2013年11月7日木曜日

第136回秋田県種苗交換会(最終日)

第136回秋田県種苗交換会、またまた天候に恵まれ、晴れやかな気持ちで最終日を迎えることができました。この日の人出はJA秋田中央会の発表で、38,000人。と言うことで種苗交換会開催中の全体の来客数は864,000人になりました。
 さて、午前は秋田県産米品評会褒章授与式です。出品点数は水稲うるち玄米で120点、醸造用玄米9点の129点。品種の内訳はうるち玄米では「あきたこまち」が89点、「ひとめぼれ」が16点、「めんこいな」が8点、「ゆめおばこ」が7点です。醸造用玄米は「美山錦」が2点、「秋田酒こまち」が7点でした。
 審査の結果、最優秀賞に佐々木長十郎さん(美郷町金沢西根)栽培の「あきたこまち」ほか6点、優秀賞に石坂昭義さん(鹿角市八幡平)栽培の「あきたこまち」ほか9点、優良賞に小林鶴治さん(北秋田市道城)栽培の「あきたこまち」ほか14点、また特別賞7点が選定されました。
 最優秀賞を受賞した佐々木長十郎さんは、受容者あいさつで「土づくり、水管理に努力して、とにかく良質米の生産に取り組んできた結果、このような栄えある賞をいただけた」と話していました。
  この品評会では、仙北市の活躍も顕著でした。最優秀賞に鈴木淳寛さん(西木町西明寺)、優良賞に高橋恒吉さん(角館町白岩)・平岡春彦さん(田沢湖小松)、秋田県主食集出荷商業協同組合理事長賞に鈴木淳寛さん(西木町西明寺)が入選しました。

 午後は褒賞授与並びに閉会式でした。審査長の湯川智行さん(秋田県農業試験場)が概要を説明。「変動の激しい気象条件で難しい一年だったが、生産者の皆様の努力で品質の高い農産物等が多数出品された交換会だった」と講評。最高賞の農林水産大臣賞は8点。仙北市からは、「生しいたけ」(北研705号)を出品した(有)にしきの代表取締役の佐藤操さんが同賞を受賞しています。また佐藤さんは、全ての受賞者を代表したあいさつも行い、「安全で安心な食糧を生産するのは農業者の責任。この受賞を機会にさらに努力を傾注したい」(写真)と決意を述べてくれました。

 自分は協賛会会長として謝意を述べました。以下は概要です。
 ~種苗交換会の開催は、旧3町村時代からの長い長い夢でした。開催が決定した後、懸命に取り組んできた準備作業や、実際に一週間お客様をお迎えした経験は、反省点も含め、仙北市の農業振興・まちづくりにとって、とても大きな収穫です。このような素晴らしい機会を提供いただいた中央会の皆様、地元JAの皆様、秋田県、大仙市、美郷町、仙北市議会、ご協賛をいただいた皆様、仙北市民の皆様、ほか多くの皆様に重ねて御礼を申し上げます。これからも種苗交換会が秋田県農業発展のシンボルとして、また開催地の地域活性化や住民の意識改革を加速する機会として、愛され続けることを祈念し、閉会にあたっての感謝の言葉といたします。~

 皆様、本当にご苦労様でした。ありがとうございました。

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