2019年1月13日日曜日

小さなヤケド


 市内各地の新春の会を歩いています。今日午前の神代地区懇談会は、全国でまちづくりをプロデュースする細川甚孝さん(神代出身:政策支援合同会社代表)の講演でした。

 細川さんのお話しの強みは、客観的なデータ分析です。「市も県も国もお金がありません。政治家にお願いすれば事業が引っ張れるなんて時代はとっくに終わっています。これから伸びる自治体は、例えば集落や地区が〝私たちだったら故郷(行政)にこんな貢献ができる〟みたいな住民がどれだけいるかに左右されます。2045年を推計すると、仙北市は超高齢社会で人口も半分近くに減っています。特に女性の減少率が高いし、若者の割合も低いんです。皆さんは皆さんのお子さんかお孫さんに、〝君たちが帰らないと故郷は大変なことになる〟って言ってますか?」…。

 細川さんは、「人口減少が続いて不都合がいろいろ起こりますが、どうしたら対応できるか、先ず改善に向けた小さな実験を行って、成果が出そうな手法を本格化してください」と、何度も繰り返してお話しがありました。「取り返せないヤケドをする前に、小さなヤケドをして多くを学んでください」と。
 仙北市は小さな火傷、多いなあ…。

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