2010年10月16日土曜日

公設民営の保育園①


 今回の出張は東北市長会での決議案作成が主目的でしたが、もう一つ。東京都内にある区立保育園を2施設見学することも大きな目的になっていました。見学先は中央区八丁堀にある「中央区立八丁堀保育園(野津浩子園長)。八丁堀保育園は、区がベネッセスタイルケアと指定管理契約を結んで運営しています。もう1箇所は練馬区光が丘にある「光が丘第8保育園(吉田玉枝園長)」。光が丘第8保育園は、区がピジョンハーツと業務委託契約を結んでの運営です。どちらの保育園もご家族からの信頼は絶大で、全国からの視察が続いています。
 それでは八丁堀保育園の様子を少し…。

 中央区のまちづくり事業が功を奏し、定住人口が増加傾向に転じたと同時に保育園不足が発生、八丁堀保育園はそんな中で新設となりました。3階建てで屋上には野菜を作ったりプールを置いたりするスペースがあります。野津浩子園長と一緒に説明をくださったのが中央区役所子育て支援課の来島雅彦課長。
 来島課長は「八丁堀保育園はプロポーザル方式で運営提案をいただき、その結果、ベネッセさんにお願いすることにした。ベネッセさんのノウハウは貴重。できるだけ保育士さんを他施設に移動しないよう、また良い保育士さんを集めるために良い処遇をして欲しいなどお願いしている」と話してくれました。
 野津浩子園長は「保育士の資質が保育園のレベルを左右する。区だけではなくベネッセ内での研修も多い。試験に合格すれば役職も上がる。スキルアップは信頼される保育園づくりに向けた動機付けになる。」とアドバイスをいただきました。
 小さい保育園でしたが、とても素敵な保育園でした。

※ベネッセは、自分たちの時代は福武書店でした。現在は「教育・語学・生活・福祉」の分野を中心に事業を展開しています。保育事業には規制緩和後いち早く参入したようです。子育て情報誌「たまごクラブ」「ひよこクラブ」などは若いお母さん方にはお馴染みでしょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