んだ後の乾燥の仕方など、必要な次術は何とか習得することができました。安定的に栽培できるので、ジェラートの製造も不安なく進められそうです。

 世界で無二の湖水色・田沢湖ブルーにこだわったジェラートに続き、バタフライピーを使った新商品のアイディアも…。お楽しみに。

2024年4月15日月曜日

女性性と男性性


 大仙市の地域婦人団体連絡協議会(寺田要子代表)でお話し会。限界感のある男性性の社会システムを転換し、女性性を生かした新たな価値創出が必要ではないかと…。

 女性性と男性性は身体的な女性と男性ではなく、心理的・精神的な幾つかの特徴を示す考え方です。例えば女性性は受容力・包容力・調和力・感性力などが、男性性は攻撃力・支配力・決断力・評価力などが高いと言われています。女性性は女性に、男性性は男性に高いことはありますが、それだけではなく、1人の人間の中に幾つもの特徴が同居しているのが普通です。それで…、コロナ禍以前は都市の優位性、物質経済(見えるもの)が成長エネルギーでしたが、コロナ禍以降はだいぶ状況が変化し、田舎の疎の安全性、感性や物語力(見えないもの)が成長の新エンジンになるのでは…、みたいなお話しやカッパのこと、地元の不思議な伝説などを紹介しました。

 地域婦人団体はたぶん…、次代を生み出すインキュベーターです。

2024年4月14日日曜日

桜の精


 仙北市角館の武家屋敷通り。桜まつりは明日からですが、プレイベントでライトアップも始まっています。350年以上も昔、京都から嫁いだ姫が持ち込んだ枝垂れ桜は…。

 苗木が3本だったと伝わっています。それが今では400本を数えるまでに増えました。姫が京都を旅立つ前夜、姫のもとに桜の精が現れ一緒に連れて行って欲しいと懇願した…、そんな興味深いお話しもあります。その枝垂れ桜もソメイヨシノも、あと少しで見頃を迎えそうです。

 それで先ほど、昼の喧騒をさけて静かな夜を歩いてみました。向こうの古木の枝に、何やら桜の精を見たような…。

2024年4月13日土曜日

必要ですか?


 久しぶりにジャケットとワイシャツ姿でお仕事。でもワイシャツの袖丈が長く、ジャケットの袖口からハミ出で気になります。専用のアームバンドは高額だし、そこで思いつきました。

 女性が髪を結ぶ時に使う、あの輪ゴム(写真)で代用しよう。さっそく100円ショップで物色開始。ところが見つけることができません。お仕事の時間も迫ってきて…、それで店員さんに聞いてみました。「あの、髪を結ぶヘアゴムはどこでしょう」。声をかけられた店員さんから、戸惑いの気配を感じました。心の中で「えっ?、必要ですか?」と呟いたに違いありません。しかし彼女はプロです。にこやかに「こちらです」と…。

 今日はジャケットにワイシャツだったので、帽子を被っていませんでした。それに買って着けてみましたが、腕が太くて苦しくて…。世の中なかなか上手く行きません。

2024年4月12日金曜日

笑って笑って


 ABS秋田放送「えび☆ステ」今週のひとこと。桜の開花情報にもワクワクしますが、すぐ傍らで咲く野辺の花も愛おしくて…。もう4月も半ばです。新入生さん新人さんは緊張から…。

 自身を少し開放してあげても良い時期ですよ。コミュニケーションには笑顔が一番。確かに楽しいことや嬉しいことが毎日あるわけもなく…。だから、自分から先に笑ってしまうんです。不思議なことに笑えば楽しくなるんです。あなたは気がついていないかも知れませんが、そこに咲く花や周囲の人から、あなたはたくさんの元気をもらっています。

 そのお返しに、あなたから花や人に声をかけるんです。そして最高の笑顔をプレゼントするんです。

2024年4月11日木曜日

カラ子先生すごい!


 くるみ割りのお手伝いで信頼関係を結ぶカラ子先生が、なんとも器用に杉のてっぺんで羽休めをしています。カラ子先生すごい!。いったいどんな体幹をしているのですか?。

 私は平場をウォーキングしていても躓きます。公園の平均台は3歩しか進めません。カラ子先生は涼しい顔で杉のてっぺんから私を見下ろしていますが、それは鳥族に備わった当たり前の技ですか?、それとも誰かに教わって体得した体幹ですか?。不思議なことに羽をバタバタさせてバランスをとっている様子もないし、身体の中にジャイロスコープとか埋め込まれているんですか?。

 カラ子先生、教えて!。

2024年4月10日水曜日

カタクリと花さき山


 仙北市西木町のカタクリ群生地で、陽なたのカタクリが咲き始めました。毎年この風景を見ると、齋藤隆介さんと滝平二郎さんの絵本「花さき山」を思い出します。その物語の中で…。

