2019年1月30日水曜日

農業loTで稼ぐ農業を考える会



 仙北市は、耕作放棄地対策や担い手の確保、安定的で高品質な生産体制の確立に向け、最先端のセンサーや通信技術の実証実験を行っています。この経過や成果を報告し方向性を探る「稼ぐ農業を考える会」を開催します。


◎日時や会場は次の通り。
1.田沢湖地区 2月1日(金:14時~)
  仙北市就業改善センター

2.西木地区 2月15日(金:14時~)
  西木総合開発センター

3.角館地区 3月8日(金:14時~)
  角館交流センター



◎どの会場も次の内容です。
第1部 「スマート農業から農業を変える」14:00~14:50
 講師:秋田県農業試験場 村上章さん

第2部 「農業loT実証経過について」
 検証:アスパラ、菌床シイタケなどでの活用実態

第3部 「専門家との意見交換会」
 意見交換:民間事業者・研究機関・行政など



主 催 仙北市
申込先 仙北市農林部農業振興課(担当:武藤)
    電話 0187-43-2206
    fax  0187-47-2440
    mail  
norin@city.semboku.akita.jp
 ※お申し込みはfaxか電話、Eメールでお願いします。

せんぼく校の観光プラン報告会がすごい!



 県立大曲支援学校せんぼく校で、高等部3年の皆さんから観光プランの提案をいただきました。既に地域のお店と商品化したお菓子もありました。アイディアとスピード感、プレゼン力、そして実現…、すごい!。


 この1年間、観光科の皆さんは4グループに分かれて活動をしてきました。報告会は「地域が教室」を合い言葉に、多くの市民の皆さんと協働作業を重ねた成果です。武家屋敷ジオラマ制作グループは、完成したジオラマを観光協会へ展示することが決まっています。角館美化・環境整備グループは、まちの宣伝ボードを多数制作し、商店や郵便局でピーアールが始まっています。おみやげ開発グループは、美しいお菓子用ナイフづくりに成功し(とても素敵で市役所で使いたいとお願いしました…)、また、スイーツアイディアグループは、四季折々の味を楽しめるマドレーヌを開発し、市内の菓子店で販売するそうです。


 さらに、武家屋敷の英語標記、武士やお姫様のスタイルでの記念撮影サービス、たつこ像ピカピカ作戦、内陸線お楽しみツアー列車の運行など、実現したい提案を多数いただきました。ありがとうございます。

2019年1月29日火曜日

臨時議会で庁舎整備事業費を可決


 今日、第1回仙北市議会臨時会を開催。総額で約23億3,500万円の庁舎整備事業費は可決しました。老朽化が著しかった現角館庁舎は、角館駅に近接した市有地に移転新築し、来年9月の業務開始を目指します。

 先ごろ、実施設計が終了したことから、工事費を提案(継続費の追加)しました。平成31年は約11億円、平成32年度は12億3,500万円です。統合庁舎案が議会で否決となった後、各庁舎に分散している部局等をできる限り集約し、お客さまの利便性向上や安全対策、まちづくりの拠点整備を重ね合わせた提案でした。きっと省コスト化にも貢献できるはずです。賛成者は16人、反対者は1人(議長を除く)でした。

 このほか、市政報告でお伝えした事項は次の通りです。
・総合教育会議の報告(学校適正配置で中川小学校は平成31年度に角館小学校と学校間交流を行い平成32年4月に統合したい結論に至った)こと。
・市ホームページのスマートフォン版運用を始めたこと。また「みんなの情報窓口(略称みんまど)」=市民から道路破損状況や空き家の現状等を位置情報と写真で投稿いただき、関係部局が即時対応する新サービスを2月1日からスタートすること。
・公共施設の敷地内全面禁煙を4月1日から始めること。
・国外に仙北市をアピールする新プロモーションビデオは、先月12日から放映を開始し既に70万回再生を超えたこと。
 など。

2019年1月28日月曜日

持続可能な地域づくり



 先週25日、宮城県東松島市で「第1回東北SDGs未来都市サミット」。ここで第1回サミットを開催して本当に良かった!。東松島市は、東日本大震災で1,109人の市民を亡くしました。その絶望の淵から新たなまちづくりが始まったのです。


