2019年10月12日土曜日

足立敏之さんは中和処理施設の生みの親



 田沢湖クニマス未来館2周年記念事業で、参議院議員の足立敏之さん(写真左)をお招きしました。足立さんは建設省に入省後、29歳からご家族で田沢湖に在住し、玉川ダムの建設や酸性水中和処理施設の設計にあたった方です。


 言ってみれば、足立さんは中和処理施設の生みの親です。田沢湖再生に取り組む私たちにとって、技術者としての研究と実績に裏付けられたお話しは、本当に刺激的でした。足立さんは、「30年前に考えた石灰石での中和処理は、これを超える能力や経済性、環境負荷の軽減など、未だ新たな手法を手にできていません。この手法を探りながら、別の対策、例えば渇水期に酸性水の田沢湖導水を止めるとか、様々なアイディアが必要です。私もクニマス発見のニュースに心が躍りました。皆さんと一緒に田沢湖再生を考えたいと思います」と話してくれました。嬉しいエールです。


 参加していた大曲農業高校生物工学部の皆さんは、電気分解での中和処理を研究しています。地元の小・中学校、多くの市民も田沢湖再生の活動を継続しています。少しずつでも前に進むことが大切だと思っています。

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