2010年10月31日日曜日

第16回刺巻収穫祭


 第16回刺巻収穫祭の「酒の肴コンテスト」審査風景。この他、メインコンテストの「美味しい米コンテスト」や「美味しい漬け物コンテスト」「おやきコンテスト」があります。10名の審査員が計4部門で厳粛な審査をした後、表彰状と豪華な記念品が収穫祭実行委員長の中嶋会長から手渡されます。

 厳しさあり、笑いあり、本当に良い収穫祭です。刺巻集落の団結力がなければ決してできない収穫祭です。

※第16回刺巻収穫祭入賞者

◇美味しい米コンテスト
1 位 小玉誠・加代子さん
2 位 佐藤吉孝・武子さん
3 位 渡辺保雄・京子さん

◇美味しい漬け物コンテスト
1 位 田村悦子さん(大根セロリ人参の醤油漬け)
2 位 小玉恵子さん(ミズの醤油漬け)
3 位 渡辺京子さん(大根のぶどう漬け)

◇酒の肴コンテスト
1 位 田村悦子さん(ごぼうの甘辛あげ)
2 位 小玉恵子さん(たけのこカノカの炒煮)
3 位 高橋サヨコさん(竹の子の味噌なんば)

◇おやきコンテスト
1 位 佐藤真理子(ピーマン菜甘辛煮)
2 位 佐藤善栄(りんごのワイン煮)
3 位 佐藤善栄(いぶりチーズ)

2010年10月30日土曜日

大村市との友好


 角館ロータリークラブ(山田敏彦会長)は、長崎県大村ロータリークラブ(帯屋徹会長)との友好クラブ30周年を記念し、樺細工伝承館前の広場に記念碑を建立しました。その除幕式や交流会に参加をさせていただいて、いろいろ勉強することができました。そう言えばこの春、大村市を訪ねた時も大村公園に記念碑があって、2つのロータリークラブの絆を強く感じました。

 大村市とのそもそものご縁は…、戊辰戦争です。お話は今から140年ほど前に遡ります。この戊辰戦争の際、久保田藩は奥羽越列藩同盟に参加をした周辺諸藩から激しい攻撃を受けていました。角館も戦場となりましたが、この時に加勢してくれた数藩の1つが大村藩でした。200名以上の挙兵をいただいたと伝わっています。

 ごあいさつで「記念碑が建つこの地は、弘道書院(藩校)があったとされる角館の中心で、季節には桜吹雪をバックにする絶好地です。末永いお付き合いをお願いします」とお話をさせていただきました。

三省まつり


 中川小学校の文化祭「三省まつり」に参加。中川小学校は児童数56名の小規模校で、2~3年生で複式学級となっています。規模は小さくても、子ども達は元気元気。文化祭もとっても充実しています。感じたことは地域の皆さんの熱い応援。いいなあ。

 さて、そんなわけで文化祭のステージに、地域の大人達の出し物があるとの情報をいただき、それを何とか見たいものだと駆けつけました。が残念、間に合いませんでした。沢屋校長先生からお話を聞くと、秋田漫才、大黒舞などで大賑わいだったそうです。これに負けじと子ども達も張り切って(写真は6年生全員による「夢2010」)。この6年生の劇は怪物くんのパロディ?的内容で、少年の夢の中の物語。楽しかった!

 1つ気が付きました。ステージ上で一生懸命に役を演じている子ども達の声が、もしかしたら体育館の後ろの皆さんに届かないのでは…。そう言えば自分の子ども達の時も、声が聞こえなくてストーリーが分からなくなった記憶があります。ピンマイクなどの備品、欲しいなあ。

福祉大会でのリアクション


 西木地区老人クラブ連合会(齋藤芳郎会長)の第4回老人福祉大会。今回は能代市からお迎えした梅林寺の木村高寛住職の「観音様と共に」と言う講話がありました。~幸せは母が私を生んだこと~がサブタイトルで、聞きたかったのですが都合により退場。

 開会式では、老人クラブ活動にご尽力をいただいた9人の皆さんの表彰式がありました(写真)。本当にご苦労様でした。そしてこれからもよろしくお願いします。

 で、自分もごあいさつをさせてもらって。「あと10年経てば自分も皆さんの会に入り、活動ができる年齢になります。それまでどうかお元気で」と…。さすが皆さんリアクションが良く「ほう、それまで生きてるだけでエエガァ」と言う方、「ナ~ンダッテ、もう10年も待つのが~」と言う方、様々でした。自分より元気です。季節の変わり目ですから、体調管理に画ご用心を。

市民文化祭


 今日から明日にかけて第6回仙北市文化祭(西木地区)が行われます。オープニングで演奏のあった“栗っこ太鼓”が良かったなあ。朝夕めっきり寒くなっていますが、その張りつめた清涼感の中で聞く太鼓の音色が素晴らしかったです。体育館の中の図画や書道などの展示物も見応えがあります。

 明日はクリオンの多目的ホールで芸能発表です。たくさんの皆さんにご来場をいただければと思います。いつかも書きましたが、文化祭が3地区で日程も会場もバラバラに開催されていることに違和感を感じます。もちろん各旧町村内で開催するメリットもあります。会場までの距離が、人の出を左右することも理解できます。出展数にも影響があるでしょう。

 でも「世界で一人しかいない自分から生まれた作品を、より多くの方々に見てもらい、触発し合うことが大切ではないでしょうか。その幅が文化の多様性だし、創作の幅につながると思います」(開会のごあいさつ)は本心です。だから「来年の開催に向けて、お知恵をお貸しください。多くの市民の刺激となる、観光客も参加してもらえる文化祭づくりの準備を進めましょう」も、当然本心です。

2010年10月29日金曜日

旧池田邸の洋館で


 大仙市の旧池田邸洋館内部です。復元が完了した新聞記事をごらんになった方も多いと思います。今日の午後、教育委員会の研究会実地見学があって見学する予定でした。でも次の会議時間が迫ってしまい、じゃあお昼休みにこっそり覗こうと思って侵入したら…。復元工事を担当された方が大仙市の担当に連絡してくれて。それで登場したのが山崎文幸先輩(大仙市教育委員会文化財保護課勤務で、公民館活動時代からメチャクチャお世話になっていた)で、一人で説明を聞く何とも贅沢な見学になりました。本当にご免なさい。

 山崎先輩から、「洋館は池田さんが地元の若者たちのための図書館として建設したもの。県内はじめ全国の優れた職人さんが腕をふるい、修復まで5年かかった。金唐革紙(内装に使用されている壁紙)の復元は、壁に直接お札を貼った方が安上がりなくらい。シャンデリアやドア、調度品など、県内はじめ全国の優れた職人さんが腕をふるってくれた。全体では2億以上かかっている」とお話をいただきました。

 見学を終えて帰る途中、ご当主池田泰久さんとお会いすることもできました。ちゃっかり記念写真も撮ってもらって。ありがとうございます。

クリオン20周年


 西木温泉ふれあいプラザクリオンの創業20周年記念祝賀会。写真はゲストで琵琶を演奏してくれた熊田かほりさん(宮城県栗原市)です。演目は那須与一。目前での生演奏に感動しました(とても綺麗な方)。

