2013年11月6日水曜日

第136回秋田県種苗交換会(6日目)

種苗交換会も終盤の6日目。昨日よりも良い天気です。秋田県NOSAI大会は田沢交流センターで開催されました。里山が紅葉で燃えています。来場の方々は、その美しさに先ず感嘆の声を上げていました。自分は歓迎のあいさつで、「会場にご用意した田沢交流センターは、元は田沢小学校です。この地区はコミュニティ活動が盛んで、交流センターは、公民館活動やNPOたざわ村、地域運営体・荷葉などの活動拠点にもなっています。すぐ近くにある喫茶店は、地域運営体が経営しています。ぜひ足を伸ばしてください」とお話をさせてもらいました。

 午後から秋田県農業委員大会。これは市民会館が会場です。今回の種苗交換会は、TPPや減反見直しなどの議論が騒々しい中での開催で、各農業関係団体の総会で決議される内容は、次の日の新聞に必ず掲載があります。自分はあいさつで、「ここに暮らす生活者であっても、また国内外の消費者であっても、生きる基本は食であり、安心安全な食糧を生産するのは農業者の責任です。TPP交渉の行方如何では、日本農業の形が大きく変わるかも知れないと言う不安と、さらに今度は減反政策の見直し議論が唐突に噴出しています。経済・産業としての農業感しか見えないのが残念でなりません。農業は消費者に支持をいただきながら、地域と共存してこそ維持・発展できることを、私たちは今こそ主張しなればいけないと強く感じています」と、日頃の思いを伝えました。

 物故者悼式は東源寺で開催されました。種苗交換会の産みの親で、秋田県の農業三大人・石川理紀之助さん・森川源三郎さん・齋藤宇一郎さん、また畠山義郎さん(旧下大野村農業協同組合組合長)、清水秀夫さん(旧能代市農業協同組合組合長で農業功労者)、安井操さん(農業功労者)、神田一善さん(旧大正寺農業協同組合組合長)、鎌田亮三さん(旧秋田本荘市農業協同組合組合長)、黒澤二老さん(旧角館農業協同組合専務理事)、樋渡孝さん(旧湯沢市農業協同組合副組合長)、高橋郁郎さん(種苗交換会事務局員)のご冥福をお祈りしました。

 夕方、JA秋田中央会理事会がホテルタザワで開催され、ここで6日目の人出は121,000人とお聞きしました。1日を残して80万人を超えました。もちろん来場者数だけで種苗交換会を評価することは適切ではありませんが、「本当に良かった」と言うのが正直な気持ちです。JA秋田中央会の木村会長、阿部副会長からも「素晴らしい交換会でした」との言葉をいただきました。あと1日、気を引き締めて頑張りましょう。

 最終日の行事予定は次の通りです。
・秋田県産米品評会褒賞授与式(午前11時~田沢湖総合開発センター)
・褒賞授与並びに閉会式(午後1時~市民会館)
※写真は期間中に関連事業だった「千葉克助写真展」

0 件のコメント:

コメントを投稿