 同市震災復興伝承館で上映された津波の映像は、悲鳴も生々しくて正視できません。あれから間もなく8年です。でも市内はビックリするくらい復興が進んでいます。視察先だった宮野森小学校は児童玄関が図書室でした。地域を担う子ども達に本を読んで欲しいと願い、当初から基本設計に盛り込んだとのこと。太陽光発電の導入、防災倉庫やスマート防災エコタウンの整備、外部からの企業移入…。 地域が社会が将来も存続できるよう、まさに持続可能な開発目標(SDGs)を掲げ、震災復興を進めています。


 東北では、東松島市と山形県飯豊町、そして仙北市の3市町のみの指定です。そして第2回は仙北市での開催が決定しました。皆さんに参加して欲しいと思います。

2019年1月27日日曜日

間もなくSNOW WARS



 角館高校生と、市民有志ゆかいな仲間達のSNOW WARS(雪玉合戦)は、いよいよ本日13時にスタートです。場所はJR角館駅隣の駅東公園、皆さん応援をお願いします。


 会場には、世界的な雪像アーティストの菅原俊昭さんを講師に、大人と子どもが協力して造った雪像もあります。これも見応え十分。そして雪玉合戦。懐かしいなあ…。高校生の皆さん、大人になんか負けないで!。


 寒いけど温かい、秋田の冬です。

2019年1月26日土曜日

大阪でお餅カフェ


 大阪の企業立地セミナーに参加。その直前、話題のお餅カフェを発見し、思わず飛び込みました。写真は餅匠しずく新町店さん。くるみ餅と煎茶セットです。美味しい!。

 ビルの1階で看板などありません。大きなガラス窓の向こうにカウンターが見えるので、やっと喫茶店だと分かります。それにしても、大都会だとお餅はこんな風にオシャレになります。もちろん見た目だけではなく、食味も洗練されていて本当に美味しくて。お餅の概念が変わりました。お持ち帰りで、男性客の出入りが多いのもビックリ。
 初めてのお餅カフェ、新発見がいっぱいです。

 セミナーは、多くの企業の皆さんとお話しができました。新しいビジネスプランを提案いただく企業もあって、これは準備が必要です。ありがとうございました。

2019年1月20日日曜日

神様の贈り物


 第41回児童生徒県南美術展は今月27日まで。小学校58校・中学校23校から、993点の作品を出展いただきました。ぜひ平福記念美術館にお出でください。感動をお約束します。子ども達の才能はきっと…。

 美術展は昨日が表彰式でした。審査と講評をいただいた佐々木良三さん(国画会会員・秋田大学名誉教授)、青池恒城さん(元大曲仙北造形教育研究会会長)、小原靖さん(前大曲仙北造形教育研究会会長)ありがとうございました。
 私は作品に感動し、審査員の講評に感動し、その流れで子ども達にお話をしました。「歌が上手い人、走るのが速い人、勉強が得意な人、手先が器用な人…、神様は全ての人に何かの才能を分けてくれたんです。皆さんは絵を書いたり、何かを貼ったり彫ったりして、自分を表現する才能をもらったんです。大切にしてください。皆さんが感じたことを表現してください。嬉しいこと、悲しいこと、たくさん体験してください。怒ったり泣いたりしてください。その思いを、良かったらまた作品にして、私たちに見せてください」と。子ども達の才能は神様の贈り物です。いえ、子ども達自身が神様の贈り物です。