 さてクリオンはその昔、老人憩いの家でした。泉質がよく地域の皆さんに利用いただいていたものを、平成元年から大規模改修に着手し、平成2年に竣工しています。“クリオン”の名称については、祝賀会での進行役、小松さつきさんもお話をしていましたが、「栗の産地の温泉」、「クリエイト、リフレッシュ、オンワード」の頭文字をとった造語…、ここまでは良く聞くお話です。でもまだあります。「九里の道の温泉(旧西木村の地勢で西明寺から上桧木内までが九里あるから)」、それと「コミュニテイ・ユニット・ライブオン」の略語」、詳しいでしょう。当然です。クリオンの計画段階から担当職員でした。ちなみに、当時の県の担当は現在の石山副市長です。まあ、なんてご縁でしょ。

 渋谷のロアラブッシュから中嶋寿幸シェフにお越しいただき、特別料理を楽しむことができた贅沢な祝賀会でした。中嶋シェフは、フランス料理の鉄人シェフ坂井さんに勝った方。会場をデコレートしてくれた杉浦さんにも感謝。まるで2階ホールは別世界。

2010年10月28日木曜日

産業振興基本条例


 昨夜、「産業振興基本条例(仮称)」策定会議が開催されました。自分はマニフェストで産業振興・ものづくりこそが所得向上につながり定住化の促進、少子化対策、地方分権の原動力とお話をさせていただいています。

 1年前、同マニフェストで「中小企業振興基本条例」と言う概念に基づき、仙北市の取り組むべき政策の中核に産業振興があることを明記しました。昨夜の会議は、これまで角館、田沢湖、西木の各地区で公聴会を開催後、初めて全体会議として関係者にお集まりをいただいたものです。

 会議はあっちへ行ったりこっちへ来たり、進行役(自分です)の不手際でお叱りもいただきましたが、条例制定に向けたスタートを切ることができました。「実は自治体の条例は、大きく区分すると執行部提案条例、議員提出条例の2つに区分される。今回の産業振興基本条例は市民の皆さんとの共同立案が望ましい姿と考え、このような会となったことをお詫び申し上げる」とお話しをさせていただきました。

 まだ東北の自治体では制定市町村がない条例で、これからも様々な壁が予想されます。参加いただいた方々からは、「できるだけ他分野で多くの市民に聞き取りを行った方が良い。しかも商工課の職員が担当と言った割り切りではなく、農林も観光もより多くの職員が市内に入り、厳しい経済状況を肌で感じ取って、それを政策に練り込む作業にして欲しい」とアドバイスをいただきました。その通りです。

2010年10月27日水曜日

ライター?ライダー?


 愛車、50CCバイクにまたがる笑顔の若者…。(社)農山漁村文化協会(略して農文協)東北支部地域普及グループの田村竜哉さんです。写真のバイクで東北各地を走り回り、農家・林家・漁家の皆さんのお話を聞いて、それを毎月発行の現代農業や関連書籍で紹介しています。若きライターです(バイク乗りだからライダー、なんちゃって)。表敬訪問で市役所を訪ねてくれました。

 お生まれは都内で、特に農業との関連はないような感触です。何か人生を左右するドラマチックな出会いでもあったのでしょうか。短い時間でしたがあっちこっちお話も豊富で、魅力的な方でした。あと知り得た情報は、独身だと言うこと、取材に出るとしばらく本社には帰らないこと、先々で農文協の本もピーアールしていること(当たり前か)…。

 皆さんの周辺にも出没するかもしれませんが、どうか気軽に話しかけてください。

ガンバレ翼くん!!


 写真はカヌーの佐々木翼くん。先月に開催された千葉国体で、ワイルドウォーター成年男子カヤックシングル2年連続4度目の優勝者です。今朝、優勝報告に来てくれたので記念撮影をさせてもらいました。しかし…、ウ~ン好青年だ。

 27歳と言う若さで、既に指導者としての考え方もしっかりしていました。仙北市にあるカヌー練習場も条件が良いそうですが、秋田国体時の生保内コースは、先ごろの集中豪雨で川の形状が変わってしまいました。
「富山県には人工のコースがあって、全国から選手が集い大会も開催されています」とのこと。一度見に行ってみたいと思います。今後の目標は?の質問に「2年後のロンドンオリンピック出場です」とキッパリ。そう言えば、仙北市出身のオリンピック選手はバレーの荒木田さん以来になるのかな。ぜひ頑張って欲しいと思います。

 角館町内にお住まいですが、1年のうち3ヶ月程度は国内外への遠征だとか。角館のお祭り期間中も大会と重複するので参加できないと少し残念そう…。

 市民みんなで翼くんを応援しよう!!

2010年10月26日火曜日

表千家同門会


 秋田市の県民会館で行われた「表千家同門会秋田大会」に参加しました。初めて全国大会が秋田で開催されると言うことで、佐竹知事代理で堀井副知事、穂積秋田市長代理で石井副市長、そして自分が歓迎のごあいさつをさせていただきました(知事・秋田市長はブラジルに出張中です)。

 「えっ?何でアンタがあいさつを?」…。そうですね。茶道に造詣が深いので…と言う理由ではありません。今回の同門会、秋田市の他に仙北市も会場になっているのです。角館の雲厳寺、天寧寺は表千家とも関係があって、そんな事情で「まあ、全然茶道のサの字も分からない市長でも、あいさつぐらいはできるだろう」的なご配慮です。

 会場全体が着物姿の女性で、とても華やか、そして和やかでした。 

それ、いいねえ~!


 昨夜は久しぶりの秋田市で、仙北大好きの皆さんと会食をする機会をいただきました。縁もゆかりもある方、転勤で秋田に来られた方、昔っからの知人など3人での小宴で、活性化懇談会と言うのは大げさだった…と一同笑い。

 短い時間でしたが、いろいろお話を聞くうち、少し離れた所から見ると気がつくこと、あるようです。「武家屋敷通りを散策するときには、やっぱり着物(和服)が良いなあ」「あ、それ年に何回かありますよ」「地元の方じゃない人にも、例えば貸衣装みたいなお店はあるのかな」「国際教養大学の学生だったり、お花やお茶の会、和服が大好きな方が正装する行事がありますね」「いつでも誰でも気軽に衣装を借りられて、着付けもしてもらって。そんなサービスがあったら、特に女性の方は喜んでもらえないかな」「それ、いいねえ~」

 良いアイディアです。どなたか新規参入しませんか。

2010年10月24日日曜日

西明寺地域運営体が発足


 西明寺地域運営体が発足しました。これまで準備委員会を設置し地域内に呼びかけを行ってきて、参加団体・集落等は数は53団体でスタートです。特徴的な計画は、交流宅老所の設置です。六本杉地内の空き民家を活用して地域の高齢者が集い、交流できる宅老所をイメージしています。また地域ぐるみで認知症の予防事業に取り組みたいとしています。

 この計画を聞き、長野市や仙台市で行ってきた宅老所の活動を思い出しました。これらの都市では、地域のNPOが町内の独り暮らし老人や認知症老人のお世話をする拠点事業を行っています。民家の改造費は市からの補助金です(この制度をつくろうと、県議時代に随分走り回りましたが、どこもOKと言ってくれませんでした)。大規模な介護施設を建設するために何年も計画し、何億円もかけるより、生活の傍らに小さな支援拠点を設置した方が、住民にとっては安心度が増すという結果が出ています。