 山んばが主人公のあやに言います。「自分のことより、人のことを思って涙をこらえ辛抱すると、その優しさとけなげさが、こうして花になって咲き出すのだよ」と。そして絵本の花はカタクリにそっくりです。西木町のカタクリ群生は20ヘクタール(東京ドーム4.2個分)で全国屈指。最盛期には赤紫の花で栗林がうめ尽くされます。人の優しさで花が咲く里山…、たくさんの愛を感じてカタクリをご覧ください。

 写真は赤倉栗園(4月10日夕方撮影)。栗の根本にはキクザキイチゲ(菊咲一華)の白い花も群生していました。
※カタクリ群生の郷は4月12日から開園します。

2024年4月9日火曜日

さあ行くぞ!


 各地で様々な団体の新年度総会が続きます。そんな会議にお声かけをいただき、まちづくりや地域の伝説などお話ししています。事前に先々で取材をしたり図書館に入り浸ったり…。

 伝説の取材では高齢の方がいそうなお店に飛び込みます。床屋さんも近所の皆さんが集まっていて助かります。何か地元にお話しは伝わっていませんかと聞いて、お話してくれる人がお婆ちゃんの場合はほとんど使えます。お爺ちゃんのお話しは余り使えません(私の傾聴力のせいです)。何よりお婆ちゃんはイキイキしていて、聞いているだけで楽しくて…。

 写真は、地域婦人団体連絡協議会用に作ったイメージ映像。女性の皆さんの明るさや挑戦する姿が地域を元気づけていますよ…、そんなお話しができたらと思います。

2024年4月8日月曜日

トマトはどうして赤い


 スーパーの野菜売場や果物売場に行くと、沈んだ気持ちも上に向いて元気になれます。きっと色彩の力だと思います。緑、赤、黄色…。でもトマトはどうして赤いのか、私の答えは…。

 紫外線から自身(トマト)を守るため、赤の天然色素リコピンを増やしてトマトは赤くなる…、そんな理由ではなくて、ピーマンやブロッコリー、ほうれん草がどうして緑なのか、トウモロコシやかぼちゃ、パプリカ、ニンジンはどうして黄色なのか…、そしてトマトはどうして赤なのか…。緑も黄色も大事な色ですが、赤は人の血潮、生命を連想させる特別な色で、特に悩みや問題を抱えている時など、無意識に欲しくなるのが赤なんだそうです。そう言えば…、私もここ一番の時は真っ赤なパンツを着けていました。

 きっと、トマトは人を元気づけようと考えて赤くなった…、これが私の答えです。

2024年4月7日日曜日

メドツが出るぞ



 青森県八戸市の市立博物館にて。メドツはこの辺りの方言でカッパのことです。カッパから子どもたちを守ろうと、1976年に吹上地区の防犯協会と青少年協議会が看板を…。

 設置しました。その昔、看板の後ろを流れる水路にカッパが住んでいて、周辺で遊ぶ子どもたちに悪戯をする事件が頻発したそうです。それで看板で注意喚起をしたらしいのですが、その水路が埋め立てられてカッパもいなくなり、看板はその役割を終えて2015年に撤去されたとのこと。それを博物館が展示して今に至っています。

 何だかゾクゾクするお話しです。公共団体がカッパ注意の看板を設置した…、ん、いい!。

2024年4月6日土曜日

あと1年…


 昨日、ディズニー社がスター・ウォーズ最新作の全米公開日を正式に発表しました。「マンダロリアンとグローグー」(原題)は、来年5月22日スクリーンに登場します。あと1年…。

 スター・ウォーズが大好きです。本編3部作の第1話(シリーズ第4話)「新たなる希望」の公開は、今から47年前で私は高校生でした。それからシリーズは映画館で全鑑賞、最近は公式動画配信サービス(Disney+)でアソーカに没入し、もちろんマンダロリアンなどスピンオフドラマも欠かさず観てきました。2019年に公開のシリーズ9話「スカイウォーカーの夜明け」を観終わった後、物語の完結でしばらくスター・ウォーズロスに陥ったほどです。

 マンダロリアンとは何者か、そしてグローグー(写真)は…。先ずは皆さま、1年後に映画館でご一緒しましょう。

2024年4月5日金曜日

いまやろう


 ABS秋田放送「えび☆ステ」今週のひとこと。関向アナがニュースにまわり、新しく柴田光太郎アナが番組に初登場。出身地の北秋田市ロケがディープな上に、ひとことに注文が…。

