2024年12月8日日曜日
合掌土偶の祈り
おとなの社会科勉強会、最後の訪問先は是川縄文館(八戸市埋蔵文化財センター)です。ガイドの市澤さんにお願いして、国宝・合掌土偶の説明をいただきました。手を合わせた祈りは…。
約3500年前に作られた土偶は、誰に何を祈っていたのでしょうか。さらに手の指が6本ある理由は…、など今となっては推察するしかありません。一説には座産のポーズ、また一説には埋葬のポーズと考える専門家もいます。指が6本の理由については議論の方向性もまちまちです。豊臣秀吉が右手の親指が2本だったことを引き合いに出して、「天下人の証」と言い切る研究者もいます。
縄文時代から人間の精神性はあまり変わっていないようです。日常に沸き立つ不安を鎮めるには、現代もご先祖さまか神さまにすがる以外の方法を思いつきません。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