 西明寺地域運営体の活動に今後も注目したいと思います。

【役員】
○会  長 澤山純一
○副 会 長 佐藤正敏 佐藤武雄
○事務局長 加藤義規
○同 次長 藺藤博行 門脇晃幸
○監  事 高橋政義 齋藤譲

玉川ダムを学ぶ


 今日は朝から玉川ダムでした。山形でダムサミットがあり、自分が事例発表をすることになっています。まず玉川の予習をきちんとしておきなさい!と市役所担当者のご配慮?をいただき、玉川ダムの千葉所長にもご足労をかけて、午前中は中和処理施設まで足を伸ばしての勉強会でした。

 玉川ダムは東北随一の規模を有しています。今年で20年目を迎えますが、ダム設置の目的に洪水調節、かんがい用水の補給、上水道用水の補給、発電などがあり、特に秋田市への工業用水の供給が特徴となっています。でも大王製紙の進出が頓挫して、毎秒4.6トンの水が未利用で、もったいない限りです。

 中和処理施設では、処理システムについて視察をしました。田沢湖のPHは現在5.3程度だと思います。何とか中和して自然体系豊かな、漁影のこい田沢湖を再生しようとの思いは強まるばかりです。仮に水で中和を進めるとなると、720億トンが必要になるとのこと。これは現実的な話ではありません。だから中和処理施設の能力を高める手法も考えられるし、酸性度の高い湯川の水質中和処理施設を設置することも必要です。自分は、中和処理水が田沢湖に流入した後、石灰の粒子が湖底に降り注いでいるとのお話を聞いていたので、石灰による中和処理については懐疑的でした。でも、その県で千葉所長にお尋ねすると、石灰と塩酸の化学反応では石灰の粒子は発生しないと教えられました。だとすれば、中和処理施設の能力向上は、田沢湖を甦らせる現実的な手法に思えます。 

ご披露宴でシアワセ


 昨日は午後から結婚披露宴にお招きをいただきました。新郎は門屋の阿部恭比古さん(則比古さん・文子さんのご長男)、新婦は秋田市の丸山彩さん。年の差が11歳なんだって(ルール違反だぁ)。爽やかなカップルでした。自分も新郎側でごあいさつをさせてもらって。「結婚して初めて分かることがたくさんあります。どうしてそうなのか、少し考えてみたら簡単でした。目も耳も口も、みんな2倍になるんですから…」。余りウケなかった。

 写真は彩さんがご両親に宛てた手紙を読んでいる様子。感激が最高潮に達するシーン、クライマックスです。ずっと彩さんの傍らにいて、気遣っている恭比古さんも良かった。

 会場の横手から2次会場のクリオンに移動する車中、すごかったです。新郎新婦のシアワセも分けてもらって、心中も充実しているし、美味しいご馳走とお酒で天にも昇る心地でしたし。年に何回あってもイイナ。

御食国の産業祭


 第6回仙北市産業祭が昨日から開催されています(開催は24日まで)。今回の産業祭、テーマを「御食国せんぼく発進!!」としました。市政5周年と言うこともありますが、食を見直し、食を大切にしよう、そして育てようとの思いです。食は農業、林業から生まれます。食を大切にすると言うことは、農業・林業を大切にすることと同じ意味合いを持っています。

 御食国(みけつくに)とは、神様や朝廷に食物を献上した地域の呼び名。そんな仙北市になろうと言う決意です。産業祭も食を素材としたイベントが天こ盛りです。仙北キッズが選ぶ寒天スィーツ、秋田大学の学生と仙北市の共同開発ジャム、角館さくら通り会の神の居ぬ間に栗三昧、異業種連携から生まれた仙北バーガー、角館南高校のワンコインランチ、仙北牛のプレゼント抽選会等々。

 写真は仙北市議会の皆さんによる餅つきと、つきたて餅の販売会風景。きな粉、ゴマ、小豆あんの3パターンがありました。お持ち帰り用パックは、作るそばから飛ぶように売れて、本当に忙しそうでした。

 ところで農林産物等の品評をいただきましたが、猛暑と豪雨災害の影響は計り知れないことを、改めて認識しました。何度も書き込んでいるので耳にタコでしょうが、農林業の収益は天候に大きく左右されます。今回のようにダブルパンチの状況では、来年また農業経営に情熱を燃やしてくれるかどうか、とても心配です。できることは何でもやる!。市も県も国も前例に拘ったのでは前に進めませんから。 

PTの杜


 パナソニック・テレコムの皆さんによる植樹活動です。場所は田沢湖畔の県民の森周辺。周回道路を走ると「PTの杜」と言う木製看板が目に入ります。PTはパナソニック・テレコムの略称。Pの携帯電話をお持ちの方でしたらピーンと来るかな。

 ドコモ・ショップなど、全国の関連店舗の若手社員が田沢湖に入り、地球温暖化対策などの社会貢献事業と位置付けています。今回は3回目で、50名以上の皆さんが参加をしてくれました。わざわざ佐藤社長もお出でくださり「良い森になってくれたらいいですね」とお話くださって、本当に恐縮です。カエデやナナカマドなどの10種を植え込みしましたが、このサポートをしてくれたのが田沢地域の愛林会“荷葉”(堀川会長)。
 皆さん、本当にありがとうございました。

2010年10月21日木曜日

温泉で観光イチゴ園


 先日お伺いした千本松牧場内に、栃乙女を栽培する温室がありました。1ハウス100坪で6棟連結の大型ハウスです。このイチゴ栽培に温泉水が利用されていると聞き、無理を言って見学をさせてもらいました。このレポートをアップします。

 千本松牧場の観光部門(レストラン・売店・温泉など)は通年営業です。とは言っても冬期間は入場者数が減少するため、その魅力づくりや訪れたお客様のお楽しみとしてイチゴ摘みを考えたとのこと。担当の白上部長によると「源泉は50度を超えています。これを水道水で薄めて温度を落とし、塩ビ管に流しています。企業秘密もあります。直接イチゴの根に接すれば根は焼けてしまうし、余り離れると温度が友好に活用できません。幸いだったことは塩ビ管を使えたこと。泉質が単純アルカリ泉でなければ腐食しますから」とのお話でした。なるほど。

 田沢湖の温泉郷から湧き出る温泉の、高度活用を考えています。併せて平地にある各温泉の廃湯活用も可能性があります。アイディアがあったらお知らせください。

まちづくり懇談会①


 まちづくり懇談会が始まりました。今回も定例議会(9月)の終了に伴い、その様子や地域の要望などをお聞きするため3会場での開催です。昨夜は田沢湖の石神会館が会場でした。お集まりいただいた皆さん、お疲れのところ本当にありがとうございました。懇談会は、最初に行政報告です。病院事業の考え方や高校統合、農業や商工観光業への政策などを説明、また9月議会で可決いただいた補正予算の内容などをお伝えしました。