 ロケはキリコ工房の岩谷さん、バリスタ飯店の村井さん、ふみきり野カフェの三沢さんや加藤さんにお世話になりました。楽しい場所、美味しいご馳走が多い町で、それを素材にひとことを書こうと思っていたら…、柴田アナから「“しば”を入れてひとことを書いてください」とのオーダーです。番組は生放送で断れません。…と言うことで写真のフリップになりました。学校も職場も新人さんを迎え、新たなスタートを切った4月だからこそ、「いまやろう、萌し(きざし)バツグン よってたかって 秋田を耕そう」なんです。

 自分を耕し、職場を耕し、それが秋田を耕す作業になりますよと、そんなメッセージでした。あっ、赤い線の部分に番組出演者があと2人。酒井茉耶(さかいまや)アナのまや、多可享子(たかきょうこ)コメンテーターのたか、です。ひとことのクオリティは超低空ですが、注文以上に2人も加え、本番に間に合ったことは褒めてください。

2024年4月4日木曜日

自分らしく生きる


 JA秋田おばこ大仙市中央エリア女性部の皆さんに、「見えるもの・見えないもの」と題して90分ノンストップ講話。「皆さん、もう年だとか言って諦めてないでしょうね!?」…。

 童話詩人の金子みすゞさん(大正末期〜昭和初期)は、星とたんぽぽで「昼のお星は目に見えません。でも見えなくてもあるんです。見えないものでもあるんです」と言いました。フランスの小説家サン・テグジュペリさんは、星の王子さまで「ものごとは心で見ないと良く見えません。いちばん大切なことは、目に見えないんです」と言いました。そして瀬戸内寂聴さんは、天台寺の青空法話で「日本人は戦争以降、見えないものを信じなくなりました。でもね、神さまも仏さまも見えないの。人の心も見えないの。見えないものにこそ目を凝らしてくださいね」と言いました。

 「見えることばかりを追っていると、人生に疲れたり嫌気が差したり…。でも、あなたがずっと心の中で育ててきた、例えば他の人には見えない夢とか細やかな希望とか、そこに本当のあなたがいるんです。だから簡単に諦めないでください」と私。はい、ぜんぶ自分に言い聞かせてます。

2024年4月3日水曜日

鉄パイプで創作活動


 中古屋さんでハンディグラインダーを購入。廃棄予定の鉄パイプを使い、ホホーと合点のいく作品は生まれるでしょうか。とりあえずパイプの切断で飛び散る火花は芸術です。

 でも、たった半日の制作活動で迷い出しました。この時期の創作活動は鉄粉に加え花粉との戦いです。一応はフルフェイス仕様で立ち向かいましたが、とにかく鼻水とクシャミで手元が定まりません。このまま組み立てや溶接ができなかったら…、鉄クズ屋さんにゴッソリ持ち込みます。

 溶接機、どこかに転がってないかな…。

2024年4月2日火曜日

ひとりで大丈夫?


 ほとんどの白鳥は北に旅立ちました。何か理由があるのでしょうが、寂しくない?、ひとりで大丈夫?。

 静かになった川面にあなただけ…。遠目から見ても分かります。あなたの凛とした姿に覚悟のようなものを感じます。大切な役割があるのですね…。

 北帰行、どうかご無事で。

2024年4月1日月曜日

姫神山の悲恋物語


 大仙市大曲の姫神山を訪ねました。ここに平安時代後期、安倍貞任の娘・鹿姫と源義家の悲しい恋物語が伝わっています。

 10年以上も続いた前九年の役、姫神山の松山城に居城した安倍貞任は、朝廷軍の源義家と激烈な戦いを繰り広げます。しかし貞任の娘・鹿姫は敵将の義家と恋に落ち、2人は深く愛し合う仲となりました。そして鹿姫は義家の子を身籠り…、ついに貞任の怒りは狂気に達し、鹿姫を生きたままカメに入れて埋めてしまうのです。

 この物語は、大仙市内のお話し会でお聞きいただく予定です。実は悲恋物語には怖い後日談もあります。が、そのお話しはまたいつか…。

2024年3月31日日曜日

巨大サメの化石探し


 自宅近くの桧木内川で化石探し。ここは子どもたちと一緒に葉っぱの化石を見つけた場所です。それから少し経って、巨大サメのカルカロドン・メガロドンの化石が見つかり…。

 国内では最大規模のサメの化石発見だったので、当時(2003年)は大変な話題になりました。ここが1000万年前は海だったのか…、地元はそれが驚きでした。あれから20年、橋の上から河原を見るたび、「あの巨大サメは独りぼっちだったのかなあ、近くに家族サメとか恋人サメとか、泳いでいなかったのかなあ」と思い続けていました。今日それを確かめようと、ハンマーとタガネを持って化石探しに向かったと言うわけです。

 30分ほどで、葉っぱの化石や茎の化石、泥岩層にはノジュールも見つけました。小学校とか中学校のフィールドワークに化石探しはどうでしょう。

2024年3月30日土曜日

ゴミを拾って運を拾う



 花粉か黄砂か、目も鼻も喉も辛くて辛くて…。それで店内の空気清浄に熱心なイオンで屋内ウォーキング。あれっ?、珍しいな、通路にゴミが落ちています。これは大谷選手が…。

