2021年9月30日木曜日

命の象徴


 今朝、田沢湖クニマス未来館。山梨県からクニマス(体長約20㎝の1歳魚2匹)が到着しました。私が迎える最後のクニマスです。少し時間をいただき、お集まりの皆さんに次のお話しをしました。

 ~田沢湖再生・クニマス里帰りプロジェクトは、秋田県と仙北市の協働事業です。未来館の水槽で泳ぐクニマスは、全て秋田県を通じ山梨県から借り受けたものです。佐竹知事、長崎知事、関係の皆さんに市民を代表して感謝を申し上げます。今日も窓から美しい田沢湖が見えます。この田沢湖でクニマスが泳ぐ日を私たちは実現したいと思っています。距離で言えば未来館と湖面は僅か20~30メートルしか離れていません。しかし、この20~30メートルの移動に100年の時間が必要だと言う人もいます。それでも取り組まなければなりません。先ず田沢湖の水質を改善し、命を育むことができる湖を再生すること、その間の作業が、一度壊れた自然環境を復元すことが、こんなに大変なことだったのかと思い知ることです。

 クニマスは湖の命の象徴・シンボルです。水槽の中で泳ぐクニマスを見ることで、田沢湖再生を諦めない、挫けない、私たちの覚悟が定まります。長い取り組みになります。子どもたち、さらに、その子どもたちに事業を託します~。

《参考》
※2010年:山梨県西湖でクニマス発見
※2017年:田沢湖クニマス未来館が開館
※これまで秋田県では40匹を借り受け
※年内さらに20匹を借り受け予定

2021年9月29日水曜日

秋田県民のホスピタリティ


 写真左が男鹿市の菅原広二市長、右が佐藤博副市長です。これまでの連携のお礼、これからの交流事業や企業支援などについてご意見をいただきました。

 秋田県内25市町村は、それぞれが素晴らしい発展要素・可能性を持っています。男鹿市は特に観光素材の宝庫で、しかも他の市町村が持っている魅力とは全く別モノです。私は以前から「男鹿観光を県民みんなで応援すれば、きっと秋田県観光は再生できる」と話してきました。自分の町にあるモノはもちろん提供し、ないモノは他市町村にあるモノを紹介して提供する…、男鹿市には自分の町にないモノがあるから、男鹿市の観光を応援することが秋田県に多くのお客さまをお迎えする力になる、そのお客さまが自分の町を訪ねる機会も増える、そう考えてきました。菅原市長は、度々この話を観光関係の会議で紹介してくれました。菅原市長、ありがとうございました。

 もちろん男鹿市に限ったことではありません。コロナ後の観光は、市町村がお互いを応援し合う体制に変質する必要があります。サービス精神が旺盛な秋田県民だったら、きっとできます。それが秋田県民のホスピタリティになります。

2021年9月28日火曜日

どれだけ「会った」か…


 曾野綾子さんの著書〝ひとりなら、それでいいじゃない〟(ポプラ社)に、「会うこと」の大好きな解釈があります。

 ~その人の生涯の豊かさは、どれだけこの世で「会ったか」で計られるような気がします。「会うこと」の対象は人間だけではなく、自然や出来事や魂や精神や思考…などです。何も見ず、誰にも会わず、何事にも魂を揺さぶられることがなかったら、その人は人間として生きていないのではないでしょうか~(概略)。

 今日は、大館市地域おこし協力隊(写真)の皆さんを田沢湖にお迎えしました。秋の空にはウロコ雲が広がっています。嬉しい出会いの後、辛い判断にご理解をお願いする会議、夕方は病魔と闘って逝った先輩のご遺族の弔問でした。楽しいこと、辛いこと、悲し過ぎること…、曾野さんに言わせたら、生きていればこそです。

2021年9月27日月曜日

雪松の発想回路


 横手市に開店した餃子の雪松・無人直売所に行きました。このお店に興味津々です。もちろん餃子も本当に美味しいのですが、この事業展開の発想回路が知りたくて…。

 既にネットでは雪松レポートが何本も出ています。無人販売で非対面型店舗、固定費の最小化、センターキッチンスタイル、24時間営業の老舗ブランド…。きっとコロナ時代の中食需要にマッチしているんだと思います。でも…、群馬県みながみ町で3代続いた雪松食堂は、餃子以外のメニューも人気が高かったと聞きました。ラーメン、カツ丼、肉丼…。どうして餃子だったのか、雪松食堂ごとのチェーン店化は考えなかったのか、その辺りのことをご存じの方がいたら教えてください。