 この後、参加をいただいた方々との意見交換です。皆さんからは国保の返還金問題に対し、「これは合併前の負の遺産。旧角館町でおきたことなのに、どうして旧田沢湖や旧西木の職員が負担をするのか、むしろ公平性を損なっているのではないか」とのご指摘をいただきました。自分は、「合併は全ての遺産を引き継いで成り立った。例として適切でないかも知れないが、旧町村でそれぞれが学校をつくったり、道路をつくったりした借金も、今は仙北市民全体で返済している。これが合併だ。旧角館も旧田沢湖も旧西木も既にない自治体。旧角館でおきた問題だが、それを仙北市全体で解決することは当然だと思う。まして今回の国保過大受給問題は、仙北市民、一般会計で穴埋めをすべき事ではなく、返還金は全ての職員のうち、市を経営する管理職相当の職員に担ってもらいたいと考えている」とお話をさせてもらいました。

 この他、「農業者は今回の不作で来年からの農業経営に情熱を失っている。市として支援策が必要」と言う意見、また「観光業の活性化策が弱い」などの意見もいただきました。しっかりと受け止め、政策に反映します。

 今晩は、角館の中川集落センター、明晩は西木の紙風船館です。時間は両会場とも午後6時30分から。皆さんのご来場をお待ちします。

2010年10月19日火曜日

千本松牧場


 秋田県は食糧自給率を高める諸施策を打ち出していますが、実際のところ食肉や乳製品の生産は東北で一番低位にあるようです。畜産業は農業とお互い循環し合って成立する部分が多く、また観光分野でも有望なカテゴリーだと思います。所得の向上、食の安全安心のレベルアップ、さらには子ども達の学習の場としての役割や、レクリエーションの場にも成り得ます。そんな牧場が秋田県には必要かな…、と言うわけで、この分野で実績の高い“先輩”に教えを乞うために、栃木県那須塩原市の千本松牧場を訪ねました。

 仲を取り持っていただいたJA全農の皆さん、地域振興局の皆さん、そして視察研修をお受けくださった牧場の皆さん、ありがとうございました。

 一番ビックリしたのは敷地面積の広さ(総面積831ヘクタールで東京ドーム180個分!)です。また場内では580頭の乳牛を飼い、牛乳を中心とした商品の加工・販売を行う各施設、温泉、レストラン、そば処、レンタサイクル、子ども達の園地…。ゴルフ場は2つもありました。多角経営で現在は5部門で会社を運営していると言います(生産・観光・ゴルフ場・不動産・保険業)。会社自体は一部上場していて、社員は160名。その他、シーズンになれば契約社員で倍増します。牧場自体が年間100万人の集客力を持っていて、これは駐車無料が功を奏しているからだとか。
 規模の大小は抜きにして、とても良い先進事例を見せていただきました。

憧れのグラン・ヴィア


 赤坂6丁目のグラン・ヴィア。以前、県庁に研修生として村役場から出向していた時、県庁の向かいっ側に建っている秋田市役所、その隣に建っていたNHK秋田放送局の、さらに筋向かいにグラン・ヴィアはありました。今もあります(たぶん)。当時はスパゲッティとワインがウリモノのお洒落なお店で、こんな所でデートができたらイイヨナア~と、ため息をついていました。

 スパゲッティは、姉が結婚する前、家でつくってくれるまで、ほとんど口にしたことがなかったご馳走です。だからスパゲッティ専門店と聞くと、懐かしさと一緒に、不思議なくらいの緊張感が走ります。少なくともそば屋の暖簾をくぐる勢い、カレーハウスの扉を開けるお気軽感はありません。

 さてグラン・ヴィア。最近は生ハムで超有名です。数年前の新聞で、グラン・ヴィアが東京進出した記事を読んだ記憶があります。そっかあ、ここにあったんだ。確か仙北市にも生ハム製造工場があったはずだよな…。

 そんなことを思い出しながら、昨夜はここでご飯をとも思いましたが、やっぱりトラウマでしょうか。オープンテラスにもかかわらず、お店の前を数回往来して、結局ホルモン屋へ。
 この性根が残念です。

過ぎて初めて分かること


 昨日お世話になったホテルには、北海道からの修学旅行生が2校滞在していて、遅くまでかなり賑やかでした。この雰囲気、嫌いではありません。朝、丸の内線で東京駅に出て、東北新幹線なすの号に乗車しようとプラットホームを進むと、後ろから屈託のない笑い声。振り向くと修学旅行の隊列が迫っています。もちろん、すぐ進路を譲りました。そして後ろ姿を追いかけてしまいました。

 そう言えば大昔、修学旅行で駅を歩いた時の、周囲の大人たちから注がれた目線が気になった記憶が甦ります。あの時の大人、あれは…。

 あれは今の自分です。30年以上経って、やっと分かりました。決して田舎者を蔑むとか、団体行動を奇異に見たわけではなかった。あれは、あれは、君たちの若さへの羨望です。将来に蓄積された時間の量、可能性の間口の広さ、そんな諸々を背負った次代に対する安堵感、過ぎてしまった大切な季節を、君たちに重ね合わせトキメイテいたのです。

 過ぎてみなければ分からないこと、あります。

2010年10月18日月曜日

永田宏和氏・談


 18日午後、都内で開催された都市行政文化懇談会で、3人の皆さんの講話をお聞きしました。永田宏和(NPO法人プラス・アーツ理事長)氏のお話をご紹介します。

 「これまで全国13都道府県、他にインドネシア・中米などにも活動のウィングを広げている。内容は防災訓練。これまで余り面白みのないグッズにアーティストの参加をいただき、人の出がほとんどなかった地域の防災訓練を子ども達が参加して楽しいイベントに変身させた。様々な訓練に参加したらポイントを与え、そのポイント数でおもちゃと交換する“かえっこバザール”も好評。シェルターのサンプルもつくっていて、各大学の建築学科、実際に活躍している建築家からの協力体制も厚い。
 別の活動事例としては、教育とアートのプログラムをつくっている。教育は効果を問われる傾向にあるが、私たちはその効果を最初から期待していない。プログラムの大抵は野外活動。ここにアーティストを呼んで活動は始まる。子どもに映画を撮らせたり、音を採取してもらったり…。ある回、数々の昆虫が生息していて有名な森の中で、ボロボロな温室を透明感の高いレストランをつくるプログラムを実施した。これは面白かった。アーティストが絡んだことで、初めて体験できることばかりだった。」

佐々木雅幸氏・談


 18日午後、都内で開催された都市行政文化懇談会で、3人の皆さんの講話をお聞きしました。佐々木雅幸(大阪大学大学院創造都市研究科教授)氏のお話をご紹介します。

 「文化創造都市とは、芸術文化の持つ創造性を、産業や雇用の創出に役立て、町を多面的に再生させる試み。1985年にヨーロッパで始まった。文化創造都市は、例えば車道はよせて、歩道を町の真ん中に造ったり、広場や公園、野外ステージなどが充実した人間重視型の都市だったり、現代アートからエネルギーを吸収できる多面性を持っていたり…、そんなイメージだ。特徴的だったのはバルセロナ。ここはピカソ、ダリ、ミロ、ガウディなど、多くの現代アーティストを生み出した。ここから多くの産業が生まれ、雇用政策も進んでいる。面白い仮説があって、これはゲイやレズを許容する社会は、新しい文化・芸術が生まれやすい社会だと言うこと。既存の価値観を否定することから新たな創造はスタートするが、これは創造者も同じ価値観を持っている。寛容性が高くなければ創造性は育たないと言うことかも知れない。日本では金沢が一番先に創造都市の概念を取り入れたと思う。特に現代アートはまちづくりにどんなエネルギーを発散できか、金沢は21世紀美術館で大いなる挑戦を続けている。伝統と先端のせめぎ合いだが、市長はこの議論は金沢の将来に撮って必要だと言い切っている。現代の伝統は、当時の最先端だったはず。価値が定まっていないからこそ現代アート。次代の技術は常に革新的な地域から生まれている。」