 イオンの店内清掃は徹底しているので、たぶん直前にお客さまが落としたゴミだと思います。そして私が偶然ウォーキングで通りかかった…、ラッキーです。だって、あの大谷翔平選手がツキを呼び込む8つの行動で言っていた、あのゴミ拾いのチャンス到来なのですから。腰をかがめゴミを拾うと、それだけで何だか幸福感も増してきます。

 ちなみに、大谷翔平選手のツキを呼び込む8つの行動は、あいさつ、ゴミ拾い、部屋掃除、道具を大切に使う、審判さんへの丁寧な態度、プラス思考、読書、応援される人になる、です。流石だなあ…。

2024年3月29日金曜日

求めなければ…


 ABS秋田放送「えび☆ステ」今週のひとこと。Amazon日本ストアで人気の若返り饅頭(羽後町)は、1つ食べたら3日若返るモチモチの和菓子です。若さはもちろん全ての願望は…。

 求めなければ手にできません。若返りたいと思うのだったら、1つと言わず10個でも100個でも食べて、若さを手にしましょう。願望はじっと待っているばかりでは叶いません。若返り饅頭は何より美味しいし、抗酸化作用の高い原料で作ったアンチエージング食品です。若返りを疑わないことです。

 間もなく新年度がやってきます。新しい学校、新しい職場…、環境の変化や顔ぶれに臆したり遠慮したりするかも知れません。でも、あなたなら大丈夫、貪欲に求め続けてください。一度きりの人生です。
※MCの関向アナ・太田アナ、お料理の最上さん・マイケルさんは番組を卒業します。本当にありがとうございました。

2024年3月28日木曜日

きれいな花が咲きますように


 角館の武家屋敷をウォーキング。写真は伝承館前のシダレザクラの蕾です。開花まであと3週間ぐらいは必要でしょうか…。と言うことは、え?、桜まつりにピッタリ!。

 新型コロナウイルス感染症の位置づけが、5類感染症に移行してから初めての桜まつり(4月15日〜5月5日)です。たくさんの皆さまに角館の美しい桜をご覧いただきたいと思いますが、最近は開花が早く連休に合わなくなって…。でも今年は何だかイイ感じに開花しそうで良かったです。長期予報もあわせ全く勝手な私の見立てで、開花は4月17日前後とふみました。さて…。

 市や市民の皆さんが愛情を注いで手入れをしてきた桜です。今年もきれいな花が咲きますように。

2024年3月27日水曜日

道祖神の誓い


 斉内川(大仙市太田町)沿いに道祖神を訪ね歩き、少し疲れて…、失礼と思いつつ腰をおろして記念撮影。未来を見つめる大きな目、頑張れと言っている口、情熱が燃える真っ赤な顔…。

 お会いする度に勇気をいただける道祖神が大好きです。今年度もあと残すところ僅かですが、これまでのお礼と来年度のお願いをしました。お顔のように真っ赤に燃えて、無我夢中になって、来年度も皆様にお役立ちできるよう歩みを止めません。はい、誓います。

 でも…、そんな真っ直ぐな熱い想いを花粉症が削ぎとります。ああ辛いですー!。

2024年3月26日火曜日

刺巻湿原の雪解け


 ミズバショウの群生で有名な刺巻湿原。ハンノキの木立をぬって雪解け水が流れ、陽の光にキラキラ反射して綺麗です。木道を歩いてみましたが、あちこちで緑の芽吹きが見えて…。

 みんな、ちゃんと春の気配を感じているんだなあ。約3ヘクタールの群生面積に推定6万株の花が咲きます。地元では高齢の方々がベゴノシタと呼んだりしますが、この呼び名はきっと葉の形から連想したのでしょう。ザゼンソウは少し先に咲きます。もうすぐ見られますよ。

 春よ来い♪。早く来い♪。

2024年3月25日月曜日

新兵器の威力


 じっけん農場の育苗ハウスにビニールをかける準備。強風が吹くと隣の杉から枝が落ちてハウスを直撃しそうで…。思い切って充電式のハンデーチェーンソーとゴーグルを買いました。

 軽いなあ…。1.4kgしかないそうなので、これだったら片手作業も楽勝です。本体を持って振り回しているうち無性に枝打ちがしたくなって…。10分程度しか充電できていないバッテリーを装着して、杉に登って2〜3本切ってみました。面白ーい!、ちゃんと切れる。手が届く範囲だったら、この可愛らしいチェーンソーで十分です。