 町の食堂時代が丸ごと・ワンパックだとしたら、今の雪松はセレクト・ワンチョイスの大きな方針転換です。飲食業界だけに限らない、何か新しいビジネスのヒントがありそうで、とても気になっています。
※右下は群馬県みながみ町の雪松食堂。

10月1日から利用制限を解除


 昨日、秋田県は新型コロナの新規感染者発表がゼロでした。7月19日以来69日ぶりです。仙北市内は先週一週間で感染者がいません。政府も緊急事態宣言の解除を検討中です。そこで市コロナ対策本部は…。

 これまで仙北市は、コロナ感染者を出さないことに軸足を置いてきました。その有効策として進めてきたワクチン接種が順調に進み、今月25日からは、12歳以上の子ども達への接種も始まっています。国全体の接種率もいずれ市並になるでしょう。そこで今朝の市コロナ対策本部会議で協議いただき、9月1日から利用制限をしてきた観光施設や文化・交流施設、体育施設等は、10月1日から制限を解除することにしました。新たな局面を迎えようとしています。もちろん未だ予断を許さない状況ですが、感染対策と同時進行でお客さまをお迎えする準備を進めたいと思います。

 なお、これまでワクチン接種のタイミングが合わなかった方にも、11月からは市内数ヶ所の医療機関で個別接種の準備を進めています。
※キャンプ場や河川敷、公園でのバーベキューについては、県の方針が改まるまで現状対策を維持します。
※文化・交流施設を利用いただいた後の、イスやテーブル等の消毒作業はご協力をお願いします。

2021年9月25日土曜日

いちじくは禁断の果実…


 にかほ市大竹地区のいちじくで甘露煮を作りました。大竹地区は7年前にガーデンカフェTimeを訪ねて以来、私にとって、いちじく栽培の聖地のような場所です。

 同地区に初めてお伺いしたとき、ガーデンカフェTimeの佐々木利子さんから色々と教わりました。いちじくは陽の光が好きなこと、5年くらい経てば良い実をつけること、たくさん肥料を使うこと…。お話を聞いて何だか栽培できそうな気になって苗木を導入しました。でもダメでした。雪対策を甘く考えていたことが最大要因です。それからは、もっぱら食べる側です。今年はロンドボルドー、ホワイトイスキア、ホワイトゼノアを使ったバタートーストが絶品でした。

 最近、複数の聖書研究者が、「アダムとイブが食べた禁断の果実はリンゴではなく、いちじくだったのではないか」と推論していることを知りました。エデンの園は果樹園だったようです。
※写真右上は、7年前に佐々木利子さんの畑を見せてもらった時に撮影。

角館こども園の新たなスタート


 社会福祉法人はなさき仙北(武藤清茂理事長)と仙北市は、9月24日、角館こども園の移譲に関する基本協定を締結しました。

 はなさき仙北は、平成25年の市議会提言、平成26年の市保育園・幼稚園法人化計画を実現するため平成27年10月に設立。就学前の子ども達と保護者の皆さんに、良質な保育と教育の場を提供したい、働く側にとっても魅力的な職場であって欲しい…、そんな思いが込められています。皆さんのご協力をいただき、翌28年4月には「だしのこ園」「神代こども園」を、令和2年4月には「にこにここども園」「ひのきないこども園」を移譲することができました。今回の基本協定は、来年4月から「角館こども園」の移譲を約束したもので、給食も園内の調理室で直営します。

 私はごあいさつで、「はなさき仙北の設立主旨にあるように、子ども達一人ひとりが、持って生まれた花を咲かせられるよう、どうかよろしくお願いします」とお話をしました。

2021年9月24日金曜日

花さき山


 絵本の〝花さき山〟が大好きです。人が優しいことをすると一つ花が咲く…、そんな斎藤隆介さんの物語を、美しい切り絵で表した滝平二郎さん。その原画を県立近代美術館で見ることができました。

