2016年6月30日木曜日

秋田内陸縦貫鉄道(株)の株主総会を開催

 昨日、秋田内陸縦貫鉄道(株)の株主総会を開催しました。決算は1億7839万円の赤字です。世界的な原油安と暖冬などで関連経費が抑制され、何とか年間赤字額を2億円以下とした4者合意(秋田県・北秋田市・仙北市・秋田内陸縦貫鉄道(株))はクリアできました。

 しかし、原油価格や天候などの外的要因で左右されない経営体質に、一刻も早く改善する必要があります。同社の取締役として、そもそも赤字経営を許容することは適切ではありません。国内外のお客様を主体的にお迎えする旅行商品の造成、大切な地元のマイレール運動など、これまでの取り組みを強化しながら、一方で新しいアイディアを実践に移さないと、現状の維持すらままなりません。
 秋田内陸線夢列車プロジェクトが活動を活発化しています。また一部の民間企業などで、内陸線沿線のまちづくりに興味を持っている方々も大勢います。新たな胎動が始まっています。

 今年はJR田沢湖線が開業60周年です。また函館まで新幹線が走り出しました。少し大きく見ると、あと2年で戊辰戦争(明治政府軍と旧幕府軍の国内戦争)から150年の年になります。そんな歴史の中にもヒントがあるような気がしています。

2016年6月29日水曜日

2016タイ王国「秋田トップセールス」⑥

 「タイ王国・秋田県観光セミナー」で、仙北市の魅力をプレゼンテーションしました。今回の仙北市の強みは、市議会から青柳宗五郎議長が出席したことです。私と青柳議長のダブル・プレゼンは、手前味噌で恐縮ですが大変好評でした。

 まず私から、仙北市の概要や四季折々の様子、最近の取り組み、国家戦略特区が目指す姿についてお話しをしました。続いて青柳議長は、タイの皆さんから市内の黒湯温泉が人気スポットランキングで4位になっていること、そのきっかけがBTS(バンコク市内を走る高架鉄道=スカイトレイン)のラッピングだったことなどをお話し、市行政と議会が連携し、タイからのお客様をお待ちしますと結びました。
 
 タイ国内には約1000の旅行会社があり、そのうちの500社はバンコク市内に集中しています。日本にお客様を送っている約100社中、今回の秋田県観光セミナーには40社が参加してくれました。夜のレセプションでは、多数の方々から「とにかく仙北市に行ってみたい。とても興味がわいた」とお話しをいただきました。


 本当にありがとうございました。

2016タイ王国「秋田トップセールス」⑤

 タイ王国スポーツ庁を後にして、タクシーでホテル・サイアム@サイアムへ。午後からの「タイ王国・秋田県観光セミナー」の前に、SMIトラベル株式会社会長の菊地久夫さん(写真)と、今後の仙北市のFIT対策を協議しました。

 FITは個人手配の海外旅行のことです。これまで仙北市は、国内を中心に豊富な温泉を武器として、各旅行会社が企画したパッケージツアーでお客様を集めていました。ところが最近では、国内もインターネットなどでの、個人旅行者が自由に日程を決めて動く旅行形態に変化しています。この流れは国外ではさらに顕在化していて、全体の8割という推計もあるほどです。

 菊地さんは、「仙北市はこの状況でこそ頑張れると素地がある。農家民宿はその核だ。いかに体験プログラムなどソフトを拡充するかだが、旅行業法の規制緩和でこの点も充実できる。さらに私は教育旅行を戦略として位置付けたい。例えばタイや台湾など、子どもの修学旅行では桜を植栽させたり、リンゴや栗の手入れなども考えて欲しい」と話していました。

 仙北市とSMIトラベル株式会社は、今後も深く連携し合います。それが秋田県全体の外国人受け入れ客数を伸ばす、有効な手だての一つと考えています。

2016タイ王国「秋田トップセールス」④

 27日、ワチュラウッド王立学校を出て、そのままタイ王国・スポーツ庁を表敬。2020年東京オリンピック・パラリンピックを見据え、秋田県はタイ王国バトミントン協会に続き、さらに国家と県の連携協定を進めたい考えです。

 写真の中央は、タイ王国スポーツ庁のナンタッブース副長官。副長官は、「オリンピック種目に限らず、地方で汗を流す青少年らに交流の担い手となってもらいたい。例えばタイ・キックボクシングのように、自国の文化と呼べる競技種目を、青年交流で振興していきたい。日本の相撲もその一つだ。団体競技以外の視点も重要」と話していました。全く同感です。

 私からは、「仙北市はタイからのお客様をお迎えする中で、スキーやカヌーなど市の自然環境を文化として楽しんでもらっている。国際的なヘルスケアーツーリズムを標榜する中、タイ王国の皆さんとのスポーツ交流では、どこも提供できないメニューづくりに取り組みたい」と話しました。

 副長官からは、今年中に視察団も考えたいとの発言もありました。お迎えできたなら光栄です。

2016年6月28日火曜日

2016タイ王国「秋田トップセールス」③

 27日の朝、バンコク市内にあるワチュラウッド王立学校を訪問し、朝礼に加えていただきました。同校はタイ王国の中枢人材を養成するエリート校です。

 秋田県は、今回のタイ王国トップセールスで、ワチュラウット王立学校・私立ワッターナ高校と学校間交流の覚書を締結。今日はバンディット大学・キングモンクット工科大学と同じく交流調印を行います。教育過程で秋田県を訪れる機会に恵まれた子ども達は、きっと成人してからも交流の一翼を担ってくれると思います。そして教育旅行を戦略的に進める仙北市は、その人材交流の舞台を引き受ける役割があります。