◎特賞受賞者
・仙北市長賞
もてぎいちか(角館小学校1年)、たかはしりの(皆瀬小学校1年)、こまつあつき(植田小学校2年)、高橋真央(角館中学校3年)、吉村彩名(神代中学校3年)
・仙北市議会議長賞
さとうれい(朝倉小学校1年)、しばたかれん(須川小学校1年)、鈴木結斗(東成瀬)小学校3年)、伊藤禮(藤木小学校4年)、高柳泰地(花館小学校5年)
・仙北市教育長賞
深川壮太(大川西根小学校4年)、村岡瑛太(旭小学校6年)、佐々木優人(三梨小学校6年)、伊藤綺音(横手北中学校2年)、安藤聖那・高倉壮一郎・高橋翔愛・藤本彩愛(共作・神代中学校3年)
・平福記念美術館長賞
草薙美月(豊岡小学校5年)、尾樽部こころ(神代中学校1年)、佐藤粋(稲川中学校2年)、佐藤諒佳(美郷中学校3年)、大坂美聡(横手北中学校3年)
・秋田魁新報社賞
辻雛(角館中学校3年)
・AKT秋田テレビ社長賞
ふじいしょう(神代小学校2年)
・AAB秋田朝日放送社長賞
金子美桜(仙南小学校4年)

2019年1月18日金曜日

新・角館庁舎の整備いよいよ



 今日の午前、仙北市議会全員協議会を開催いただき、次期臨時議会(1月29日予定)に提案する新・角館庁舎整備事業について説明しました。


 全員協議会では、導入する地中熱・熱源システムやコストとCO2削減効果の推計結果、庁舎・車庫の整備内容、工事スケジュールなどを説明し、質疑を行いました。
 新・角館庁舎は、JR角館駅や秋田内陸縦貫鉄道角館駅に近接し、角館交流センターと健康管理センターに連続する市有地に整備します。事業費は、庁舎本体工事・車庫建設工事・地中熱設備工事・外構電話警備関係工事で、約21億8,900万円。面積は建築面積が2,329.37㎡、延床面積は4,071.65㎡、来庁者駐車場は158台、庁舎階数は地上2階+塔屋、構造は鉄筋コンクリート+一部鉄骨造です。2020年の8月頃の完成を目指します。



 昭和36年、現・角館庁舎は建築されました。ここ数年、外壁の剥離落下・雨漏り・廊下棟の通行禁止など、市民の皆さまや来訪者にご迷惑をおかけしていました。おかげ様で、やっと安全対策に着手できます。

2019年1月17日木曜日

情熱と仲間と郷土愛の酒造り



 田沢湖ビールと湖畔の杜ビールは、仙北市の誇りです。世界的評価も高く、多くの皆さんが愛飲しています。でも、日本酒を仕込む酒蔵がありません。祭りを楽しみ、まちの未来を語る夜には…。


 昔、角館には國の花と言うお酒があって、「横町を通ると一升瓶を洗う音が聞こえた」と、往時を懐かしむお話しを聞きました。今は五井酒造店さんが、白梅・孫左衛門・エレキテルなど独自銘柄を販売し、何とか地酒の看板を保ってくれています。ただ、仕込みは別の町なんだとか…。大仙市の秀よしさんも、まるで仙北市が地元のように接してくれています。本当に有り難いことです。ですが、何だか甘えてばかりで足下がグラつきます。観光のまちとしても、地酒でお客さまをお迎えし盃を酌み交わしたいと、以前から考えていました。


 北海道の上川町では、「この町で造った地酒が飲めたら最高」と、夢を口にした1人から酒づくりが始まりました。難題だった酒造免許は道外から移転したそうです。情熱と仲間と郷土愛が夢をカタチに変える力だったと言います。
※写真は北海道上川町の緑丘蔵。


2019年1月16日水曜日

温泉バナナが気になって



 山形県のJAおいしいもがみが、戸沢村の温泉施設でバナナを栽培し2月から出荷…。この昨年末の報道が気になって、先ずは戸沢村の産業振興課に電話をしてみました。


 私も温泉熱を利用した花きや果物栽培ができないか、以前から多くの皆さんにご相談をしてきました。市内、特に田沢湖周辺の豊富な温泉資源を高度利用することが目的です。でも、実際に経営ベースで事業展開している例は少なく、簡単なことではありませんでした。そんな中でバナナ栽培の情報でした。思い切って今日、戸沢村の産業振興課に電話してみました。「あの~、バナナの栽培は順調ですか。施設は見学できますか」と。「はい、順調だと聞いています。施設見学はJAさんにお聞きしてみましょう」と、丁寧な対応をいただきました。ありがとうございました。


 国内のバナナ市場は、輸入バナナが年間約100万トン流通していると言われています。ビックマーケットです。仮に仙北市で温泉バナナの栽培に成功したら、いろんなワクワクが起こると思います。
※写真は山形さくらんぼテレビより。


2019年1月15日火曜日

仙北市でタイを知る!