 同館では「誕生100年・滝平二郎展」を開催中です。版画家、切り絵作家、絵本作家として人気が高い滝平二郎さんは、茨城県小美玉市の出身で仙北市と戸沢氏でご縁があります。さて、私が花さき山を初めて手にしたのは小学校の図書室だったと思います。山んばの不気味さ、一面の花の美しさもそうですが、それらの背景色が真っ黒だったことに驚きました。印象的な色彩でした。そして、主人公の少女あやに山んばが話して聞かせた花さき山の花の意味…。少年時代に出会うことができてラッキーでした。

 山んばが言います。

自分のことより人のことを思って
涙をいっぱいためて辛抱すると
その優しさとけなげさが
こうして花になって咲き出すのだ

 あやは何とか里に帰ることができました。でも誰も花さき山のことを信じませんでした。あやは再び花さき山を目指しますが辿り着けなくて…。でも、人に優しくできた時など、「あぁ、花さき山にまた一つ花が咲いた」と心の中で喜こぶのです。


2021年9月23日木曜日

おはぎ作りました


 彼岸の中日です。おはぎを作りました。此岸にいて、煩悩に迷いながら時を重ねています。こんな日々で彼岸に到達できるのでしょうか。あぁ…、おはぎ美味しい。

 あずき、ずんだ、ごま、きなこ、です。変わり種も作ってみましたが、フォルムが煩悩の塊で…。ご先祖さまにはお見せできません。

2021年9月22日水曜日

どうか、このまま…


 この5日間、仙北市内でコロナの新規陽性者はいません。8月に一時満床となった市立角館総合病院のコロナ病棟も、現在は入院患者ゼロです。皆さんのおかげです。

 市民の感染対策が功を奏しています。本当にありがとうございます。ワクチン接種も順調に進んでいて、9月20日現在で1回目を終えた皆さんは62.6%(県62.3%、国59.7%)、2回目を終えた皆さんは60.4%(県52.9%、国48.4%)となっています。この傾向を維持できれば、利用制限をお願いしている市内の各公共施設も再開が可能になります。

 あと少しで10月です。政府は発令中の緊急事態宣言を解除するかどうか、28日に決定する報道がありました。まだまだ予断を許さない状況ですが、感染対策と同時進行で新局面に万全の準備を進めます。
※写真は西明寺栗。

2021年9月21日火曜日

キバナコスモスとリンゴ畑


 文化活動の支援事業にご協力をいただこうと、横手市の髙橋大市長、羽後町の安藤豊町長、東成瀬村の佐々木哲男村長を訪ねました。お忙しい中、お会いいただきありがとうございました。

 写真は東成瀬村の国道342号沿いに咲くキバナコスモスです。お話をお聞きしたら、東成瀬小学校と東成瀬中学校の子ども達、そして地域の皆さんなどが協働して、6月に約1㎞にわたって種をまいたそうです。その前作業の草刈りや耕起も大変な作業だと思いますが、村をあげて15年続く活動とのこと。村民の努力が花を咲かせています。さすが「日本で最も美しい村」連合に認定された東成瀬村です。

 帰り道に走った県道272号は、両脇が見事なリンゴ畑です。果樹生産は横手市の目玉政策ですが、あの豪雪被害の後、どれほど難儀して今年の収穫を迎えたんだろうと思ったら、実の一つひとつが涙と努力の結晶に見えてきました。

2021年9月20日月曜日

それぞれの人生の分岐点


 今日は、午前から仙北市職員採用試験・社会人経験者の面接試験でした。各地から総勢39人に応募をいただき、1次試験を通過した12人の皆さんと意見を交わしました。

 2次試験にお越しいただけなかった皆さんにも感謝を申し上げます。仙北市を受験いただき本当にありがとうございました。2次試験に進んだ皆さんには、休日に田沢湖庁舎までご足労をおかけしました。今日の面接官は私、倉橋副市長、須田教育長、大山総務部長の4人でした。お越しの皆さんは様々な資格を持ち、社会人生活を経験してきた方々です。会話が進むにつれ自然に人柄がにじみ出てきます。実績だけではなく、苦労や失敗談などをお聞きすると、今の職場でも最善を尽くしている様子が容易に想像できます。