 秋田県は、日本一の教育力を重要な資源と位置づけ、国際交流・経済交流に打って出ました。そのスタートに立ち会えた思いです。

2016年6月27日月曜日

2016タイ王国「秋田トップセールス」②

 バンコク東部カンチャナピセーク通りにある「パセオ・パーク」。ここで昨日から開催している秋田フェアに出演。メイン会場には角館の武家屋敷を模したセットがあって、訪れた方々を楽しませています。

 このパセオ・パーク、東京ドーム2つ分の広さがあるショッピングモールで、トヨタディーラーのTBNグループが手掛けた“日本がコンセプトのテーマパーク”です。パークの入口に鳥居が建ち、お店をはさんで小川が流れ、そこに太鼓橋がかけられています。
 そんな空間に、突然AKITAが出現します。竿灯がそびえ、かまくらもあります。さらに人目を引くのが角館の武家屋敷です。黒壁や薬医門、そしてシダレザクラが忠実に再現されていて、パークに常設展示できる完成度です。


 秋田産さくらんぼや各種野菜の試食コーナー、温泉や祭りのPRブース、全てが秋田です。写真は佐竹知事らとステージあいさつの一コマ。県が観光大使に委嘱したタイの人気俳優タナコーン・ ポセーヤノンさんもいます。

2016年6月26日日曜日

2016タイ王国「秋田トップセールス」①

 昨日、自宅を朝5時に出て、ANA402便・NH847便と乗り継ぎ、タイ王国の首都バンコクにあるスワンナプーム国際空港に到着。羽田からは6時間半のフライトです。

 空港からバスで首都高速を走り、タイ王国で秋田県人会の会長を務める菊地久夫さん所有のホテル・サイアム@サイアムに着いたのは、現地時間の午後6時少し前でした。菊地さんは由利本荘市(旧大内町)出身で、ASEAN各国で旅行会社を運営するSMIトラベル株式会社を立ち上げ、日本への送客にも大きく貢献されている人物です。昨年びゅうトラベルサービス(本社:都内)は、タイやインドネシア、中国からの訪日旅行者誘致を強化するため包括業務提携契約を締結、前後して、秋田県も菊地さんを県の観光特別顧問に委嘱しています。

 ホテル・サイアム@サイアムには、80人を超える秋田県関係者が集まりました(写真は佐竹県知事と菊地会長のあいさつ風景)。この会場にいる仙北市出身者と言えば、まず佐竹知事、そして仙北市の青柳議長、私、県庁の商業貿易課の鈴木課長の4人でしょうか…。

 菊地会長がグローバルな視点で仙北市を語るお話を聞き、市が掲げた「小さな国際文化都市」のキャッチフレーズが、まったく過大看板ではなかったと改めて感じています。

2016年6月24日金曜日

仙北市議会が閉会しました

 6月2日に開会した仙北市議会定例会が閉会しました。提案した「6月補正予算案」、「特別職(市町・副市長)の減給条例案」、「奨学金の返還免除条例案」など、全て可決・承認をいただきました。

 特別職の減給案は、昨年発生した廃棄物処理委託業務の市職員逮捕事案に関連した処分です。市長は減給3/10で5ヶ月、副市長は減給2/10で5ヶ月。これまで2度の提案内容を見直し、減給期間を延長して今回の再々提案でした。既に関係した職場の職員には処分辞令を発令し、契約業務ガイドラインの策定、人事配置・組織再編など、幾重にわたっての対策を講じています。当初から市長・副市長が職員と一緒に処分を受け、一緒に再出発したいと願い出ていましたが、今日の減給案の可決で、6ヶ月遅れましたが環境が整いました。二度と同じ不祥事を起こすことがないよう、改めて気を引き締めています。

 市民の皆さんから提出された「庁舎建設候補地に対するアンケート調査の実施に関する請願書」は、特別委員会では全会一致で不採択、今日の本会議では賛成少数で不採択となり、議会の判断が確定しました。

 なお閉会のあいさつで、私から8つの事項について報告を行いました。
1.第2次仙北市総合計画と実施計画の配布
2.髙橋雄七氏の死亡叙勲の決定
3.玉川ダム湖総合開発株式会社の解散
4.東光鉄工株式会社(大館市)との連携協定
5.ドローン競技会の開催
6.固定資産税の課税更正
7.廃棄物処理の広域化
8.タイ国トップセールスへの参加
 です。

※写真はフリー写真「蛍」から。

2016年6月23日木曜日

東光鉄工株式会社と近未来技術で連携協定

 本日の午後、東光鉄工株式会社(大館市)と仙北市の「近未来技術に関する連携協定」を締結しました。東光鉄工は県内で唯一ドローンの設計・製造を行うメーカーです。仙北市が目指す近未来技術特区の事業推進には欠かせないパートナーです。

 締結式には、東光鉄工から虻川東雄・代表取締役会長兼社長(写真:中央)、仙北市議会から青柳宗五郎議長(写真:左端)、そして私が出席しました。

 私からは「ドローンの利活用は無限の広がりがある。同様に経済的な伸びしろの大きさは、世界中から着目されている新産業だ。特区としてこれらの可能性を実証する。さらに具体の実運用にまで高めていきたい。ゆくゆくは東光鉄工さんに仙北市へ拠点を設けて欲しい」とお話ししました。虻川会長は「ここ2年ぐらいの間に、ドローンは急成長した。今後はさらにスピードアップすることを予想している。秋田の産業はまず農業。この農業分野でしっかりと役割が果たせるドローンを作りたい。その実験も仙北市が舞台となる。連携を強め、秋田のため、日本のために取り組む」とお話をいただきました。青柳議長は「県内の優良な企業とこのような連携協定が結べたことを、本当に喜んでいる。お互い可能性に挑戦し、地方創生を進めよう」とお話しいただきました。
 東光鉄工との連携業務は、7月29日に実施する「ドローンインパクトチャレンジ・アジアカップ2016」シンポジウム参加、10月の仙北市産業祭・農薬散布デモ飛行、遭難者捜索システムの実証実験、操縦者講習会などが続きます。

