2013年11月2日土曜日

第136回秋田県種苗交換会(2日目)

種苗交換会2日目。天気は曇りですが雨が降らないことでお客様の出足も好調でした。JA秋田中央会では113,000人のが来場したと発表をしました。市内各地の催事もメイン事業が開催されました。角館交流センターでは稲作地帯における担い手経営体の発展・成長に向けた経営マネジメントの展開方法についての談話会(写真)が、また市民会館では土地改良事業推進大会が、樺細工伝承館では県とJAの6次産業化応援セミナーが、田沢湖病院では地域特産品せんぼくマッチングフェアが、またクリオンでは北東北グリーンツーリズムネットワーク情報交換交流会が…、それぞれ大盛会でした。

 このうち、談話会では議長を務めた長濱健一郎さん(県立大学生物資源工学部アグリビジネス学科学科長・教授)が話していた「国が進める農業政策は産業政策としての農業で、そこには地域という概念が欠落している。私たちは地域を守り共存する農業を追い求めなければならない」の発言が印象に残ります。

 また土地改良推進大会では、「外的要因の如何に関わらず、農作業の効率化、生産コストの低減などは不可欠な対応で、基盤整備事業は何としても進めなければならない」との意見を多数聞くことができました。全くその通りです。

 地域特産品マッチングフェアでは、気候風土や栽培者が少ないことで小ロット生産になっている農産物に、光をあて、料理者の工夫で高いレベルの商品をつくる可能性が開けた思いがしました。種苗交換会期間中に開催できた意義は大きく、この後の展開に期待を寄せています。

 グリーンツーリズムネットワーク情報交換交流会は、楽しい一時でした。と言っても懇談会のほんの少しに参加しただけですが、青森・秋田・岩手の北東北の実践者がみんな活き活きしていました。これです。

 交換会3日目は、「シンポジウム復興支援と地域の力・食の力」が市民会館で開かれます。皆さんのご来場をお待ちします。

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