 大切な同僚や上司、慣れ親しんだ土地を離れ、それでも仙北市を受験せずにはいられなかった皆さん。仙北市の可能性、地方創生やSDGs、豊かな歴史文化、市民協働、それら仙北市の将来に自分の人生を賭した覚悟…。面接官はそれぞれの人生の分岐点に立ち会っています。
※写真はコロナ対策でシールドが物々しい面接会場。

2021年9月19日日曜日

SNSで田沢湖マラソン


 今日は第35回田沢湖マラソンの予定日でした。コロナ対策で開催は断念しましたが、可能性を最後まで協議いただいた実行委員会に感謝します。来年に向けて写真を何枚かアップします。皆さんもSNSで田沢湖マラソンにご参加ください。

 皆さんが以前の田沢湖マラソン写真をアップしたり、ブログに書き込んでくれたり…、そんな話題づくりに参加してくれたら、それはきっと来年の大会の力になります。ここにアップした写真は私のスマホにあったものですが、自撮りと拾った写真と区別がつかないのもあったりで、誰かさんの撮影だったらゴメンナサイ。

 大丈夫、来年はきっときっと開催できます。

2021年9月18日土曜日

唐辛子の魔除け


 畑から赤くなった唐辛子を採ってきて、ワラで編んで魔除けを作りました。皆さんのコロナ感染対策(悪疫退散)用です。そのワラは齋藤農園の瑠璃子さんにお願いして…。

 案山子をバラしてもらって確保しました。まだ稲刈り前で周囲にワラがありませんでした。瑠璃子さんごありがとう。さて唐辛子の魔除けは、昔から魔を払うと言われたり、運気を高める…みたいな言い伝えがあります。そう言えば、たまに玄関先に飾られていたりするのを見かけます。写真では簡単な構造ですが、実際に編んでみると結構これが難しい作業でした。

 市内のコロナ感染者は、今日現在で累計55人を超えていると推計しています。市民の皆さんの感染防止対策が功を奏し、8月以降の急激な感染拡大は沈静化に向かっています。深く感謝を申し上げます。ワクチン接種も順調です。神だのみは唐辛子の魔除けで…。

2021年9月17日金曜日

エール


 臨時議会を開催。秋田県議会議員補欠選挙費、仙北市経営維持支援金給付事業費、学校給食応援事業費などに必要な予算、1億1,336万6千円を補正提案しました。これが可決後、2人の市議から辞職願が提出されて…。

 仙北市経営維持支援金給付事業は、幾つかの要件をクリアした市内事業所に10万円を給付する事業、学校給食応援事業は、コロナ対策で休校機関があったことから、給食無料期間を11月末まで延長する事業です。これら予算案は賛成多数で可決いただきました。その後の休憩時間中、髙橋豪議員、田口寿宜議員の2人から、黒沢龍己議長宛に辞職願が提出されました。2人は秋田県議会議員補欠選挙に挑む決意です。議会はこの願を許可しました。

 私はあいさつで、「2人に感謝と敬意を表します。地方自治は民主主義の最良の学校、その成功の最良の保証人という格言があります。どうか市民・県民と利害を共有し、課題の解決に向け議論を尽くし、共に汗を流して郷土の未来を開く、新たな力になって欲しいことをお願いします」とエールを送りました。
※地方自治は~の格言は、英国の政治家ジェームズ・ブライスさんの言葉。
※二人辞職後の委員会(役職等)は下記の通り。
・議会運営委員長 小木田隆議員
  同副委員長会 真崎寿浩議員
  同委員    武藤義彦議員
・総務文教常任委員長 高橋輝彦議員
  同副委員長  武藤義彦議員
・議会広報編集特別副委員長 武藤義彦議員

2021年9月16日木曜日

150万アクセスに感謝!