 私は夢の一つとして、仙北市は「一人乗りドローン」の国内開発拠点になれると思っています。未来は必ず拓けます。

タイ国で秋田・仙北をトップセールス

 25日から28日までタイ国を訪ねます。秋田県のトップセールス隊に加えていただき、市議会の青柳宗五郎議長とともに、仙北市を売り込む作戦です。以下は主な活動内容です。

〇25日(土)は入国後、秋田県人会と情報交換会
〇26日(日)は終日「秋田フェア」
〇27日(月)は旅行会社との誘客打合せ会、秋田県観光セミナーinバンコク(スピーチ)、タイ国スポーツ庁訪問、秋田県主催レセプション
〇28日(火)は移動→帰国


 27日の訪問先に、秋田県出身の社長が率いる旅行関連会社「SMIトラベル」があります。今年の3月14日、同社の菊地久夫社長が仙北市にお出でになり、「特区を活用して旅行業法の規制緩和ができないか」と提案がありました。この案件は仙北市が以前から準備を進めてきたものです。そこで現法の規制緩和に向け、旅行会社の立場から多くのご指導をいただきました。5月の国家戦略特区区域会議では、このような作業の後の石破大臣への提案でした。皆さんの思いが結実し、秋の国会に関連法案が提出される見込みです。またスポーツ庁訪問では、スポーツを通じた国際交流を提案予定です。

2016年6月22日水曜日

内閣府とテレビ電話会議

 午前に市議会予算委員会の討論採決。補正予算は賛成多数で可決をいただきました。最終判断は24日の本会議です。ところで写真は、内閣府地方創生推進室と仙北市を結んだテレビ電話会議の様子。さすが近未来技術特区!。

 庁舎を離れることができない(出張ができない)とき、これまでも何度かテレビ電話会議をしています。電話と比べて、相手方の表情が視覚で確認できたり、複数人数が一緒に会話できたり、図や資料を表示できて、情報共有ツールとしては便利です。でも五感に訴えるプレゼンテーションにはならない…かな。

 今日の会議では、ヘルスケアツーリズムのフレームづくりを協議しました。少しずつ前に進みましょう。

2016年6月21日火曜日

3市町で廃棄物処理の広域化基本合意

 今日の午前、「廃棄物処理の広域化基本合意」協定に調印しました。左から美郷町の松田知己町長、大仙市の栗林次美市長、そして私です。

 合意の内容は、大仙市と美郷町のごみ処理を行ってきた大仙美郷環境事業組合と、仙北市の廃棄物処理施設の運営組織を、大仙仙北広域市町村圏組合に一本化しようというもの。広域化は平成31年4月1日を想定しています。

 3市町とも技術系職員の減少や施設の老朽化、人口減少でごみ処理効率の低下など課題を抱えていました。これらを3市町が連携して解決しようという取り組みです。じっくりと協議を重ねたこともあり、今日を迎えるまで3年を要しました。

 今後は広域処理準備室の設置(平成29年4月)、基本構想の策定(平成30年4月)、同協定締結(平成30年9月)と段階的に作業を進める予定です。

神代就業改善センターで統合庁舎説明会

 昨夜は、市議会庁舎建設特別委員会に同行し、統合庁舎に関する市民説明会でした。会場は神代就業改善センターです。

 今回の説明会の最終日でした。本当に多くのご意見をいただきました。なぜ特別委員会は請願書を不採択としたのか、アンケートが必要ではないのか、財政計画の信ぴょう性、特例債の他に庁舎建設財源はないか、角館駅前案はどのように浮上したのか、それらが説明不足で、議会も市も信頼できない…。

 ただ前回の様に、分庁舎方式を主張される意見よりも、統合庁舎が必要だとの思いは伝わってきます。その位置の選定について疑義がある、と言うのが皆さんの大方の意見でした。日頃、議会や市が市民とどれくらい信頼関係を結べていたが、それが今回の庁舎問題で問われている、率直に受け止めることが必要です。

2016年6月19日日曜日

田沢湖開発センターで統合庁舎説明会

 市議会庁舎建設特別委員会と一緒に、市内各地で開催してきた統合庁舎説明会。今晩の会場は、田沢湖生保内の田沢湖開発センターでした。

 参加をいただいた皆さんのお話から、分庁舎方式を改め統合庁舎を実現し、老朽化した公共施設を解体するなど、対策を急ぐことを現状では否定できない…、そんなふうに相当の方々が思っていることを感じました。しかし、どのような特別委員会の議論があって、市側が提案した角館病院跡地活用案から、JR角館駅前案になったのか、その理由が知りたいとの質問も多く寄せられました。財政状況を不安視する声もありましたが、それ以上の不安要素として、交通の利便性を指摘する意見(生活者には何も利便がよくない)ことや、土地性状について多くの発言をいただきました。また用地取得のタイミングや今後の事務手続きで、特例債の発効が間に合うのかと言ったお話もありました。