福武總一郎氏・談


 18日午後、都内で開催された都市行政文化懇談会で、3人の皆さんの講話をお聞きしました。まずは福武總一郎((株)ベネッセホールディングス取締役会長)氏のお話をご紹介します。 

 「若いとき東京にいて、東京は狂っていると思った。東京には人間という概念のキーワードがない。東京を反面教師にすれば、人間的なまちづくりができると思っている。政治家がまちづくりと言っても、任期があって実現が難しい。日本の政治家は短命で、それが町を壊している一因になっている。政治家が町をダメにしている例、よく見かけることだが中心市街地が空洞化すれば住民の数も減少し、その解決に取り組む議員を出すことが難しくなる。周辺部の議員が多ければ、予算も当然周辺部に流れ、市街地はますます空洞化すると言う悪循環が起きている。私は企業のトップとして、企業利益を文化芸術分野につぎ込んでいる。瀬戸内国際芸術祭などは、世界のアーティストが参加している。今、生きるこの瞬間を楽しくしてくれるのが芸術。あの世の極楽を説くのは宗教。この違いは大きい。そもそも経済は人々を幸せにするためにあるもの。経済を目的にすれば間違った結果を生むだけ。人間の使命は周囲に良いコミュニティをつくること、この一点だ。」

2010年10月17日日曜日

いろんな出会い


 陸上自衛隊東北方面音楽隊コンサートに参加。コンサートは平成22年度の市市民会館自主事業です。自衛隊父兄会の皆さんや自衛隊秋田地方協力本部など、多くの方々からのご協力で開催できました。感謝・感謝。でも大好きなアルメニアンダンス・パート1の演奏中に退席。いま出ないと出会いのパーティに間に合わない…。 

 田沢湖ハートハーブ。ここは仙北市で第1号の「すこやか出会い応援隊」(あきた結婚支援センター指定)です。全県から参加をいただいた14名(女性6名・男性8名)が、朝からの紅葉の秋田駒ヶ岳登山を終え、ハートハーブでご馳走いっぱいの交流会。自分はこの場面で進行役を務めました。室内だけで完結するような出会いパーティではなく、野外活動や共同作業を通してお互いを理解するみたいな。こりゃ、良い企画だ!

 楽しかった。参加いただいた皆さん、ありがとうございます。乾杯の時のお話は本心です。「皆さんの将来が光り輝くものでありますように」。

 湖畔のビールレストランORAEでは、「~水のフォーラム~みんなの水・みんなの田沢湖」が開催されていましたが、そんな訳で参加できませんでした。ゴメンナサイ。パネラーの千賀先生、熊澤先生、浅野実行委員長、田口議員、門脇社長、ご苦労様でした。いろんな出会いがあった一日でした。

大弓会から芸文大会へ


 豊穣まつり会場を後にして、角館武道館へ。今日は角館大弓会(冨木憲吉5段会長)の創立10周年記念式典と記念射会です。凛とした空気が漂う弓道場。自分はノーネクタイの軽装で、これは場違いだったと悔やんでも後のマツリ。ごあいさつの場面では、背中にスーッと流れる冷や汗を感じながら、「己こそ頼れるよるべで、それを他に求めることを許さないのが日本武道の神髄。守るべきを守りながら、仙北市角館の町並みによく似合う弓道の発展と、次代の創造者たる高校生など育成をよろしくお願いしたい」とお話をさせてもらいました。

 その後、急いで職員のご家族の葬儀へ。喪主の言葉が“らしく”て、そして温かかった。

 少し時間があるので、第5回仙北市芸術文化振興大会へ。会場は西木町クリオン。ちょうど大正琴とコーラスの皆さんが秋田県民歌を歌う場面に入場(写真)。大きな声で2番まで歌って気分転換。

第1回薗田豊穣まつり


 第1回園田豊穣まつりが開催されました。場所は角館白岩地区の釣田会館。とっても嬉しい豊穣まつりです。どうして?…、このまつりが地域運営体活動の一環で誕生したからです。市内9つのエリアで地域運営体を設立しようと昨年度から準備を進めてきました。白岩地区は2番目に設立となったコミュニティ組織のしっかりした地域で、集落の連携も強固です。何度も各団体代表が集まり、運営体の事業計画を練り上げてきましたが、その中の1つが産業祭の開催でした。

 「普段、何とも思っていない食べ物や工芸品が、実はとても素晴らしいものだと気付くきっかけが必要。産業祭の開催はまさにその場となる。生産の拡大や加工など、地域の特徴を活かして職場づくりや所得対策まで繋がれば…」と、薗田集落の皆さん、白岩地域運営体の皆さんは先進的です。

 第1回の豊穣まつりでは、地元の若い方々も出店を出してくれました。地区外からのお客様の顔も見えます。農産物の品評では仙北地域振興局のご協力が有り難かった…。歴史を1つひとつ積み重ね、多くの方々の心の拠り所となる行事に育って欲しいと思います。

○仙北市長賞 草彅晃(中村)ネギ
○白岩地域運営体会長賞 雲雀せつ子(別当村)揚げ干し餅

田沢湖でマイムマイム


 雨上がりの田沢湖の美しさ、これを見ただけでも儲けもんです。今朝は「田沢湖畔1周マイムマイム・クリーンアップ大作戦」からスタート。実行委員会が初めて開催する田沢湖1周清掃活動は、水源地としての責任を果たしながら、これからの田沢湖を考えるきっかけにしようと計画されました。

 参加人数はさっき会場を出る時点では50人ぐらい。集合場所は湖畔の杜ビールレストランORAEです。午前中は清掃活動がメインで、これからでも遅くありません。ぜひご参加を。

 地元の秋味を楽しむ昼食会(参加者は無料です)の後、午後は水質改善に関係する講話や発表があります。終われば交流会です。さあお出かけお出かけ!。

※マイムマイムって、あのフォークダンスの?。半分正解。マイムと言うのはヘブライ語で水の意。あのダンスは水の有り難さを表現した踊りだって、知ってましたぁ?

2010年10月16日土曜日

温泉大好き!