 今朝、ブログの管理画面(写真)を見たら、「みんな元気にな~れ日記」が150万アクセスを超えていました。皆さんお読みいただいて本当にありがとうございます。

 個人ブログとして2009年8月に開設してから、12年間あれこれ書き続けています。仙北市の今を発信したい、と同時に、皆さんがサッと目を通して一息ついたり、何だかワクワク元気になったり、そんなブログにしたいと思っていました。振り返ると、一番に助けられたのは私自身だったような気がします。嬉しいことも悔しいことも一人で背負わないで、文字にしてブログに置くことで自由になれた気がします。記録として後で読み返すにも重宝しています。公人として知り得た情報は書き込みませんが、特に気象情報や防災対策などは早くお伝えすることを心がけました。

 3,247本(昨日まで)の投稿は、皆さんと歩んだ12年間の足跡です。心から感謝を申し上げます。

2021年9月15日水曜日

角館「國の花」復興プロジェクト


 昔、角館町横町に北仙醸造株式会社と言う秋田清酒の醸造元がありました。同社の看板銘柄が「國の花」(写真ラベル)です。このお酒の復興プロジェクトを立ち上げたいと考えています。

 「横町を通ると一升瓶を洗う音が聞こえてきて。少し入ると置いてあった空瓶がキラキラ光って綺麗だった」。先輩からこんなお話しをよく聞きました。たぶん半世紀ぐらい前の情景ではないでしょうか。その後、市長職を預かり、まちづくりや産業振興、特に観光政策を議論する度に、「ここで仕込んだお酒をお客さまに提供したい」、そんな気持ちが強くなりました。コロナ後の世界は、地域の中でどれだけ丁寧に時間を過ごしたかが価値になります。ノスタルジックな思いが先に立った復興プロジェクトではありません。

 皆さんが知る「國の花」情報をお寄せください。SNSを最大活用し、一緒に秋田の銘酒を復興しましょう。
※写真ラベルは、北仙醸造株式会社最後の社長・藤原恒悦さんからお借りしました。

2021年9月14日火曜日

ツリーテントで〝体験ゆらゆら〟


 ソロキャンプ、今年まだ実行できていません。田沢湖畔のツリーテントや水上テントも楽しそうだし…。予約具合が知りたくて、田沢湖キャンプ場に立ち寄ってみました。

 キャンプ場に面した湖畔には、ツリーテントが2基セットされていて、樹間に浮いて見えます。この空中テントの中で静かに揺れてみたくなって、佐藤裕之代表に〝体験ゆらゆら〟をお願いしました。ご快諾をいただき、ゆっくりテントに登り、足を延ばして横になって…。う~ん気持ちいい!。これは大きなハンモックです。「私〇〇キロあるけど大丈夫?」と聞いたら、大人4人で寝ても全く安定している優れものなんだとか。

 今年は、昨年以上に感染対策を徹底してお客さまをお迎えしたそうです。9月に入って少し落ち着いて、平日は予約が可能と聞きました。ここから出勤するのも贅沢です。
※写真の左下は初日の出ではありません。テント色に染まった私の頭部です。

2021年9月13日月曜日

山ぶどう天然サプリがすごい!


 バイオベンチャーのジェネスティア株式会社(本社:仙北市)が、山ぶどう抽出果汁1/365(ヒゴト)を開発販売しました。研究室で生まれたアンチエイジング天然サプリメントです。

 原料の山ぶどうは、選び抜かれた種子で栽培したオリジナル品種。無添加100パーセントの天然食材で、体内で合成できない有用成分が多く含まれています。同社代表の嘉陽毅・医師(医学博士:仙北市神代診療所管理者)は、「通常水を飲ませたマウスと山ぶどう果汁を飲ませたマウスの比較実験を行いました。山ぶどう果汁がマウスの心臓で加齢に関わる遺伝子変化を抑制していたことから、抗老化作用(アンチエイジング)があって、心臓の炎症や疲弊化、心肥大を抑制・回復していることが判明しました。また高カロリー食材を食べ続けるマウスに山ぶどう果汁を飲ませると、体重が減少することからダイエット効果も高いことが分かっています」と話しました。

 嘉陽医師は、仙北市内の医療現場で日常的に患者に向き合い、市の特区プロジェクトへの協力もいただきながら、各社サプリのマウス実験、マイクロアレイ遺伝子解析実験など忙しい毎日です。1/365(ヒゴト)が一番必要なのは嘉陽医なのでは…。
※1/365(ヒゴト)のお問合せ・お申し込みは018-838-5681 メールは info@genestear.com まで。