 さらにしっかりとお応えできるよう、準備を進めます。参加いただいた皆さん、遅くまでのご議論、本当にありがとうございました。

 なお、明日の開催会場と時間は次の通りです。
・6月20日 18:30~ 神代就業改善センター

桧木内で統合庁舎説明会

 午後1時30分から、市議会庁舎建設特別委員会(写真:熊谷一夫委員長)と市民説明会を開催しました。会場は桧木内公民館です。

 昨日から、議会の同特別委員会の皆さんや青柳宗五郎議長に同行し、仙北市の統合庁舎を角館駅前に建設する案を持って、各地を歩いています。桧木内公民館は、今回の説明会では3番目の会場でした。ご来場いただいた方々は少なかったのですが、かなり濃密な意見交換ができました。請願書が特別委員会で全会一致で否決となった理由、JR角館駅・内陸線角館駅をはさみ、東西を往来できる通路が必要なこと、是非とも新庁舎は木材を多用した施設になって欲しいこと、今後の一極集中の是正対策など、国の政策に関係する議論もありました。

 これらに熊谷委員長や私、総務部職員がお応えし、参加者と一緒に考え、意見交換を終えました。

 なお、今後の開催会場と時間は次の通りです。皆さんのご来場をお待ちします。
・6月19日 18:30~ 田沢湖開発センター
・6月20日 18:30~ 神代就業改善センター

今日の田沢湖は暑かった!

 今日の田沢湖は暑かった!。朝から田沢湖畔では恒例の「白浜クリーンアップ大作戦」が行われ、汗を流した皆さんも多かったと…。済みません、私は消防団の訓練大会でした。

 きれいになった砂浜は、家族連れでにぎわっていました。湖上では写真のようなウインドサーフィンを楽しむ若い方々もいて、気分はもう夏です。気象台のデータでは、正午で気温が27度を超えています。

 さてクリーンアップ作戦ですが、2回目は7月8日(金)、生保内小・中学校と大曲支援学校せんぼく校の児童生徒100名以上も参加いただける予定です。お時間をつくって合流ください。

仙北市消防団の訓練講習会で

 今日の午前は、仙北市消防団(佐々木久悦団長)の訓練講習会が行われています。場所は仙北市西木町の桧木内川河川公園です。7月3日に開催予定の「仙北市消防訓練大会」に向け、本格的な訓練がいよいよ始まります。
 
 仙北市は山あり川あり湖ありで、日常的な火災対策はもちろん、水害・雪害の他に、山岳遭難などの捜索活動もあります。自然の恵みは危険と背中合わせですが、10隊で組織される全ての団員のレベルと意識は高く、市民から絶対の信頼が寄せられる頼もしい存在です。でも近年、4年に1回開催の全国大会(小型ポンプ操法)から遠ざかっています。

 私はあいさつで、「今回こそ全県突破を勝ち取り、全国に仙北市消防団ここにありを高らかに宣言しようではありませんか」とお話しをさせていただきました。

 市民の皆さん、消防団を応援してください。
 頑張れ!!。

2016年6月18日土曜日

角館で統合庁舎説明会

 午後の西木開発センターに続き、午後6時30分から市議会庁舎建設特別委員会(熊谷一夫委員長)と市民説明会を開催しました。会場は角館交流センターです。

 熊谷委員長は、「今回の説明会は、前回の説明会(4月20日から)で寄せられた質問に対し、特別委員会がその後に行った議論の内容を報告し、市民の皆さんの理解を深めていただくことが目標です」とあいさつ。その後、市側で作成した資料の説明を行い、意見交換となりました。

 参加した皆さんからは、財政の健全性が本当に保たれるのか、今後の事務手続きやスケジュール、総合支所(仮称:統合庁舎が実現した場合、現田沢湖庁舎や西木庁舎を仮に表現したもの)の充実が大切など、重要な意見や質問がありました。これに熊谷委員長や私、総務部職員がお応えし、意見交換が進みました。

 なお、今後の開催会場と時間は次の通りです。皆さんのご来場をお待ちします。
・6月19日 13:30~ 桧木内公民館
・6月19日 18:30~ 田沢湖開発センター
・6月20日 18:30~ 神代就業改善センター

2回目の統合庁舎説明会がスタート

 統合庁舎の整備案について、市議会庁舎建設特別委員会(熊谷一夫委員長)とともに2回目の市民説明会が始まっています。写真は、本日の午後1時30分から開催した西木開発センター会場スナップ。角館駅前案を支持する意見が複数ありました。

 最初に熊谷委員長から、「今回の説明会は、前回の説明会で寄せられた質問に対し、特別委員会で行われた議論を報告しながら、市民の皆さんの理解を深めていただくために開催しました」とあいさつ。その後、市側で作成した資料の説明を行い、意見交換となりました。

 参加した皆さんからは、市民が提出した請願書を同特別委員会が不採択とした理由、道路・交通網の今後の整備構想、新市建設計画が議会で可決となっている意味合い、来客駐車場の確保やヘリポートの見通し、他案との比較ポイントなどについて質問があり、これに熊谷委員長や私、総務部からの詳細説明などを行いました。
 なお、今後の開催会場と時間は次の通りです。皆さんのご来場をお待ちします。


・6月18日 18:30~ 角館交流センター
・6月19日 13:30~ 桧木内公民館
・6月19日 18:30~ 田沢湖開発センター
・6月20日 18:30~ 神代就業改善センター

仙北地域振興局と行政懇談会

 写真は、昨日の「秋田県仙北地域振興局と仙北市の行政懇談会」でごあいさつをいただく出雲隆志・地域振興局長です。県議時代からお世話になっています。この会で仙北市から11項目の要望を提出し、これらを中心に活発な協議を行いました。