 よし、明日は本格的に作業着手です。でも今年は花粉症がパワフル過ぎるのか、買ってきた新品のゴーグルが役に立ちません。既に目がかゆいし痛いしで…。あっ、鼻水が…。

2024年3月24日日曜日

春を告げる花


 市内のあちこちで福寿草が咲いています。江戸時代には福告ぐ草(フクツグソウ)と呼ばれていたそうですが…。

 花の開花期間が長いことから、長寿の意味もあわせ福寿草と改称されました。写真の花は秋田内陸縦貫鉄道の沿線、西木町小山田の鎌足集落で撮影したもの。あの日本一のカタクリ群落は、この野辺のすぐ上です。目を凝らせば、きっと列車の中からも黄金色の花を見ることができます。

 白鳥の鳴き声を聞きながらウォーキング、足元にはフキノトウ…、ここには贅沢な時間が流れています。

2024年3月23日土曜日

物流を守るには…


 AKT秋田テレビの土曜LIVE!あきた。この4月1日から時間外勤務の上限短縮ルールが適用されます。分野は運送・物流・建設・医療ですが、そもそも人材不足の課題解決が懸案で…。

 その対策を講じるため、働き方改革関連法の5年の猶予期間が経過し運用開始となりました。今日は物流に絞って放送を構成、もう1人のコメンテーターは株式会社Local Power社長の寺田耕也さんです。さて番組内で秋田県トラック協会の赤上信弥会長が、問題の深さを丁寧に話していました。私は「トラック協会はこの5年間、様々な視点で課題整理と改善策をしてきました。既に洗い出しは済んでいます。ドライバーの長距離移動・長時間労働への対応、非効率な集荷ルートの見直し、集荷量や運行情報のICT化などです。でも赤上会長が言うとおり、業界が頑張っても頑張っても、例えば荷主の要求や利用者の都合はコントロールできません。2024年問題を改善するには、この2者の応援と理解なしには叶わないのです。夜間の配達時間の指定サービスなどは、利用者が都合を工夫すれば不要になりますよ」等お話させてもらいました。続いて県・トラック協会・JAが連携し、県産野菜を効率的に首都圏へ輸送する実証実験の様子が放映されました。この取り組みを見て思い出したことがあります。農林水産省の食品物流合理化検討委員をしていた時、私はトラック物流の負担軽減策になり得る新幹線物流を提案しました。貨客混在です。

 2019年には実証実験を行いました。仙北市農山村体験推進協議会のお母さんたちが、自慢の生鮮野菜や加工品を詰め込んだ“おすすめセット”を秋田新幹線で東京駅に移送、駅に発注者が取りに来るシステムでした。商品は良かったのですが、駅に受け取りに来る手間が不評でした。駅から利用者宅まで届ける役割がトラックでなくても、例えば自転車やバイクでも良いかなあと思います。新しいビジネスになるかも知れません。逆に駅に受け取りに行くのもありです(昔、角館駅に送られてきたミカン箱を取りに言った記憶があります)。今が便利になり過ぎています。それを当たり前だと思わないことです。

2024年3月22日金曜日

あなたがいてくれて


 ABS秋田放送「えび☆ステ」今週のひとこと。特集に登場いただいた鯨井隼さん(19歳)は、昨年高校を卒業した後、秋田内陸縦貫鉄道に就職し今は車掌さんで頑張っています。

 東京生まれの鯨井さんは小さな頃から鉄道が大好きで、運転士さんになる夢を抱いて秋田に1人移住しました。県内から多くの若者が首都圏に向かうシーズンですが、鯨井さんみたいな人を見ると何だかすごく嬉しい気分になれます。会社の同僚はもちろん、地域や乗客の皆さんも元気をもらえるし、「あなたがいてくれてほんとによかった」と思っているに違いありません。さらに…、鯨井さんが昨年そうだったように、新年度に向け友だちと分かれて各々の道を歩き始める皆さん、どうか大事な友だちと再会を約束し、「あなたがいてくれてほんとによかった」と、正直にその気持ちを伝えてください。

 そして迎える新年度、学校や職場で新しい仲間との生活が始まります。どうか「あなたがいてくれてほんとうによかった」と思ってもらえるよう、1からのスタートを楽しんでくださいね。

2024年3月21日木曜日

自分は何者か


 青少年育成を支える西仙北地域会議の皆さんと勉強会。「自分は何者か」と題してエリクソン博士の8つの発達段階の問題点を分析、また教育基本法と学校教育法の不足要因をあげて…。