2021年9月12日日曜日

来年こそは…


 仙北市内を走る国道105号バイパスの道路花壇は、今年も新型コロナの感染対策で一斉植栽を断念しました。往復9.6キロメートル区間にマリーゴールドはありません。

 でも西荒井集落と堂村集落で、バイパスと旧道の合流地点に整備した花壇でマリーゴールドが満開です。耕起、苗植え、除草、時には水やりなど、市シルバー人材センターの受託作業として汗を流してくれた市民の皆さんが、今年も美しい花を咲かせてくれました。本当にありがとうございました。ご苦労様でした。

 仙北市西木町のフラワーロードは昭和40年代に始まったと言われています。当時は未舗装だった国道沿線集落の住民が、自動車の往来で巻き起こる土ぼこり対策で水まきをしたことが起源です。この作業が国道舗装後も道路花壇づくりに姿を変えて受け継がれ、それがコミュニティ活動として他の地域にも広がりました。

 今日、角館町内のあちこちで曳山の解体作業が行われていました。来年こそは…。子ども達の大会や修学旅行も変更・変更の連続でした。来年こそは…。地域の伝統行事・お楽しみ会も軒並み取りやめになりました。来年こそは…。田沢湖マラソンも100キロチャレンジマラソンも、生保内節全国大会も産業祭も、会議を重ねて中止を決めました。来年こそは…。花いっぱい一斉植栽も、来年こそは…。
※写真は西荒井集落の旧道とバイパス合流地点の花壇(9月12日撮影)。


2021年9月11日土曜日

解決の日


 今日は、最近気になっていた幾つかが解決できた一日でした。それぞれの写真について簡単に説明します。

〇写真左上:道祖神の新情報をいただき、確認したくてウズウズしていました。高屋県営ため池のほとりに建つ祠の中で、見事な2枚のお面がニラミを効かせていました。
〇写真左下:内陸線松葉駅周辺の赤蕎麦ほ場です。花が咲き始めたと聞きて、見たくて見たくて…。もう少しすれば見頃がやってきます。
〇写真右上:お弁当に作るサンドウィッチは、ハンバーグや豚角煮などで茶色になりがちです。そこでカラフルなパプリカの甘酸漬けをはさみたくて…。やっと作れました。
〇写真右中:うにバターと言う商品です。昔、炊きたてご飯にバターを溶かし醤油をかけて食べました。うにのテイストが加わるとどうなるか、実食は予測を超えて…。
〇写真右下:今日からNHK総合で「大江戸もののけ物語」。EPに妖怪大戦争の角川歴彦さんと豪華です。毎週観たい番組と出会えました(写真はNHK広報から)。

 昨日とは違う今日を、今日とは違う明日を、全力で!。

2021年9月10日金曜日

学校給食を再開します


 仙北市教育委員会は、停止していた学校給食を9月13日から再開することに決定しました。皆さまには大変ご迷惑をおかけしました。

 市総合給食センターは、株式会社メフォスを業務委託先として市立小・中学校11校、大曲支援学校せんぼく校へ、合わせて約2千食の給食を提供して来ました。しかし8月27日、調理スタッフに新型コロナの感染を確認し、また関係者に陽性者や濃厚接触者などが出たことから、8月30日に給食の提供を一時停止。その後、保健所など県の指導もいただいて再開プロセスを進め、同センターの消毒作業や委託スタッフ全員の複数回のPCR検査の実施、再発防止策の徹底などで安全性が確認できたことから、9月13日の再開を決定したものです。

 給食が止まった間、皆さまには大変ご迷惑をおかけしました。心よりお詫びを申し上げます。一方で様々な対応や工夫があったこともお聞きしています。ありがとうございます。なおコロナ経済対策で7月~10月の給食費を無料としていましたが、本事案の発生も踏まえ無料期間の延長等について協議中です。

2021年9月9日木曜日

ドラえもん…不完全の魅力


 「ドラえもんを本気でつくる」(PHP新書刊)を読んで、私、気がついてしまいました。

 著者の大澤正彦さんは29歳のロボット研究者。小さな頃からドラえもん作りの夢を抱き、現在は慶應義塾大学大学院で、仲間たちとドラえもんづくりに取組んでいます。大澤さんは、「ドラえもんは不完全なロボットです。のび太もジャイアンもスネ夫もしずかちゃんも、パパもママもみんな不完全です。ドラえもんは劣等感の塊のようなのび太を助けるために未来からやって来た猫型ロボットです。ただロボットの完成度から言えば、妹のドラミちゃんの方が格段に高い。でもドラミちゃんはアニメの中ではハシ役です。ドラえもんが世界中の人間に好かれる理由は、不完全なロボットと不完全な人の助け合い、不完全な人同士の助け合い…、そんなドラマがあるからです」と。