 今回は、大きく分けると道路政策、環境保全、観光対策、教育・スポーツ振興です。特に県立自然公園内の路面整備やトイレ改修は、県立自然公園としての位置づけから県に積極的な対応をお願いしました。県予算で課題もありますが、期待感が持てる意見もあって少しホッとしています。
 国家戦略特区・地方創生特区・近未来技術実証特区については、現状と問題点について報告し、連携して取り組みたい旨をお伝えしました。自然災害の対応では、全国的な事象を教訓に、広域避難の考え方なども共有できたと思います。

 市町村が単独で解決できる課題は少なく、ますます県や国と揺るぎのない信頼関係、そして財源確保が必須です。現状では「地方の時代」には全然なっていません。産業の再配分を進める手立てが必要です。

地元の若者が地元の事業所で働けるように

 昨日の午前、市内事業所の代表として、仙北市商工会の堺研太朗会長、仙北市企業等連絡協議会の髙橋義男会長のお二人に、来春の新規学卒者の早期求人をお願いする要請書を手渡しました。

 提出者は、仙北地域振興局の出雲隆志局長をはじめ、大曲公共職業安定所・角館高校・大曲支援学校せんぼく校の関係者、そして私です。要請書には「若者の県内定着が重要課題となっていること。一人でも多く地元の若者が地元就職ができるよう、正社員採用枠の拡大と早期の求人提出をお願いしたいこと」を記しました。

 例えば角館高校の3年生は、6割が進学、4割が就職希望なんだそうです。最新の有効求人倍率は、ハローワークの分析によると、大仙管内よりも角館管内が0.01ポイント高い0.88となっています。景気が回復傾向にあるとは言うものの、就業希望者とのマッチングが上手くいかない場面も多い現状です。障害を持った子ども達の就職も応援し、市内事業所の皆さんに幅広い分野で早期の求人提出をお願いしたいと思っています。

2016年6月16日木曜日

仙北市企業等連絡協議会が総会開催

 昨日の午後、仙北市企業等連絡協議会総会が開催されました。私は議会対応で総会には出席できませんでした。でも懇親会には少し出席をさせていただき、来年度予算への思いなどお話しをしました。

①先ごろ県内市町村別経済計算年報が発刊された。25年度の分析で少々古いが、仙北市の総生産額は額にして約20億円の増加で、その伸び率は13市の中で第4位だった。
②第1次産業は5億円落ち込み、第2次産業は21億円、第3次産業は4億円伸びた。これをどう見るかだ。さらに各種等計数値を活用し、市の産業育成に最も効果的な手法(弱い部分を強化するor強い部分を伸ばす…)で、来年度予算の方針を定めたい。
③春の観桜会など、観光客の市内消費額は76億円(発表は秋田経済研究所)だった。総生産額もそうだが、実感がわかない。
④農業分野では漢方薬原料の栽培面積が、既に全県一になっている。転作作物の支援を強化したい。また市の政策として、観光対策の強化に本腰で向かいたい。
⑤特区の規制緩和では同協議会の会員から労働法の規制緩和案をいただいた。現在は国が検討に入る手前といった感触を持っている。別件の提案もお願いする。ともに前に進もう。


 なお、今回の総会で、安藤大輔さん(安藤醸造元・代表取締役)から髙橋義男さん(花葉館・代表取締役)に、会長職がバトンタッチされました。

2016年6月15日水曜日

ドローンのアジア選手権大会開催します!

 仙北市は国の近未来技術実証特区です。この指定を活用し、ドローン競技会のアジア選手権大会を開催します。中国、韓国をはじめとするアジア8カ国のトップパイロットが参加予定です。もちろん国内からのエントリーもお待ちします。

開催概要
★期 日 平成28年7月29日(金)~31日(日)
★会 場 ホテル森の風田沢湖 グラウンドゴルフ場
★種 目 マスタークラス(FPV部門)、レギュラークラス(目視部門)
※競技申込みや参加条件については、FPV Robotics株式会社(ドローンインパクトチャレンジ実行委員会)のHPをご覧ください。
http://dichallenge.org
または仙北市総務部地方創生・総合戦略室 電話:0187-43-3315まで
※詳細は後日のプレス報道をご注視ください。なお宿泊を希望される方は、以下までお問い合わせください。
★仙北市観光情報センター「フォレイク」 電話:0187-43-2111 FAX:0187-43-2077
 HP:
http://www.tazawako.org/

2016年6月12日日曜日

観光立国を目指して規制緩和

 湯沢市内で開催された菅義偉・内閣官房長官の政談演説会に参加しました。毎年のように菅長官は故郷で会を開催していて、内閣が目指す政策の今を、直接じっくりと聞くことができます。今回はインバウンド対策を中心にお伝えします。

 ~総理が内閣を組織した時、この国を観光立国にしようと言いました。当時の外国人観光客は830万人でした。これだけ多様な魅力のある国は世界でもそうありません。地方にも宝が眠っています。いったい何が外国人の入込みの邪魔になっているのか…。答えがは観光ビザの発効が厳し過ぎることです。だったらビザの発効要件を緩和すればいい。しかし治安当局や法務省は、そんなことをすれば外国人が国内で犯罪を起こす件数が増えると抵抗します。だから言いました。外国人をたくさん迎えて、なお犯罪のない国家にすべきだと。そこで関係省庁の大臣5人に集まってもらい、総理の思いを伝えました。ものの10分で決まりました。この国は政治が決めなければ何も変わらない国です。今では約2000万人の外国人が日本国内を旅行しています。総理はオリンピックの開催で、これをさらに倍にしたいと思っています。~