 角館交流センターで1月18日(金)、「タイ在住講師から学ぶ 観光と農泊の魅力活用セミナー」(主催:一般社団法人 仙北市農山村体験推進協議会)が開催されます。


  仙北市は多くの外国人をお迎えしています。特に近年、タイからのお客さまも増えていて、この前に角館をご覧いただいたシンハービールのニック社長などは、「四季折々に訪ねたい町並みです」と絶賛をいただきました。でも、文化の違いなどで応対に失礼がないか、様々な心配もしています。そんな心配も知識があれば乗り越えられます。観光事業に携わっている皆さま以外でも、例えばタイを訪問したいと思っている方など、きっと最新情報に触れることができます。今回、講師をお引き受けいただいた佐野さんと石亀さんは、10年以上にわたってタイに在住し、インバウンド対策や国際情勢などに詳しい方々です。ご期待ください。


◎講師  佐野ひろさん・石亀智さん
◎お申込み 氏名・施設または住所・連絡先を添え、
      電話またはFAX、メールでお申し込みください。

◎申込締切 1月15日(火) 参加無料
◎お問い合わせ・お申し込み先
      一般社団法人 仙北市農山村体験推進協議会
      電話:0187-43-2277/FAX:0187-47-3234

         E-mail:info@semboku-gt.jp

2019年1月14日月曜日

新しいコーヒーカップ



 職場のコーヒーカップを新調しました。少し奥手にはBB-8(スター・ウォーズのフィギア)も見えます。このカップは白岩焼きで…。

 先日、角館の白岩焼き和兵衛窯で見つけました。和兵衛窯は江戸時代から伝わる白岩焼の伝統を受け継ぐ唯一の窯元です。前に使っていたカップも和兵衛窯で焼かれたものでしたが、少し前に割れて寂しい思いをしていました。ずっと昔、遊びに行った先でコップを割った時、「ありがとう。やっと新しいコップが買えるよ」と褒めてくれた人がいました。今回はそんなタイミングだったのでしょう。

 ここ数年、台湾の皆さんにもお土産で白岩焼きを持って行きます。特徴的なナマコの釉薬や色彩がとても好評です。

2019年1月13日日曜日

小さなヤケド


 市内各地の新春の会を歩いています。今日午前の神代地区懇談会は、全国でまちづくりをプロデュースする細川甚孝さん(神代出身:政策支援合同会社代表)の講演でした。

 細川さんのお話しの強みは、客観的なデータ分析です。「市も県も国もお金がありません。政治家にお願いすれば事業が引っ張れるなんて時代はとっくに終わっています。これから伸びる自治体は、例えば集落や地区が〝私たちだったら故郷(行政)にこんな貢献ができる〟みたいな住民がどれだけいるかに左右されます。2045年を推計すると、仙北市は超高齢社会で人口も半分近くに減っています。特に女性の減少率が高いし、若者の割合も低いんです。皆さんは皆さんのお子さんかお孫さんに、〝君たちが帰らないと故郷は大変なことになる〟って言ってますか?」…。

 細川さんは、「人口減少が続いて不都合がいろいろ起こりますが、どうしたら対応できるか、先ず改善に向けた小さな実験を行って、成果が出そうな手法を本格化してください」と、何度も繰り返してお話しがありました。「取り返せないヤケドをする前に、小さなヤケドをして多くを学んでください」と。
 仙北市は小さな火傷、多いなあ…。