 私、藤子・F・不二雄さんの漫画は全部大好きです。ドラえもんはもちろん、パーマン、TPボン、オバQ、21エモン、エスパー魔美ets…、確かに描かれたキャラクターは、失敗ばかりの頼りない少年少女、そしてポンコツ・ロボットです。そうか、不完全は魅力の1要素なんだ。ん?、だったら私はかなり魅力的ではないかしら…。

2021年9月8日水曜日

お薬師さんで疫病退散を祈願


 今日と明日は勝楽山成就院薬師堂(お薬師さん)のお祭りです。市民を苦しめる新型コロナの疫病退散を祈願しました。今年は遷座400年祭で護摩業を予定していましたが…。

 工藤智径住職や荒木博総代など関係者は、参列者の少人数化や式典の時間短縮、護摩業の取止めなど感染症対策を最優先して祭典を斎行しました。私はごあいさつで、「お薬師さんは、400年前からここに居て町や市を守って来られました。今は市民の心にも世の中にも元気がありません。来年こそ賑やかにお祭りができるよう、改めてお薬師さんのご利益におすがりしようと思います」とお話をしました。

 お祭りは宵宮法楽、そして御輿巡行と続きます。お天気が崩れませんように。

2021年9月7日火曜日

静かに厳かに角館のお祭り


 角館のお祭りは、角館総鎮守神明社例祭と勝楽山成就院薬師堂法楽が合同した祭典です。今年はコロナ感染対策で曳山運行や舞台設置など中止になりましたが、神事は静かに厳かに行われています。


 今日午前は神明社の例祭当日祭でした。参列の皆さまの人数や斎行時間の短縮などから、戸澤裕一宮司や関係の方々の、感染対策に対する高い意識を感じます。おかげで皆さまに加えていただき、私も静かに厳かに日頃の御礼と疫病退散を祈願することができました。さらに、今晩の宵宮祭や明日の神輿渡御祭でも、徹底した感染対策が講じられていると伺いました。

 笛や太鼓の音が聞こえない角館のお祭りは、きっと今年が最後です。
※写真は今日の角館総鎮守神明社・例祭当日祭。


2021年9月6日月曜日

コキアめんこい!


 仙北市内を移動中、思わず急ブレーキ。これはめんこい(可愛い)!。

 コキアに目がついています。新聞で見た記憶がありますが、実物は初めて。楽しいなあ。たぶんコキアって、ほうき草だよなあ。実はトンブリでプチプチで美味しいよなあ。

 場所は山谷川崎の…です。手入れ中のお母さん、笑顔もユーモアも本当に素敵です。

市議会定例会が閉会して


 私にとっては最後の市議会定例会が閉会しました。議員の皆さまには全議案を可決いただき、本当にありがとうございました。閉会のごあいさつで私は…。

 「~この数日は市民の皆さまに新たな感染者はいません。しかし市内経済はますます疲弊感を増していて、何らかの支援が必要な状況が続いています。その対策をご審議いただく臨時議会をお願いしたいと思います。現状では飲食店や他の業種など幅広に支援し、また給食費の無料期間の延長なども検討中です。なおコロナ感染者はもちろん、その家族、子ども達、学校、各職場に対して誹謗中傷は厳に慎んで欲しいことを、改めて市民の皆さまにお願いします。同じ市民が大変なときに、助け合わないで悪口を言ってどうするんですか。協働のまちづくりを進める市民の矜持を、今こそお示しいただきたいと思います~」と。

 議会を通じ、改めて市民の皆さまに呼びかけです。大丈夫、チーム仙北は必ず困難を乗り越えられますから。

2021年9月5日日曜日

秋田県知事の岩崎小二郎さん


 1879年~1886年、秋田県内ではコレラが流行。さらに同年、船川港に上陸した船員から天然痘が感染拡大、1896年には赤痢が、1907年にはトラホームがまん延しました。