 会場には菅長官の同級生も多数駆け付けていました。写真はそんな皆さんの握手攻めの様子。楽しそうでした。

2016年6月11日土曜日

韓国から240人のお客様

 昨日(6月10日)の夜、韓国旅行業協会(KATA:韓国旅行会社・航空会社・マスコミなど)の皆さん240人をお迎えしました。写真はホテル山麓荘での歓迎晩さん会の様子。ちなみに韓国語で乾杯は「コンべ」と言います。

 KATAのヤン・スムン会長からは、「昨年、日本を訪れた韓国人は約600万人です。しかし東北に向かう足はまだ回復したとは言えない状況です。もっと情報を発信してください」と激励の言葉がありました。実はヤン会長とは昨年もお会いし、懇談で約束いただいた仙北への送客は予想以上の人数でした。そして今回も…。また東北運輸局の永松健次局長、秋田県の中島英史副知事からも、田沢湖・角館の魅力をアピールいただきました。ちなみ永松局長は田沢湖マラソンのランナーで、中島副知事は角館の桜の大ファンです。

 今日(6月11日)は、皆さんに田沢湖や角館の武家屋敷を散策いただきます。仙北市が、秋田県のインバウンド対策をけん引するエンジンです。ここがフル回転しないと…。

2016年6月9日木曜日

議会の傍聴をお待ちします

 明日(6月10日)から、市議会6月定例会では一般質問が行われます。午前は髙橋豪議員(仁政クラブ)、真崎寿浩議員(翠巒会)、午後からは門脇民夫議員(民政クラブ)、八柳良太郎議員(市民クラブ)です。

 一般質問は週明けの6月13日まで続きます。この日は、午前が阿部則比古議員、平岡裕子議員、午後が熊谷一夫議員、田口寿宜議員(仁政クラブ)の予定です。さらに翌日からは議案質疑、予算常任委員会と続きます。

 質問内容は、予め各議員から内容が通告されています。http://www.city.semboku.akita.jp/government/assembly/kaiki.html
※このページの下に一般質問の表記があるので、平成28年第5回通告要旨をご覧ください。

 「何だ、予習ができるのか」と思うかも知れませんが、市民を代表する議員の質問です。執行部はその内容に、しっかりと応える準備会(質問検討会)を開催し、できるだけ詳細な答弁を調整します。議員は、市長などの答弁が十分でなかった場合、再質問・再々質問を行います。

 市政が抱える課題を、議会も執行部も何とか改善しようと一生懸命です。お時間の都合がつく皆様の傍聴をお待ちします。

2016年6月7日火曜日

過去は未来の扉です

 第2回の田沢湖クニマス未来館打ち合わせ会議を開催。中坊徹次・京都大学名誉教授と、地元の三浦久さん等にご参加をいただきました。お二人は同プロジェクトのアドバイザーです。

 写真は田沢湖畔、大沢の予定地で地盤整備が進む中、田沢湖再生に夢を馳せる担当者など。手前から3人目が中坊先生、一番奥手が三浦久さんです。お喋りが得意ではない皆さんです。心の中で「始めなければ始まらない」を、自身の胸に刻んでいたのかも知れません。

 一行は現地から田沢湖庁舎に移動。田沢湖クニマス未来館(仮称)の展示などについて、熱心な協議を行いました。中坊先生からは、「展示は過去、現在、未来のゾーニングを充実しましょう。特に過去は重要です。過去は未来の扉ですから」の言葉が印象的です。

2016年6月6日月曜日

大曲農業高校に田沢湖再生で協力依頼

 本日の午後、県立大曲農業高等学校の皆さんにご来庁をいただきました。同校は、田沢湖再生に必要な酸性水の新中和処理方法を長年研究し、多くの成果を上げています。市として、この技術を田沢湖クニマス未来館(今年度建設予定)に導入したいと考えています。

 お忙しい中、お出でをいただいた方々は永井教頭先生、生物工学科の大沼先生、部顧問の照井先生、それに研究活動に取り組む7人の生徒の皆さんです。同校は先ごろ文部科学省が全国で10校だけ指定したスーパー・プロフェッショナル・ハイスクールの1校です。生徒の皆さんにお話を聞くと、それぞれ各自が中和処理に関する研究テーマを持っていて、「若き科学者」そのものでした。

 そんな皆さんに、私は「田沢湖再生の取り組みは、決して仙北市のためだけではなく、秋田県や日本、世界の水資源再生に大きな影響を及ぼすものと思っています。田沢湖にクニマスをはじめ魚が泳ぐ日は、皆さんの子どもの、さらに子どもの時代にならないと叶わないかも知れません。道のりは長く険しいものになります。しかし始めなければ、そんな日は絶対に来ないのです。どうかご協力をお願いします」と、お話をしました。

長崎県大村市を訪ねて~再会の旅④

 吾往会や戊辰会、両市関係者が集い語り合った夜の親睦交流会。2年前に仙北市を訪ねてくれた大村少年合唱団が、素晴らしい歌声を披露してくれました。園田市長もカツルミさん(シンガーソングライター)も私もステージに上がり、フロアの皆さんも一緒に「ふるさと」を合唱しました。

 私は、「日本が国際社会に船出した戊辰戦争から150年の時間が過ぎました。いろんなことが激変した中で、大村と仙北の信頼は変わらず、さらに強くなって今日に至っています。大切なことはこの絆を未来に繋げることです。未来を語ることです。今回の大村訪問は再会の旅でした。そして未来に踏み出すスタートに立ったことを、互いに確信する機会でした。来年は角館の濱田謹吾像が建立30周年です。大村から多くの皆さんをお迎えする準備を、帰ったらさっそく始めたいと思います」と、お話をさせていただきました。