 エリクソン博士は人間に8つの発達段階があること、その中で青年期の特徴は外に向いていた興味が自身に向き、自分とは何者か…の旅が始まることだと言います。ざっくり言うと、これをアイデンティティの確立と呼びました。今も発達心理学の土台になっている重要な概念ですが、私はエリクソン博士がこれを提唱した時代から100年近く経っている現代では、あまりに社会背景が違い過ぎることを問題視しています。現状でアイデンティティの確立は、当時と全く違うアプローチが必要で、それが現代の青少年育成の鍵になるはずだとお話しました。また学校を取り巻く社会環境も大きく変質し、人口減少と少子高齢化の中で教職員の働き方の見直し、校外から学校活動を支える地域マンパワーの減少、その現状に法律は追いついていないのではないか、むしろ考え方の方針転換が必要なのではないか…、など思うことをお話しました。

 集団の中の1人を育てる教育か、個性の1人を育てて集団をつくる教育か…、今後を考えると、他の誰もが真似できない個性、人間を育てる教育が重要だと思うのですが…。子どもは遊びから多くを学び自身を身につけます。昔は集団遊びが苦手な子どもは、少し変わっているみたいな評価があったように思います。でもコンピュータ社会を生きる人間性は、ひとり遊びで育まれるのではないか、最近はそんな風に思えています。ひとり遊び…、例えばウォーキングやランニング、ソロ活はみんなひとり遊びです。さて会は、ラストで「自分は何者か」、また親ができること・できないこと(してはいけないこと)などの答え合わせをしました。皆さんご参加ありがとうございました。

2024年3月20日水曜日

ハタハタ寿司のかやき



 秋田の郷土料理・ハタハタ寿司は、ハタハタを麹や野菜と一緒に発酵させた“なれずし”です。普段はそのままいただきます。昔は酸味が強くなったらお鍋で煮て…。

 かやき(貝焼きの秋田訛り)にして食べました。子どもの頃、祖母がよく作ってくれた春を待つ味です。数年前に秋田市川反で食べて以来でしたが、自分でも作れるかなと思い、台所に立ってみました。寿司は塩味があるので、鍋に入れ水を加えて煮るだけです。

 やっぱり美味しい。いろんなこと思い出せそう。

2024年3月19日火曜日

カッパはいます!


 午前はJA秋田おばこ中仙地区女性部の報告会、午後は仙北市中央公民館の生涯学習の集いでお話し会。講演テーマは全く違いますが、妖怪トラベラーとしてはカッパの存在を…。

 主張しないわけにはいきません。カッパはいます。ではなぜ、最近カッパの目撃談が少ないか…、私は2会場で次のような説明をしました。「それは人間社会と同様に、カッパ社会も今は少子高齢・人口減少問題に直面していて、絶滅の危機にあるからです。人間の前に姿を現し、種の健全性をアピールする業務に人員配置できない、若しくは低賃金で希望者がいない、そんな実情があるのだと思います」と。

 いえ、もちろん真面目なお話しも時折…差し込みます。女性部の皆さんには新たな農産物を導入して農業収入を高める手法、逆に昔はあったけれど最近見ない庭先の果物が高値で取引されている事例などを、また生涯学習の集いでは、身の回りの宝もの探しは幸せ探しと似ていて、自分らしく生きているかどうかに大きく左右されることなど…。どちらの会場も時間切れで申し訳なかったです。お粗末さまでした。

2024年3月18日月曜日

9年の歳月が流れても…


 今日のアルパこまくさ駐車場は吹雪でした。あの日から9年の歳月が流れても…。私はただ事故殉職者慰霊碑の前に立ち、花を手向けて頭を垂れ、ご冥福を祈ることしかできません。

 平成27年(2015年)3月18日、仙北市カラ吹き2号源泉から田沢湖高原温泉郷に続く引湯管の点検作業中、硫化水素ガスを吸引して坂本榮さん、羽根川次吉さん、柴田政文さんが命を落としました。あまりに悲しく痛ましい事故でした。その後、ご遺族の皆さまと協議を重ね、生命を賭して温泉を守った3人を忘れない、二度と同じ悲劇を繰り返さない、そんな思いで建立したのが同慰霊碑です。

 国内はもちろん、世界中のお客さまにお出でをいただく温泉郷は、坂本さんや羽根川さん、柴田さんの意思を継いだ皆さまが守っています。安心して温泉をお楽しみください。重ねて3人の皆さまのご冥福をお祈りします。

2024年3月17日日曜日

森を出た猿と街を歩く私


 最近の疑問に答えてくれた「運動能」(アンデシュ・ハンセン著)。ウォーキングを初めて3年、実は20キロ減量は大した変化ではなかったのです。それよりも重大な変化は…。

