昨日から仙北市議会9月定例会が開会しました。以下は冒頭に行った市政報告のダイジェスト版です。
【全体事項その①】
●温泉の不調と対策の状況について… 8月28日と9月1日、カラ吹き源泉からの引湯管に不調があり、業者からの協力をいただきながら対応した。9月1日の作業は翌朝までかかりホテル・旅館等に配湯できている。現在進めている新水沢源泉からの引湯をできる限り早める。それまでの対応を慎重に行う。
●台風10号について… 市は30日午前10時に仙北市災害警戒部を立ち上げ、最高レベルでの警戒態勢で対応した。被害は倒木と一時通行止め程度で済んだ。3世帯4名の方々が市設営の避難所に自主避難したが、30日の午後9時頃には全員帰宅している。
●台湾トップセールスについて… 8月22日から26日の5日間台湾を訪問した。「アジア国際温泉サミット」は仙北市も開催地となり得ることを確認。今後も協議を継続する。「高雄マラソンと田沢湖マラソンの交流」は、姉妹マラソン化を進めることで好感触だった。来年の「澄清湖と田沢湖の姉妹湖協定30周年の記念事業」は、台湾側関係者が仙北市を訪ねたいとの発言をいただいた。さっそく準備に取りかかる。また台湾政府外交部亜東関係協会と懇談した際に指導のあった「台湾語を話すスキー指導者のたざわ湖スキー場への招致」は、帰国直後から関係機関と相談を始めている。
●白岩大名行列について… 8月15日、白岩大名行列が18年ぶりに復活した。大変頼もしく嬉しい。地域の取り組みを高く評価ししている。このような活動が市内全域に拡大できる環境づくりに努める。
●芝浦電子系列会社の事業拡張について… 株式会社角館芝浦電子(角館中川地区)から、事業拡張のため中川児童館用地の使用について要望を受けた。地元と方々と協議を重ね、中川児童館を10月1日付で廃止(9月1日から中川小学校内へ放課後児童クラブ移行)し、児童館の解体工事を行いたい。また株式会社東北芝浦電子(生保内下高野地区)から、事業拡張に伴う駐車場用地に隣接する市有地を使用したい旨の要望書を受けた。集落の理解を得ながら会社と協議を進めたい。いずれも事業拡張に伴い社員の採用を増やす予定で、市内の雇用増加につながると期待している。
●平成27年度の一般会計決算について… 歳入総額は191億8,590万1千円、歳出総額は186億305万5千円、歳入歳出差引額は5億8,284万6千円の黒字だ。翌年度へ繰り越すべき財源総額3,731万円を差し引いた実質収支額は、5億4,553万6千円の黒字だ。経常収支比率は91.7%で昨年度比0.5ポイント悪化したが、経常一般財源比率は96.1%で1.3ポイントの改善、公債費比率は8.9%とで1.9ポイントの改善、公債費負担比率は17.4%で3ポイントの改善ができた。今議会の一般会計補正予算は、補正額は5億4,780万7千円で、これに既定予算を加えると201億1,780万6千円となる。主な事業としては、社会保障・税番号制度システム整備費、教育・保育施設給付費、浄化槽設置整備事業費、国民健康保険特別会計神代診療施設勘定繰出金、し尿処理場管理運営費、ごみ処理場管理運営費、花葉館施設整備事業費、中小企業活性化支援事業費補助金、みちのく三大桜名所プロモーション強化事業費(観光復興対策交付金)、インバウンド横軸連携受入整備事業費(観光復興対策交付金)、インバウンドサイクリングコース活用事業費(観光復興対策交付金)、温泉事業会計補助金、冬期交通対策費などだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