2019年1月11日金曜日

皆さん、きっと内なる旅人…



 今日の午前、仙北市芸術文化章授章式(同芸術文化協会主催:山口心海会長)に出席しました。文化章のお2人も、栄光賞のお2人も、きっと内なる旅人です。

 文化章の佐藤愛子さん(西木町六本杉)は、昭和54年の西木公民館・文芸教室(清流の会)発足当時から活動を始め、以後は合同歌集「流れて三年」、「ながれて八ねん」、「潤いよ遙かなれ」、「流れ豊かに」の刊行に尽力。現在は指導者としての毎日を過ごしています。同じく文化章の小原博子さん(角館町表町)は、昭和48年に木村宗竜師匠に従事し茶道に入りました。以後は深く研鑽を積み、平成17年には裏千家15代家元から教授免許を拝受しています。平成27年に正教授、平成28年には角館町茶道連盟会長。国際交流でも活躍しています。栄光賞の佐藤励さん(角館町雲然)は、日展や第3科彫刻で入選、佐藤二郎さん(西木町小淵野)は、県展日本画で特賞を受賞しました。

 内なる旅人…。昨年11月の新潮社の創業者・佐藤義亮さん生誕140周年記念事業で聞いた、梨木香歩さんの講話「内なる旅を行くこと」が心に残ります。詩歌も茶道も彫塑も絵画も、何か心の中のザワザワをカタチにする(しない)手段だとしたら、過ぎていく毎日が旅の真っ最中です。

2019年1月7日月曜日

新人団員19人の背中



 仙北市消防出初式で、新人団員19人がステージに立ちました。消防防災活動はもちろん、仙北市の未来を背負った背中、背中、背中…です。


 消防団は非常勤特別職の地方公務員です。火災や災害発生時に自宅や職場から現場に駆けつけ、消火活動・救助活動を行います。でも職務が昼夜を問わずでキツいこと、そもそも高齢化・人口減少で引き受け手が少なく、条例定数(本部と第1分団~第10分団で630人)は、なかなか確保が進みません。


 19人の入団は本当に嬉しかったです。若い皆さんの入団で各分団の活力も高まり、友人の勧誘もに可能性が開けました。ありがとうございました。

折り紙を折るように…



 仙北市の新規採用予定者説明会です。高卒・大卒・社会人・任期付きなどで、多彩な人材16人を選抜しました。それでも退職予定者数に追いつきません。


 今後の自治体経営はますます難しくなります。私からは、「仙北市を選んでくれて本当にありがとうございます。いつでも市民の傍らに寄り添い、市民の生きる力になってください。その時間がきっと皆さんの人生を豊かにしてくれます。折り紙を折るように、丁寧に丁寧に仕事を重ねてください」とお話しをしました。


 健康には本当に気を付けて。皆さん頑張れ!。

2019年1月6日日曜日

秋田内陸線で新春座談会


 昨日は、西木町上桧木内集落の「新春座談会」に参加。秋田内陸縦貫鉄道の最新リニューアルお座敷列車を借り切り、北秋田市の鷹巣往復約5時間の賑やかな一日になりました。

 大人気の紙風船あげ(2月10日:市指定無形民俗文化財)が、あと1ヶ月後に迫っていて大忙しの中だったと思います。それでも30人以上の皆さんが座談会に出席し、地域課題の解決策や仙北市の夢を語り合いました。その前段で、秋田魁新報社の伊藤康仁・角館支局長、内陸線沿線の活性化に取り組む折笠靖子・地域おこし協力隊員が、「外から見た上桧木内・仙北市」の観点から話題提供しました。私は市政の現状をお伝えしました。参加した皆さんからは、山鳩館(旧上桧木内中学校を改修した多世代交流施設)の活用について、多くの提案をいただきました。さっそく持ち帰り対応を検討します。

 その他にも、たくさんのご意見をいただく機会になりました。ありがとうございました。

2019年1月4日金曜日

井戸を掘るなら~3つのお話し~



 各庁舎で年始めのごあいさつをしました。上手くお話しできなかったかも知れません。お伝えしたかった内容は以下の3点です。皆さんと共有します。


1.地方創生と総合戦略
 地方創生にゴールはありません。100点もありません。でも0点もありません。必ず何かが生まれます。そして地方創生は「市民と市役所・民間と公共の連携作業」そのものです。市の総合戦略期間は、平成27年度から31年度までの5ヶ年で、この4月から最終年度を迎えます。仕事づくり・移住定住・少子化対策・新たな地域社会形成と、本当に大きなプロジェクトを、長いようで短い5年で全部実現することは大変なことです。困難を自分だけで背負わないでください。他課への応援依頼、また市民の皆さんの手を借りることも考えてください。そうやって成果を手にすることの方が価値があります。諦めないことです。挫けないことです。情報を開示することです。石川理紀之助さんではありませんが、「井戸を掘るなら水の湧くまで掘れ」です。