 以前はほとんど歩きませんでした。平日は会議室から会議室へ移動する程度、休日も運動をした記憶が余りありません。近所に回覧板を届ける時も車、買い物もできる限りお店の近くに駐車していました。当時の歩数をスマホで見ると多くて5000歩、少ない日は1000歩を切る日も…。でも、ずっと昔、森を出た猿がそうだったように、人は歩かなければ生きられない動物だったのです。もちろん食糧を調達するとか、危険な場所から遠ざかるとか、色々な理由があったでしょう。それよりも歩くことで脳を育ててきたのだと、それが生理学的に重要だったとハンセンさんは言っています。歩くことで脳から分泌されるホルモンは、精神を安定させたり気力を維持したり危険を回避したり…。歩くことが生き延びる力を生み出す原動力だったと。その脳はほぼ同じ機能で現代人に受け継がれています。つまり街を歩く私は1億2000万年前の猿と変わりなく、歩くことで生きる力を得ることができる、理屈っぽいですが実感しているお話しです。

 同書でハンセンさんは、興味深い科学的実験の幾つかを紹介しています。60歳の被験者を2グループに分けたテストでは、1年間ウォーキングしたグループの全員に脳機能の向上が認められ、加齢による悪影響が抑制された以上に若返った…、そんな分析結果もありました。運動が脳を育て前向きな心をつくる、これ私も同感です。さて森から草原に出た原始人は、1日に1万5000歩くらい歩いていたと推測があります。私は2万2000歩が日課です。勝った!。

2024年3月16日土曜日

おせいさん


 先日、大仙市の美女伝説を少し紹介しましたが、もっと詳しく知りたいとのお問い合わせを数件いただきました。これは鑓見内の市右ェ門さんに生まれた一人娘おせいさんのことです。

 おせいさんは、すれ違う人が必ず振り返って見るほどの美しさだったと言います。その上、気立ても良く親孝行だったので、誰もがおせいさんに好感を持ち、若い男たちは皆おせいさんの婿になりたいものだと念願したとか。でも、おせいさんはある年に急病を患い、症状は日増しに悪化、もう旅立ちの時を待つしかなくなって…。父は涙ながらに言い残したいことを聞きます。おせいさんは「寂しくないよう人通りが多い道の脇に葬ってください」とお願いし、息を引き取ったと言います。伝説の後段には、おせいさんは幕林八十八番の東西南北に通じる往還道路の十文字に埋葬されたとあります。

 それで周辺でお話しを聞いて回りましたが、なかなか知っている人に巡り会えず…、今も所在が不明です。何か情報があったらお知らせください。
※写真はイメージです。

2024年3月15日金曜日

一緒にいるから…


 ABS秋田放送「えび☆ステ」今週のひとこと。番組の特集に登場いただいた手品師・ブラボー中谷さんご夫婦に捧げます。

 お互いを認め合い、補い合い、励まし合い、「あなたといないと私ではない」、「あなたも私がいないとあなたではない」…、そんなお二人だと勝手にお見受けしました。何より夫婦で夢を追う姿が素敵です。

 ブラボーさん、張美さん、これからですよ!。

2024年3月14日木曜日

宝もの探しを始めよう②


 生涯学習の集い(3月19日)では、ストーンハンティングも紹介しようと思います。仙北市は瑪瑙(メノウ)、ジャスパー、黒曜石などの産石地で、自然の中を歩きながら…。

 鉱石探しが楽しめる健康的な宝もの探しです。瑪瑙(メノウ)は田沢湖の玉川支流で、ジャスパーは西木全域で、黒曜石は田沢湖畔周辺で見ることができます。どの石もパワーストーンで人気が高く、クラフトワークの素材としても楽しめそう。桧木内川の周辺には化石も多く、近所の川原は絶好の採取地です。

 でも本当の宝ものは…。
※写真はイメージです。


2024年3月13日水曜日

秋田味噌のおにぎり2品


 昨年5月に仕込んだ黒豆100%の味噌を使い、体験・販売も考えて試作おにぎり2品をつくりました。今日は肉味噌とバッキャ味噌のおにぎりです。とにかく味噌が美味しくて…。

 シンプルに味噌おにぎりで十分と言う確信もあります。でもバリエーションづくりをしておけば、各国の皆さんには体験の間口が広がり、日本の季節を食べる楽しみが商品化できます。おにぎりの具のヒントは日常に落っこちていそう。白いご飯にどんな味と色を添えようか…。考えるだけでも楽しいなあ。

 それにしても…、味噌とご飯はやっぱり最強パートナーです。

2024年3月12日火曜日

美女伝説を追って


 大仙市で美女伝説を追跡中、愛車がパンクしました。「私を追いかけるなんて100年早いわよ」と言われたような気がしました。スペアタイヤの交換作業は久しぶりで楽しくて…。

 JA秋田おばこ中仙地区女性部の会で、地域に伝わる伝説の幾つかを映像でお見せする準備を進めています。美女伝説、キツネやムジナ、意地悪お和尚、カエル…、地元の皆さんに聞いたり図書館で調べたり、本当にバリエーションが豊富でワクワクです。ところが何故かカッパ伝説がありません。不思議です。

 タイヤの交換作業中、何度も頭上を飛ぶ白鳥から声援をいただきました。ありがとう!。

2024年3月11日月曜日

宝もの探しを始めよう!