 皆さん本当にありがとうございました。今度は仙北市でお会いしましょう。

2016年6月5日日曜日

長崎県大村市を訪ねて~再会の旅③

 6月5日は大村市の花菖蒲まつりです。昨日の午後に開催された濱田謹吾少年の銅像建立30周年記念事業は、雨のため野外での式典を断念。「長崎は今日も雨」でした。でも花菖蒲は雨がよく似合います。

 さて公園内には、多くの特設店舗が出店していました。中でも仙北市物産店は人気です。写真は毎年この祭典で物産販売をしてくれる花葉館スタッフ。今回はおやま囃子青年部の鈴木香織さん(写真左)も参加してくれました。鈴木さんは夜の交流会でも手踊りを披露し、親善交流会を盛り上げてくれました。ありがとうございました。

 ところで少し気になる売り上げですが…。何と初日はこれまでの最高額を達成したとのこと。本当に良かった。

長崎県大村市を訪ねて~再会の旅②

  大村市は2年前、中心部に市民交流プラザをオープンしました。1階にキッチンスタジオやコミュニティルーム、2階~3階はコンサートホール・展示場・会議室、4階はこども未来館(室内遊具空間)、5階から12階は市営アパートの複合施設です。

 写真は4階のこども未来館です。基本的には未就学児のための施設ですが、小学生も遊びに来ます。すごい利用者数で、土日・祝祭日は入れ替え制になっていました。室内遊具充実していて、まさに子ども天国。お父さんやお母さん達の情報交換、子育て相談の場としても好評とのこと。

 仙北市が現在取り組む統合庁舎構想の中、西木庁舎の再利用案とそっくりなことにビックリしました。西木庁舎は中央公民館の役割も果たす計画で、その中に室内遊戯スペースがあります。子育てにやさしいまちづくりを進める拠点になり得ると考えています。その具体的な姿を、姉妹都市・大村市で見ることができました。

長崎県大村市を訪ねて~再会の旅①

 戊辰戦争(1868~1869年)は、明治政府と旧幕府勢力・奥羽列藩同盟の内戦です。この時、秋田藩(久保田藩:佐竹氏)は東北で唯一、明治政府を支持しました。国学者の平田篤胤(秋田藩出身)の存在が大きかったと言われています。

 秋田藩が苦戦する中、援軍で駆け付けた大村藩士は326名。その中に濱田謹吾少年(大村藩)がいました。謹吾少年は刈和野の戦いで戦死。その襟の中に母チカの和歌「ふた葉より 手くれ水くれ待つ花は 君のためにぞ 咲けよこのとき」が縫い付けてあったそうです。

 母の思いに感動した角館の皆さんは、謹吾少年を手厚く葬り、また戦死した大村藩士を供養したと伝えられています。大村藩士の応援がなければ、角館の町並みは今に存在することもありませんでした。この史実が大村市と旧角館の姉妹都市提携に結実(1979年)し、仙北市誕生後も交流はさらに深まっています。

 今回の大村市訪問は、大村公園に建立されている濱田謹吾銅像30周年記念式典への出席が目的です。写真は式典前、大村市役所での園田裕史・大村市長を表敬した際の記念撮影。ピンクのネクタイを付けた方が園田市長で、左端は吉野哲・副市長。青柳宗五郎・仙北市議会議長、吉川豊・吾往会会長(大村市側の交流母体)、矢野庄作・戊辰会会長(仙北市側の交流母体)など皆さんと。

 約150年前の出来事が、時空を超えて両市を結んでいます。まるで親戚が集まったような錯覚を覚えます。園田市長は39歳。昨年11月に着任したバリバリの青年市長で、来年のチャレンジデーでは友好対戦のお話も飛び出しました。

2016年6月3日金曜日

全国森林レクリエーション協会で三浦雄一郎さんと

 全国森林レクリエーション協会総会に初出席。場所は都内文京区の林野会館です。先日、秋田県協会役員をお引き受けしたこと、また同全国協会の会長が三浦雄一郎さん(プロスキーヤー・登山家)だったこと、その三浦さんにお伝えしたい事案もあったりで…。

 それは別として、総会前の立ち話で、三浦さんには「たざわ湖スキー場は今年はどうだった?」とお気遣いの言葉をいただきました。私は「入込み数は減少しました」と。このスキーの話題が総会の会長あいさつに続き、「アメリカのあるスキー会社社長と食事をした時、中国のスキー人口の爆発的増加が話題になりました。10年後には愛好者が3億人になると推定できるんだそうです。その30分の1の1千万人でも日本のスキー場に来たとすると…。全国のスキー場はアッと言う間に生き返ります」との発言に。

 三浦さんには、また仙北市にお出でをいただきたいと思います。

山崎養世さんとJR田沢湖駅2階で懇談

 総務省顧問で、成長戦略総合研究所社長の山崎養世さん(前ゴールドマン・サックス投信社長・本社パートナー)と懇談。場所はJR田沢湖駅2階のアイリス・ミュージアム特設会場です。

 山崎さんは東京からのこまちを降りた直後、私は東京に向かうこまちに乗り込む直前、30分の時間を生み出して意見交換が叶いました。バタバタでしたが目からウロコ…のお話ばかりで、それでなくても短い懇談時間は、アッと言う間に過ぎました。
 「秋田は、天が与えてくれた素晴らしい環境で満ちています。これを存分に活用して地域を元気にするのです」
 と、お話をいただきました。

 また、魅力的な人物にお会いすることができました。

帰ってからも元気で頑張れ!!

