仙北市桧木内の吉田集落に伝わるワラ人形(人形道祖神)さま。新年のご挨拶にお伺いしました。毎年お米の収穫後、新しいワラで全身を作り変える市内最後の人形道祖神さまで…。
吉田集落の磯前神社参道に建っています。毎年10月、集落の皆さんが総出でワラ人形さまづくりを行い、1年経過すればまた作り替えて…、をずっと継続してきました。すごいです。仙北市内では各地に人形道祖神さまがいますが、吉田のワラ人形さま以外はお面が残るのみ。場所によってはお仁王さま、鹿島さま、人形さまなど、その呼び名も多彩です。でも役割は一緒で、集落に疫病が入り込まないよう、また五穀豊穣や集落安全を願う地域信仰のシンボルと言って良い存在です。
頭や肩に積もる雪を払いもせず、集落に侵入しようとする邪気に睨みを効かせるワラ人形さま。さらに県内では多数の道祖神さまが集落を守っています。
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