2020年8月29日土曜日

まちの未来・自分の未来


 仙北市内の各分野で活躍する皆さんにお声かけをして、国が年末公募するスーパーシティ事業の意見交換を行いました。規制緩和と新技術、高度なデータ活用など未来都市のイメージが先行しますが、私は誰一人取り残さないまちの実現に…。

 仙北市はこれまで国家戦略特区(地方創生・近未来技術)、IOT推進ラボ、スマートシティモデル市などで、規制緩和や新技術の実証を繰り返してきました。しかし市民の活用が始まった事例は限られていることもあり、これまでの取組み手法を反省しています。そこで今回は、何より市民ニーズの掘り起こしと議論のプロセスを大事にしようと考えました。地方自治の最強政策と言われるスーパーシティ構想に、仙北市が手を上げるか否か、上げる場合は何をテーマとするのかなど、全てのステージで市民と作業を協働したいと思います。当然に今回のような意見交換は、メンバーも拡充しながら継続します。

 参加の皆さんからは、便利なことがイコール幸せなのか、公共交通・アクセスの維持、子どもの教育充実、職場づくり産業づくり、職人を大切に育てるまち…など意見を多数いただきました。私の思いは、もちろんスーパーシティ事業は必要と考えていますが、そのイメージはSDGsの基本理念・誰一人取り残さない社会の実現です。この地に住み続けたい人が、高齢化や行政サービスの不備で不可能にならないよう、新技術の導入等ができたらと思います。その過程で、市民が望む自分を探し出せたら、それは本当に素敵なことです。

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