 この頃の秋田県知事に岩崎小二郎さんがいます。岩崎さんは1889年12月、明治政府から第7代の秋田県知事に任命された方。長崎県の大村藩出身です。しかし記録によると、当時は病気を抱えていて秋田着任が叶わなかったようです。これは本人は相当に無念だったと思います。だって…、戊辰戦争で大村藩が秋田に援軍出兵し、角館の町並みを守ったことを岩崎さんは知らない訳がなく、「同藩の同胞が命がけで守った秋田へ知事として着任できる」と、きっと大喜びしたに違いありません。戊辰戦争が終わって僅か20年後の出来事です。

 感染症対策のヒントを探し、県公文書館を訪ねて岩崎さんを知りました。大村市と仙北市は今も姉妹都市のお付き合いが続いています。岩崎さんの無念は、同郷の皆さまがしっかり晴してくれています。
※写真は姉妹都市40周年事業(2019年9月:秋田空港)。

2021年9月4日土曜日

ウイルスは見逃さない…


 仙北市内の新たな感染情報はありません。生保内中学校PCR検査は、全員が陰性との報告を受けました。良かった!。

 曳山の巡行中止など、祭典内容を大幅に縮小した角館のお祭り(7日~9日)は、神明社や薬師堂の参拝、御神輿渡御・御輿巡行などで、感染予防対策の徹底に向けた最新情報をご確認ください。ウイルスは疲れて体力が落ちた時や、ちょっと気を抜いた瞬間も見逃しません。

 高い危機意識が人と家族と町を守る原動力です。重ねて感染者や濃厚接触者・接触者の誹謗中傷は絶対にやめてください。

2021年9月3日金曜日

感染が続いています


 昨日に続き、今日も仙北市役所50代男性職員の感染を確認しました。先に感染した職員の接触者として検査を受けていた職員で、庁内で3人目の罹患です。市民の皆さまにお詫びを申し上げます。

 コロナ対策本部では、職員に出勤前の体温測定など自身の体調観察、また職場内でのマスク着用・手指消毒など徹底を呼びかけています。現状でPCR検査を受けた職員、これから受ける職員もいます。休校した各学校の安全対策中、生保内中学校では今日PCR検査を実施しました。

 9月は各地域で多くの行事が予定されています。不要不急の会合は自粛ください。市役所の会議で可能なものは書面やリモートに切り替えています。ご理解をお願いします。
※今年は自家栽培の赤唐辛子で、疫病退散の吊り飾りを作ろうと思います。

2021年9月2日木曜日

仙北市内3校を休校に


 市コロナ対策本部会議を開催。須田喬教育長から、生保内中学校、生保内小学校、角館小学校の休校について報告がありました。

 いずれも、保健所、学校医、産業医など関係機関との協議で決定したもの。生保内中学校は9月1日~9月14日まで、生保内小学校は9月2日~9月7日まで(地域内感染が止まらない現状からの休校判断)、角館小学校は9月3日~9月6日まで休校の予定。生保内中学校は学校でのPCR検査を準備中です。市内での感染は8月に始まり、現状は累計で50人程度と推測しています。私は「家庭内、地域内、職域内の感染が続いています。全力で子ども達を守る、市民を守る、対策本部はその覚悟であたります」とお話ししました。

 市役所内でも感染が続いています。市民が不安を感じないよう、公務に遅延など起こらないよう、全庁で対応中です。
※写真は休校になった教室のイメージ。

2021年9月1日水曜日

みんなガンバレ!!


 仙北市議会・予算常任委員会の冒頭で、市職員の新型コロナウイルス感染についてお話ししました。感染は角館庁舎に勤務する30代男性職員です。

 当該職員は8月30日から発熱があり、8月31日に医療機関を受診し検査を行い、陽性が判明しました。一般市民と日常接する窓口業務は担当していません。また業務中はマスクを着用し、業務カウンターにも飛沫防止用シールドを設置しています。続いて須田教育長から子ども達の状況、総合給食センターの対応等についてお話しがありました。

 なお、その後の対応で市内の一部学校は今日の午後から休校措置となっています。子どももお年寄りも、家庭でも学校でも職場でも、誹謗中傷は絶対にしないでください。そして細心の注意をお願いします。厳しい局面ですが、必ず感染拡大を断ち切ることができます。みんなガンバレ!!。