2010年10月18日月曜日
永田宏和氏・談
18日午後、都内で開催された都市行政文化懇談会で、3人の皆さんの講話をお聞きしました。永田宏和(NPO法人プラス・アーツ理事長)氏のお話をご紹介します。
「これまで全国13都道府県、他にインドネシア・中米などにも活動のウィングを広げている。内容は防災訓練。これまで余り面白みのないグッズにアーティストの参加をいただき、人の出がほとんどなかった地域の防災訓練を子ども達が参加して楽しいイベントに変身させた。様々な訓練に参加したらポイントを与え、そのポイント数でおもちゃと交換する“かえっこバザール”も好評。シェルターのサンプルもつくっていて、各大学の建築学科、実際に活躍している建築家からの協力体制も厚い。
別の活動事例としては、教育とアートのプログラムをつくっている。教育は効果を問われる傾向にあるが、私たちはその効果を最初から期待していない。プログラムの大抵は野外活動。ここにアーティストを呼んで活動は始まる。子どもに映画を撮らせたり、音を採取してもらったり…。ある回、数々の昆虫が生息していて有名な森の中で、ボロボロな温室を透明感の高いレストランをつくるプログラムを実施した。これは面白かった。アーティストが絡んだことで、初めて体験できることばかりだった。」
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