 田沢湖グラウンドゴルフ協会の20周年祝賀会で、お隣に座った安杖正義県協会長が「角館交流センターで盆栽展をやっていて、ウチも出展している」とのお話をいただいて。ウ~ム、盆栽展なるものに足を運んだ経験がない。しかし何か興味深くもあって…。それで覗いてみてトッテモ得した感じです。盆栽も静かで美しく、会場で立てていただいたお茶も和菓子も美味しくて。皆さんも是非ご来場ください(明日まで)。

 その後、『アメリカのコロラド州から温泉マニアのお客様が来るので歓迎を』との指令をいただき、花葉館に直行。温泉棟の玄関口では、地元・西長野の皆さんが集まって餅つきの準備を進めています。エ~ッと何が始まるのかな…と思いながら、諸先輩の皆さんに聞き取りをしてみたら…。
 断片的な情報を自分なりに整理すると、なんでもコロラド州に萬波と言う和風温泉をつくったアメリカ人がいて、本家本元の日本の温泉を楽しんでもらいたいと米国内でツアーを企画して、毎年たくさんのアメリカ人を集めて来日しているんだとか。京都なども含まれたコースらしいのですヨ。でも田沢湖・角館は日本の田舎を体感できるオアシスで、花葉館は地域の皆さんと一緒に歓迎会を開催するなど、秋田コースはツアーでも大の人気スポットになっているようです。

 アメリカからお出でになった温泉大好きな皆さん(20人以上くらいかな)は、気さくで元気な方々でした。臼と杵でお餅をついて(写真)、つきあがったばかりのお餅をゴマ、きな粉、小豆、納豆(凄い!)でトッピングして、「グレイト!」「オイシイ!」を連発。自分から見ると、地元・西長野のお母さん達の“テンド(技術)”がグレイト!でした。

田沢湖GG協会設立20周年


 花心亭しらはまで開催された民謡碑建立祝賀会、舞茸ごはんと茶碗蒸し(どちらも飛びっきり美味しかった)だけいただいて、角館の健康管理センターで開催している「地域健康づくりシンポジウム」へ。平野かよ子先生のお話が聞きたかったのですが、ここでも時間が許さずごあいさつだけで退場。ホテルタザワで開催の「田沢湖グラウンドゴルフ協会設立20周年記念式典」へ。

 田沢湖グラウンドゴルフ協会設立20周年記念式典は、県協会の安杖正義会長や雫石の協会からもご来賓があるなど、さすが20年の積み重ねを感じます。高橋達田沢湖協会会長が「グラウンドゴルフの健全発展、普及を通した仲間づくり、そしてルールなど規則遵守心の醸成、多くのことに取り組んで今日がある。ホールインワン基金などの社会貢献事業は何処よりも早く導入した。協会の事務局体制を確立することで、会員への情報発信力が増大し、共通認識で前に進むことができた」と振り返りました。

 この後、田沢湖協会の発展に尽力した各氏へ、表彰状が手渡されました(以下敬称省略)。
○山田敬蔵 ○株式会社ホテル東日本ホテルタザワ(写真) ○高橋五百枝 ○信田幸雄 ○木村妙子 ○高橋健康

秋田民謡発祥の地で民謡碑建立


 今朝は一番の新幹線で田沢湖へ戻り、民謡碑建立除幕式に出席しました。仙北市、特に田沢湖地区は民謡の宝庫で、秋田民謡発祥の地と言われています。この文化を顕彰し、継承する目的で民謡碑建立実行委員会(千葉恒雄会長)が組織され、一般市民から寄付をいただいたりして、準備が進められてきました。碑文には「生生保内節・長者の山・生保内田植え踊り発祥の地」と記されています。

 ごあいさつの機会をいただいたので「できれば、田沢湖の駅を降りたら、町のどこからか生保内節が聞こえたり、踊りを見る場所があったり、そんな明日が来るように、皆さんで活動を興しましょう」とお話をしました。

 写真は、記念奉納として碑の前で披露された田植え踊りのスナップ。みんな小学生のお友達です。余りの可愛らしさに思わずパチッ。

公設民営の保育園②


 午後から、練馬区にある光が丘第8保育園に向かいました。都営大江戸線は初めて乗ります。光が丘はちょっと遠いイメージを持っていましたが、新宿から20分少しなんですね。光が丘に着いたら、ピジョンハーツの辻野洋子さんがわざわざお迎えに来てくれていました。お話を聞いたら、生まれも育ちも羽後町西毛内で盆踊りも舞えるんだそうです。 駅から5分もかからないうちに保育園へ到着。
 最初にピジョン株式会社の太田和比古常務とごあいさつ。その後、吉田玉枝園長、渡邉俊子顧問(前の保育園長)から、さっそくお話をお伺いすることに。太田常務からは「ピジョンは全国の企業内保育、病院内保育に取り組んでいる。保育水準を落とさず、サービスを向上させるノウハウは民間企業の集積の強み」とお話しいただきました。吉田園長、渡邉顧問からは、「保育方針は公設公営時代を継承し、まず地域に安心感を提供することが大切。その後、じっくりと目に見えるカタチで園の改革を進める。今では区内60園の中でもトップクラスの保育水準という評価をいただいている。ピジョン内の研修が大変充実していて、それが園づくりには大きな力になっている」とのお話をいただきました。

※ピジョン株式会社は、ベビー用品全般を扱うメーカーです。特に哺乳ビンはお馴染みです。ピジョンハーツはピジョンの子育て支援事業を専門に行う会社で、事業所内保育所、認可保育園、認証保育所、ベビーシッター、幼児教室など、高い評価を受けています。

 今回は、2つの保育園に大変ご面倒にありました。重ねて御礼を申し上げます。

公設民営の保育園①


 今回の出張は東北市長会での決議案作成が主目的でしたが、もう一つ。東京都内にある区立保育園を2施設見学することも大きな目的になっていました。見学先は中央区八丁堀にある「中央区立八丁堀保育園(野津浩子園長)。八丁堀保育園は、区がベネッセスタイルケアと指定管理契約を結んで運営しています。もう1箇所は練馬区光が丘にある「光が丘第8保育園(吉田玉枝園長)」。光が丘第8保育園は、区がピジョンハーツと業務委託契約を結んでの運営です。どちらの保育園もご家族からの信頼は絶大で、全国からの視察が続いています。
 それでは八丁堀保育園の様子を少し…。

 中央区のまちづくり事業が功を奏し、定住人口が増加傾向に転じたと同時に保育園不足が発生、八丁堀保育園はそんな中で新設となりました。3階建てで屋上には野菜を作ったりプールを置いたりするスペースがあります。野津浩子園長と一緒に説明をくださったのが中央区役所子育て支援課の来島雅彦課長。
 来島課長は「八丁堀保育園はプロポーザル方式で運営提案をいただき、その結果、ベネッセさんにお願いすることにした。ベネッセさんのノウハウは貴重。できるだけ保育士さんを他施設に移動しないよう、また良い保育士さんを集めるために良い処遇をして欲しいなどお願いしている」と話してくれました。
 野津浩子園長は「保育士の資質が保育園のレベルを左右する。区だけではなくベネッセ内での研修も多い。試験に合格すれば役職も上がる。スキルアップは信頼される保育園づくりに向けた動機付けになる。」とアドバイスをいただきました。
 小さい保育園でしたが、とても素敵な保育園でした。

※ベネッセは、自分たちの時代は福武書店でした。現在は「教育・語学・生活・福祉」の分野を中心に事業を展開しています。保育事業には規制緩和後いち早く参入したようです。子育て情報誌「たまごクラブ」「ひよこクラブ」などは若いお母さん方にはお馴染みでしょう。

2010年10月14日木曜日

第157回東北市長会総会


 第157回東北市長会総会(会長は奥山恵美子仙台市長)。会場はJR福島駅前の福島ビューホテル。東北の75市全市から首長らが出席し、国に対する要望事項を決議しました。内容は次の通り。

