仙北市議会12月定例会は、今日から一般質問が始まりました。初日は高橋輝彦議員(蒼生会)、田口寿宜議員(〃)、小木田隆議員(市民クラブ)、熊谷一夫議員の4人です。特徴的な質疑を概要版でお知らせします。
【高橋輝彦議員(蒼生会)】
Q.角館総合病院、田沢湖病院に発熱外来を開設し、発熱患者の診療や検査を実施するとのことだが、両病院で新型コロナとインフルエンザの両方の検査が可能と言うことか。
A.角館総合病院では、11月18日からインフルエンザと新型コロナウイルス感染症の検査を実施している。田沢湖病院では、11月25日からインフルエンザのみの検査を実施している。しかし田沢湖病院では新たな対応として、新型コロナウイルスの検査態勢を整えて準備できたら検査を始める予定だ。同病院のコロナ検査は、検査キットの導入、またはPCRの外注を考えている。
【田口寿宜議員(蒼生会)】
Q.仙北市は様々な子育て支援策を講じているが、少子化に対する歯止めがかからない現実がある。この事実をどう分析し、打開するか。
A.これまで県内外の多くの市町村を訪ねた。その度に先々の行政の方や住民の方のお話を伺って来たが、子育てに熱心なまちほど元気があると言う印象だ。仙北市と何が違うか、子育て支援の幅やボリュームか、それとも…。さらに新たにコロナ禍で、これまでの分析や解決策と違う議論が必要になった。仙北市は本当に魅力的なまちだが、条件を生かし切れていないと言うことか。下を向いてもしょうがない。改善に向かって進もう。
【小木田隆議員(市民クラブ)】
Q.来年度の予算編成について、コロナウイルスの影響で法人税、個人住民税は大変な落ち込みになるのではないか。財源の確保策を伺う。
A.来年度の税収は、当初予算との比較だが個人市民税は9300万円の減、法人市民税は1000万円の減、固定資産税は1億円超の減、たばこ税は1400万円の減、入湯税は4200万円の減などで、2億から3億円規模で減少する見込みだ。財源の確保に向けては、遊休資産の処分などを加速する。一方ふるさと納税は好調で、昨年度の総額8億2172万円を昨日で上回った。ご寄付いただく皆さまに心から感謝する。
【熊谷一夫議員】
Q.行政はポストコロナ時代を見据え、デジタル化へスピード感を持って転換しなければならない。市の現状と今後の方向性について伺う。
A.行政のデジタル化は、令和元年に閣議決定された基本方針で位置づけられた。デジタル化を推進する部局を整備し、担当者をピックアップし、ワーキンググループ等にデジタル化に向けた業務の洗い出しが最初ではないか。その後にデータ化、情報の共有化、利活用方法の調査等を行い、それらを全体計画に描き込む作業が必要だ。先ずは年明けに、市役所内に行政デジタル化推進チームを立ち上げる。
※写真は町田市の「こどもセンターまあち」。
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