 写真の3人、今日まで仙北市で研修をしていた皆さんで、左から外務省の河野正憲さん、環境省の松崎花さん、農林水産省の田子大樹さんです。初めての地方自治体でどんな思いを抱いたでしょう。

 5泊6日の行程で、人事院が勝手にチーム編成して仙北市に送り込まれたそうです。滞在中は武家屋敷や田沢湖や秋田駒ヶ岳、温泉に農家民宿に内陸線に、本当にあっちこっちを視察してもらい、実際の活動にも加わってもらいました。それでどうだった?…。

 「地方の認識がズレていたことに気が付きました。人口減少で高齢化で、暗くて元気がないイメージでしたが、これが一変しました。仙北市は様々な資源に恵まれ、外国からのお客様も多く、世界に開かれた町で、何より市民の方々が元気いっぱいでした」…。
 各所属省庁に帰ってからも、仙北市のことをお忘れなく!。元気で頑張れ!。

市議会6月定例会がスタート

市議会6月定例会がスタートしました。会期は今月24日まで。冒頭の市政報告は、全文を市ホームページにアップしています。http://www.city.semboku.akita.jp/government/mayor/siseihosin.html

マスコミが報道した事項に関して、発言要旨は次の内容です。

◇ドローン競技会について
 7月29日から31日まで、ドローン競技会を開催予定です。正式名称は「Drone Impact Challenge ASIA CUP 2016 Semboku Akita」です。特別後援に内閣府地方創生推進事務局、後援に総務省・国土交通省などを予定しています。
 29日の午前は、角館交流センターでドローン競技会に関係するシンポジウムを開催し、同日午後は「ホテル森の風田沢湖」グラウンドゴルフ場にて、ドローンスクールを実施する計画です。30日と31日は、トラックレースの予選・決勝戦を行います。

◇カヌー競技の東京オリンピック対応等について
 5月31日、今年度度初の総合教育会議を開催しました。カヌー競技のオリンピックホストタウン指定を協議しました。生保内カヌー練習場を核に、オリンピック参加チームの招へいや、国内選手の合宿誘致の可能性を探っています。トイレや更衣室・シャワー室の整備など課題もありますが、現在、県との連携を模索しています。カヌー競技に関し、仙北市がホストタウンとなれるよう、早急に作業を進めることにしました。

◇地域子育て支援拠点事業について
 地域子育て支援拠点事業として実施している「さくラッコ」のはっぴいルームが、6月から角館児童館内に移転しました。今までよりも、かなり広いスペースで屋内外の活動ができるようになります。親子の交流の場として、また、子育てに関する相談や情報交換の場として、多数の皆様からご利用をいただきたいと思います。

◇角館総合病院改築事業について
 角館総合病院改築事業の工事進捗状況は、5月末現在68パーセントと、計画上で8パーセントの遅れが出ています。遅れの主な要因は内装業者等の作業員不足です。このままだと完成が約3カ月程度遅れる見込みで、今後も作業員確保に有効な改善策を見出せない現実があります。この場合、引渡し時期が3カ月程度の遅れ(12月末)となり、入院患者の搬送や引っ越し作業が非常に困難な時節と重なります。そこで開院準備等を考慮し、平成29年2月15日まで工期を延期して引渡しを受け、平成29年春の開院を目指したいと思います。議会の皆様のご理解をどうかお願いします。
※写真はCRYINGTIGER無農薬米田植え会

2016年6月1日水曜日

部課長等会議での発言要旨

 写真は、昨日の午後に開催した「部課長等合同会議」です。この直前に総合教育会議が行われていて、人材の育成こそ市発展の礎だとお話しをしました。部課長合同会議でも、「まちづくりは人が大切」の思いが口をつきました。以下は発言要旨です。

 ~私が思う10年後の仙北市の姿は、今年度から運用が始まった「新総合計画」、また昨年度から一部既に着手している「仙北市版総合戦略」などに、描き込まれています。これらが100パーセント達成した姿が、10年後の市の姿です。
 仙北市の総合戦略は、
1.産業振興による仕事づくり
2.移住と定住促進
2.少子化対策
3.新たな地域社会の形成
 の4本柱です。これらは人口が過密な首都圏とか関西圏とか、政令指定都市などを別とすれば、全国の自治体が抱える共通課題と言えます。「何だ、金太郎飴のような政策か」と思われるかも知れません。しかし改善目標は同じであっても、解決に至る道筋が全く別物になるわけです。


 その別物のパーツは何かと言うと、これまで積み上げた歴史と文化、あらゆる環境や動産・不動産…、そして確実に違うパーツは、そこに住む住民です。住民の思いの度合いが課題解決のエネルギーです。仙北市は絶対どこにも負けていません。そんな市民とスクラムを組んで、職員が果敢に挑戦を続けたら、思い描く10年後の姿は必ず実現できると思います。~

秋田駒ヶ岳の山開きで

 今日6月1日は、恒例の秋田駒ヶ岳山開きです。今年は十和田八幡平国立公園の八幡平地域が指定60周年なので、記念活動で私が岩手県側(国見温泉登山口)から、雫石の深谷町長が秋田側から山頂アタックでした。

 駒ヶ岳に登った経験のある方はご存じと思いますが、国見コースは最初の1時間が急峻です。ここだけで全行程の半分の標高差(約400m)を一気に登ります。一面のブナ林を抜けると、素晴らしい風景が広がり、「登山してるなあ」的な達成感を思う存分味わうことができます。

 …のはずだったのですが、天候が不順で、登山が中止になってしまいました。安全確保を優先すれば、全く正しい判断です。残念だったようなホッとしたような…。