《特別決議》
1.自治体病院等における医師の確保
2.任意接種ワクチンの法定接種化
3.一括交付金による地方のインフラ整備遅延阻止

 自分は第1分科会に参加。第1では行財政・教育・環境についての決議議案を審議しました。案件は8種類。主なものは地方財政基盤の充実や地方交付税の確保などです。

 このうち焦点となったのは、地方交付税制度は守れるのかと言うこと。昨日の国会審議で首相が「一括交付金は交付税化したり、税源移譲したりすることも考えられる」との発現を強く危惧しての議論です。国家システムが全く不安定な中で、どうやって地域を再生したら良いのか。やはり自主財源を如何に確保できるか、新しい発想が必要です。

FM?WiFi?携帯?…


 第2回仙北市コミュニティFMの設立準備会(坂本洋代表)。地域防災力を高めるため、緊急情報を一斉にどうやって発信するか…。田沢湖・西木地区には設置されている防災行政無線も、角館地区には未設置です。これまで災害時、地域の実情に応じ防災無線での呼びかけ、または広報車での巡回、民生委員・児童委員への電話連絡などで情報発信してきました。

 でも即時性に難があったり、同一情報が変質したり。やっぱりちゃんとした柱(伝達媒体)があって、その枝葉に地域対応の手法があるべきです。

 今回はコミュニティFMの設立から話が始まっています。議会にも電場試験に関する予算をお認めいただきました。準備会では、FM局の開設を視野に入れながらも、地域内で人から人への口伝えをモデルとしたアナログ手法、一方でWiFi、携帯電話と言った先端手法まで、幅広く防災ツールの可能性を検討をすることになりました。

2010年10月12日火曜日

デマンド型タクシー運行開始


 今年の3月で運行廃止された羽後交通の路線バスに替わり、今日から上桧木内地区にデマンド型の乗合タクシーが運行を開始しました。地域の皆さんには6ヶ月間、本当にご不便をおかけしました。

 上桧木内地区は仙北市の北側、郡境を越えれば北秋田市です。ウナギの寝床のように長い地勢で、国道105号に沿って集落が散在しています。雪も多く、2月の紙風船あげでお出でをいただいた方も多いのでは…。
 さて今回運行を開始する乗合タクシーは、昨年度まで運行していた羽後交通バスと同じ便数、同料金で角館観光タクシー株式会社にご協力をいただくもの。原則として今年度いっぱいの試験運行です。この期間に、どれだけの方々がご利用くださるか、その実績づくりと、ご利用いただく条件の整理なども行います。

 出発式に参加をしてくれたおじいちゃん、おばあちゃん達からは「ありがど、えがったなあ」との言葉をいただきました。長く運行できるよう、どうかご利用をお願いします。

2010年10月11日月曜日

地域の安全を守る


 写真は10月11日、西木庁舎前で行われた全国地域安全運動の出発式の様子。角館警察署長に決意を伝えているのは防犯協会西木支部長の伊藤邦彦さん。自分たちが地域の犯罪を撲滅させるという強い思いが伝わってきました。

 この出発式に先立ち、庁舎2階の集会室で全国表彰・県表彰・地区表彰の皆さんに、表彰状の伝達式も行われました。自分はごあいさつで「合併して5年。町は大きくなりましたが、地域の中では人口が減少し、子ども達や女性、お年寄りを見守る目の数は減っています。皆さんのお力に頼っているのが現状です。余計なことと訝しがられても良いんです。一言多めに言葉をかけ合ってください。それが地域の安心度を増す力になります」とお話をさせてもらいました。
 本当に皆さんの取り組みに感謝・感謝です。

今年初めてのナベッコ


 西木地区の駅伝競争大会開会式が終わって、すぐに角館広久内地区青年会主催の球技大会を訪問。広久内地区は昔から青年会活動が盛んで、この時期になると男子は野球、女子はバレーボールで汗を流し、その後の宴会で絆をさらに深めあってきました。今回は女子、お母さん達が忙し過ぎて、結局バレーボールは中止をしたんだそうで…(やっぱりお父さん達は宴会が目的かな)。で、この野球大会、かなり面白かったです。プレーは高度ですが、どのチームもベンチから「笑える声援」が続出し、緊張と爆笑が交互に体感できます。

 さてグラウンドを後にして、急いで抱返り紅葉祭安全祈願祭へ。ご存じの通り、抱返り渓谷は県内でも屈指の景勝地です。特に秋の紅葉シーズンともなれば、全国からお客様をお迎えし、河原で鍋をかけたりしながら秋田の秋を堪能いただいています。

 安全祈願祭が終わってから、高橋達実行委員長があいさつをして(写真)、さっそく御神酒をいただきながらのナベッコです。地元のお母さん達が準備してくれたキリタンポに舌鼓を打って、ああ幸せ!。

西木地区駅伝競走大会


 10月10日朝、第45回西木地区駅伝競走大会の開会式に参加。この駅伝大会、自分も中学校時代に走っていたし(アンカーで屈辱的な結果に…)、その後、集落チームでも何度か走った経験があります。また県議当時、やはりアンカーを走り、ゴール後に気分が悪くなってお酒も飲めなかったと言う思い出あふれる伝統の大会です。

 今回の出場数は中学校・一般・オープン合わせて19チーム。何だか年々参加チームが減っていくような気がします。25キロを10区間に分けてタスキリレーするので、最長でも3.8キロ、短い区間だと1.8キロとお手頃な大会です(短いほどキツイと言う実態もある?)。スポーツ振興の側面からすれば、参加対象者の見直しなどを行う時期になっているのかな(現在はオープン参加以外は西木地区集落での参加しか認められていない)。沿道の住民も大きな声で声援をしていただけるので、実力以上のパワーが発揮できます。まだまだ頑張れる自分との出会いは、新鮮な感動ですよ。

※成績
中学校の部優勝 西明寺中学校(男子) 桧木内中学校(女子)
一般の部優 勝 小山田SPEED
    準優勝 松相
    第3位 山口

防災協定・医療協定


 愛媛県の東温市は人口約35000人の町です。県都松山市の東部に隣接し、今も人口が増加し続けています(羨ましいなあ~)。この町に「坊ちゃん劇場」ができたのは5年前。わらび座と提携し、そのノウハウを活かしながら、まちづくりの中心的存在となっています。特に西日本での劇場文化発進力は絶大です。
 今年春、仙北市長としてミュージカル正岡子規の初演にお邪魔し、高須賀市長との交流が始まりました。そんなご縁があって、10月9日、「劇場が紡ぐ仙北市・東温市交流の翼」(文化庁事業)を開催することになったものです。東温市からは高須賀市長、桂浦議長などが来市。たざわこ芸術村でトーク・セッションが行われました。

 高須賀市長からは、「四国と東北だからこそ、災害リスクは分散できる。ぜひ仙北市と防災協定を結びたい」とご提案をいただきました。自分も「東温市は人口10000人あたりの医師数が141人と、全国一の充足数がある町。仙北市では医療協定もお願いできれば」とお話をさせていただきました。

2010年10月7日木曜日

馮寄台氏と再会


 8月に仙北市に来市いただき、大曲の花火をご一緒した台北駐日経済文化代表処(写真)代表の馮寄台氏と再会。代表処にお伺いするのは今回で2度目です。馮代表には今回、2つの案件についてご指導をいただくため面会を願い出ました。快くお会いしてくださり、本当にありがとうございます。