 戦前のお話しです。近くの金山で働いていた坑夫さんが、野球ボール大の金塊を井戸の中に隠して…。3月19日、仙北市中央公民館の生涯学習の集いで紹介する逸話の一つで…。

 演題は「宝もの探しを始めよう!」です。他にも戸沢氏の財力を支えたものは…、などストレートな金銀のお話しもありますが、本流は心の持ち様です。実は宝ものは目に見えるものが少なくて、見えないものに多いことをお話ししたいと思います。歴史・習俗・伝説、農林業、いえ日常に宝ものは埋もれています。

 集いは19日の午後、西木総合開発センターで。皆さんのお越しをお待ちします。
※写真の井戸はイメージ。


2024年3月10日日曜日

伝説が語ること


 秋田市河辺でカワベリアセミナー(主催:河辺の郷自治協議会)。まちづくり百戦錬磨の先輩を前に、河辺の伝説が何を語っているのか、大胆にも分析を試みました。あぁ冷や汗が…。

 河辺には興味深い伝説がたくさんあります。菖蒲と蓬、罪を鳴くカッコウ鳥、筑紫森と岩谷山の天狗の吊橋、寺の化け物ちゃんからちゃんから、などなど。本当に面白い!。今回セミナーで取り上げたお話しはサヨの中山夜泣き石、神内川の九十九匹のカッパ(尻子玉)の2つです。どちらも子を守る大人が描かれていて…、でも現代の子育てとはだいぶ距離があります。物語の時代は、地域全体(ご近所)で子育てをすることが当たり前、今は社会全体で子どもを育てると言いますが…。

 さて、サヨの夜泣き石は実際に中山の尾根にあって、その傍らには観音さまも立っているとの情報。よし、春にはサヨの夜泣き石を探して山に入ろう!。でもクマが…。

2024年3月9日土曜日

あなたが未来


 西明寺中学校の卒業式。16人の旅立ちに立ち会いました。自身を信じ、感じたままに生きてください。あなたが未来なのですから…。

 学校運営協議会の委員でご案内をいただきました。その会議では遅刻が多かったので、今日は汚名挽回で来賓の控室に一番乗りです。しばらく美しい花かごを独り占めしていましたが、手持ち無沙汰になってしまい、まっさらな黒板に“みんな頑張れ〜”の落書きをして…。ごめんなさい。

 中学を卒業したあなたへ、「あなたは他の誰でもありません。あなたと誰かを比べる意味もありません。最大のライバルはあなた自身です。自身を過小評価しないよう、勝手に可能性に限界をつくらないよう…、忘れないでください。あなたは、きっと大切な誰かを全力で守ることができます」。頑張れ〜!。

2024年3月8日金曜日

我慢しないで…


 ABS秋田放送「えび☆ステ」今週のひとこと。今日は国際女性デーです。女性だから諦めるとか、言葉を飲み込むとか、そんな日常を変えるために、「我慢しないでもっと話して」と…。

 番組特集で登場いただいた加藤マリさん(仙北市)、海外協力隊員で赴任したケニアでの経験が、農業や食に向き合う転機になったと話していました。帰国して三吉農園やホテル・ラディッシュハウスを開設し…、この後もきっと挑戦は続きます。彼女が特別な存在ではなく、女性も男性も誰もが自身の夢を語り、それを応援する周囲になれば地域も国も世界も変わります。

 さて今年も私たちは、国際女性デーに世界中の女性の健康を願って走る「ホワイトリボンラン」に参加中(〜3月31日)です。着ているTシャツはチャリティランの公式グッズ。出演の皆さん全員が趣旨に賛同し、記念撮影までしてくれました。

2024年3月7日木曜日

床屋さんはお医者さん


 「今日はどうなさいますか?」と理容師さん。「えっ?、どうにかなるの?」と思いながら、「丸刈り2ミリでお願いします」と私。それにしても、この椅子、この石鹸の香り…。

 やっぱり床屋さんが大好きです。所要で訪ねた町を散歩していて、昔からの床屋さんを見つけると入りたくなります。ご年輩のおじいさんとかおばあさんがいて、丁寧に髪を切り、髭を剃り、耳掃除をしたりマッサージをしたり、差し障りのない世間話も絶妙で…。そんな床屋さんは、ささくれた感情や崩れた体調を整えてくれる、まるで町医者のような存在です。昔、ヨーロッパでは理容師さんが外科医師を兼ねていたと言いますから、この安心感も合点がいきます。

 床屋さんのクルクル看板は、赤(動脈)・青(静脈)・白(包帯)を表しているそうで…。月に1度、父を床屋さんに連れて行きますが、帰りは見違えるほど元気になります。なるほど。