2019年1月17日木曜日

情熱と仲間と郷土愛の酒造り



 田沢湖ビールと湖畔の杜ビールは、仙北市の誇りです。世界的評価も高く、多くの皆さんが愛飲しています。でも、日本酒を仕込む酒蔵がありません。祭りを楽しみ、まちの未来を語る夜には…。


 昔、角館には國の花と言うお酒があって、「横町を通ると一升瓶を洗う音が聞こえた」と、往時を懐かしむお話しを聞きました。今は五井酒造店さんが、白梅・孫左衛門・エレキテルなど独自銘柄を販売し、何とか地酒の看板を保ってくれています。ただ、仕込みは別の町なんだとか…。大仙市の秀よしさんも、まるで仙北市が地元のように接してくれています。本当に有り難いことです。ですが、何だか甘えてばかりで足下がグラつきます。観光のまちとしても、地酒でお客さまをお迎えし盃を酌み交わしたいと、以前から考えていました。


 北海道の上川町では、「この町で造った地酒が飲めたら最高」と、夢を口にした1人から酒づくりが始まりました。難題だった酒造免許は道外から移転したそうです。情熱と仲間と郷土愛が夢をカタチに変える力だったと言います。
※写真は北海道上川町の緑丘蔵。


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