 まず1つは、仙北市、秋田県の窓口を台北市内に開設できないかと言うこと。そのリサーチのため11月に訪台を予定していますが、ご相談をする相手を紹介して欲しいと言うご依頼。こちらについては要人を紹介いただけることになりました。またもう1つは、台北市と仙北市の友好の絆をさらに深める手法についてです。高雄とは澄清湖と田沢湖の姉妹湖提携があり、親密な文化交流が盛んに行われています。同じように台北市と仙北市の文化提携を進める素材について、意見交換のお時間をいただいたものです。馮代表からは、とても参考になるお話をお聞きすることができました。準備を周到に行い、いただいたアイディアを具体化したいと思います。

2010年10月6日水曜日

高橋練三さんの祝賀会


 先ごろ新設された「秋田県工業功労者表彰」で、田沢湖の高橋練三さん(メンズ秋田ソーイング社長)が第1回の受賞者に選定され、ご友人の皆さんが発起人となって祝賀会が開催されました。会場は田沢湖畔ハートハーブです。県の柴田産業経済労働部長や、県内のアパレル業界関係者なども駆けつけ、練三さんの多彩なネットワークを感じました。美味しい料理と練三さんの洒落たお話、肩のこらない素晴らしい会でした。

 最初に敏子さん(奥様)やお孫さんと入場し、同級生の方々からの花束の贈呈(写真)などがあり、終始和やかなムードの中、練三さんから奥様に伝えたいことがあると急きょ登壇。「お前さんのおかげでここまで来ることができた。感謝している。ありがとう」と、いつもの饒舌さとはうって変わり、短く心のこもった言葉。息子さんご夫婦の笑顔…。感動しました。

2010年10月5日火曜日

三浦裕芽子さん優勝!


 左端の女性が三浦裕芽子さん(真ん中は県馬連の田口さん、右端は同じく県馬連の中村さん)。今日の新聞でも大きく取り上げられていましたが、彼女は千葉国体で馬術成年女子の優勝者です。本日午後、優勝報告に来庁くださいました。

 三浦さんは秋田市出身の25歳。小学校6年の時に馬に乗りたいと思い、大仙市にある馬術スクールに通い始めたんだそうです。「どうして馬だったの?」と聞くと、「馬が好きだったから」とのご返答、明快です。高校1年から国体選手で、これまで何度も入賞経験がある実力者。今年3月まで務めていた秋田市役所を退職し、決意を固めて仙北市角館に移住(凄いなあ)、馬術に打ち込む姿勢と実績で、今は秋田県馬術連盟のテクニカルアドバイザーです。と言うことで現在の活動拠点は角館町内の馬場。ガンバレー!!

2010年10月3日日曜日

神代のチャリティ敬老会


 神代地区の各団体が協力し、今年もチャリティ敬老会が実施されました。実行委員長の山部利雄さんが、「暑かった夏には、熱中症で亡くなった方々が全国にたくさんいた。日々の健康を気遣い、元気で長生きをしよう」とあいさつ。また社会福祉協議会の佐藤清男会長は開会式の終盤で、「旧田沢湖町時代に行っていた80歳の皆様への肖像写真プレゼント。これを社協事業として再開した。受け取って欲しい」として、お一人おひとりに写真を贈呈。

 以前、佐藤会長から聞いていましたが、とても良い活動だと思っていました。皆さんも嬉しそうで何よりでした。

 会はこの後、演芸会に突入。熊谷信子さんの唄があったり、子ども達の手踊りがあったり。さすが秋田民謡発祥地の文化力です。

うまいもの市大盛況


 神奈川県大和市で開催中の「全国うまいもの市inYAMATO」。写真は仙北市テント前の様子。どうです。テレビで見るような光景です。昨晩のスタッフからの連絡では、既にきりたんぽ試食分は底をついたとか。新幹線で帰る途中、今日は日曜日ですから、みんな大変なことになっているのではと心配をしています。

 ところで、昨日の夕方にお会いした企業の皆さんとの協議中こんなお話がありました。「秋田県仙北市からの出店だから、仙北市の物産を販売することはもちろんだけど、でもね、お客様は秋田のうまいものを買いに来るわけで、そこには市外のたくさんの物産があった方が楽しいよね。その方が人は確実に集まるし。人を食べ物で集めて、そこで市内の観光情報をガンガンお知らせしたらどう?」。

 さて、皆さんは?

2010年10月2日土曜日

全国うまいもの市inYAMATO


 神奈川県大和市。昨年市政50周年を迎えた人口22万人の特例市です。ここで開催している「全国うまいもの市inYAMATO」(10月2日~3日)に参加。先発で前日から入った市商工課や総合産業研究所、商工会、商店、認定農業者等の皆さん、手踊り披露の秋田おばこのお姉さん達と、相鉄大和駅前会場で合流。10時から販売開始と聞いていましたが、持ってきたリンゴは開店前?に売り切れ。その後も新米やきりたんぽ鍋セット、いぶりがっこなどを買い求める大和市民で長蛇の列(凄い!)。10時30分からの開会セレモニーでも特別にごあいさつをさせていただいて(写真)。その後、大木哲市長や国兼晴子市議会議長と、市民交流のお話でも盛り上がりました。

 このイベント、6月12日にオープンした「とれたて大和」(全国の自治体に無償でスペースを貸し出している協同組合やまと直営店)がご縁になりました。仙北市としては神奈川県内で唯一の常設アンテナショップです。大和市の皆さん、仙北市の物産、秋田の食材をどうかご愛顧ください。

2010年10月1日金曜日

新酒「地ビール恵」


 「田沢湖ビール恵」の3度目の新酒発表会に出席。今年は秋田県立大学の麦と三種町のNPO法人一里塚の麦で、オール秋田の原料から恵を仕込んだとのこと。味わいは、まさにフルーティ。「麦の品種に拘り、今後も改良を重ねて美味いビール造りをします」と小林県立大学長(写真)。自分もごあいさつをと促されましたが、「まあ、早く飲みましょう」と早々に降壇。良いお酒、良い語らいで日が沈む…。

 さて、こんなに美味しいビールに背を向け新幹線に飛び乗って。明日は朝から神奈川県大和市で「全国ふるさとまつり うまいもの市in大和」。今回はイベントですが、アンテナショップは常設です(神奈川のショップはここだけ)。大和市さんには本当にお世話になっています。その御礼もしないと…。
 

田沢湖・角館4遊パス


 4遊、フォーユーと読みます。4つの遊び、そして貴方に(for you)です。秋田内陸地域公共交通連携協議会では、国の補助金を活用し、4つの公共交通機関や観光団体と連携して、田沢湖・角館を中心に巡る2日間有効のフリーパス券を発売しました。4つの公共交通機関は秋田内陸縦貫鉄道、羽後交通、生保内ハイヤー、田沢湖遊覧船です。…なので、エリア内を縦横に移動できます。

 パス券は24年3月まで発売を予定しています。大人2100円、子どもは1050円。通常価格の4割引きと聞きます。交通機関の皆さん、ご協力をいただいた上にこの価格、本当にありがとうございます。

 これまで秋田内陸縦貫鉄道は、横のライン、2次アクセスの弱さが度々指摘されてきました。自転車列車なども、これを解決する手法として検討が始まったものです。それが地域内の皆さんのご協力で、一気に広がった印象です。パス券は各公共交通機関の窓口、観光情報センターなどで販売しています。ご利用ください。