2.まちづくりと第2次総合計画
 まちづくりの本質は人材育成だと思っています。いま私たちは働き盛りですが、次の時代の担い手育成を疎かにしたら、地域も企業も国も明日はありません。長い目で広い視点で人材育成に取り組みます。その行く末にあるはずの仙北市の将来像は、第2次総合計画で示した「小さな国際文化都市」です。既に目標は達成されたという人もいますが、そうではありません。自治体が独自で国際化を進めている事例は全国に幾つもあります。日本語学校を公設で運営する自治体、地域の歴史や文化を磨き上げ、インバウンド事業で地域経済を牽引する自治体、細やかに就職情報を発進して担い手確保を進める自治体など、国が法律を改正する前から、地域課題を解決するために、オリジナルで取り組んできたことが成果を上げています。私たちも、もっともっと知恵を絞りましょう。



3.31年度の当初予算
 私は10回目の予算づくりです。今回ほど財源確保が難しかった経験がありません。これまでは不足分を市の貯金(財政調整基金)の取り崩しで賄ってきました。その貯金も決して十分とは言えない状況です。どんな状況になっても健全な財政状況を維持することが重要で、それは次代に対する私たち現役の責任です。ですから昨年の予算編成方針で「31年度は財政調整基金に頼らない予算をつくる」としました。一方、「将来に向けて仙北市を支える機能の整備や、発展の可能性となる取り組みを摘み取る予算」ではいけません。市民はふるさと納税を除き仙北市に納税するしかないのです。市民は納税先を選べません。だからこそ私たちは真摯に納税者と向き合わなければいけないと強く思っています。財源調達の解決策は必ずあるはずです。他基金の一般財源化、ガバメントクラウドファウンデングの導入、市有物件の売買、私も含め特別職報酬の削減や、職員の人件費についても、ご相談させていただく場面があるかも知れません。その他、行政運営に長く携わる皆さんを中心に、様々な提案をいただきたいと思います。文字通り、総力戦の予算づくりが続きます。



 皆さん健康に十分気を付けてください。

2019年1月2日水曜日

若い人は「恋と革命」をしなさい


 お正月のテレビ番組に感謝です。瀬戸内寂聴さんから素晴らしい教えをいただきました。流れた資料映像(2013年の東日本大震災被災地支援イベント)は、ユーチューブでも観ることができます。若い人は「恋と革命」をしなさい。

 ユーチューブ映像から少し紹介します。
 ~イベント会場いっぱいの若者に熱く語りかける瀬戸内寂聴さん。「皆さんは若さを無駄にしてはいけません。若さはほんの一瞬で過ぎていきます。今こそ皆さんがしなければいけないことは「恋と革命」です。恋も革命も情熱が必要です。その若さを恋と革命に注いでください。そうすると色々な答えに巡り会うことができます。なぜ生まれてきたか、順番に並んで配給食料をもらうばかりで良いのか、大事な人に気持ちを伝えているか…。すぐに始めてください。そんな風に生きることでのみ、皆さんの生き方が決まっていくのです~と。

 魅力的で力強い説法でした。恋に限らず、革命に限らず、具体に動かないと具体な答えは出ないと言うことです。今年の私の行動指針です。
※写真はFREEDOMMUNE 0<ZERO>ONE THOUSAND 2013より。

新たな挑戦を躊躇しない



 穏やかな新春です。仙北市西木町の大国主神社で、初めてビデオ年賀を収録してみました。新たな挑戦を躊躇しない2019年のスタートです。皆さまご指導をよろしくお願いします。