2020年12月5日土曜日

弱み×弱み=強み



 秋田県ワーケーション推進協会(松浦隆一会長)が、仙北市わらび座で「地域力を考えよう!ミニフォーラム」を開催。ゲストスピーカーは内閣府の井上貴至さん。冒頭から「本当に東京は日本経済を引っ張ってるんでしょうか…」。

 井上さんは言います。「平成29年版の都民経営計算年報では、2006年度から2017年度までの全国の成長率は3.5パーセント。でも同期間の東京都の成長率は1.5パーセントに過ぎません。実は日本経済の牽引役は地方が担っています。トヨタは愛知、パナソニックは大阪、ユニクロは山口、TDKは秋田です」と。さらに、「弱み×弱み=強み、です。瀬戸内海岩城島のレモン栽培は、20年間も耕作放棄された土地を切り開いて行われています。20年間も放置された農地ですから完全無農薬農地です。ここのレモンは皮まで食べられるレモンとして大人気です。地方には東京にはない強みがあります。スターバックスコーヒーもマックのハンバーガーも、地価の高い東京と秋田が同じ値段で売られていること、変だと思いませんか?」と。

 刺激的なお話しが幾つも飛び出しました。ありがとうございます。さて、秋田のワーケーションについて、私は「参加者数とか経済効果で評価するのではなく、その土地土地の力をベースに、新たな価値創造や自己再生の取組みに成長して欲しいと考えています」と…。
※井上貴至さん:1985年大阪生まれ。2008年に総務省入省、2015年から鹿児島県長島町副町長、2017年から愛知県勤務、現在内閣府勤務。現在も週末自費で全国をミツバチのように飛び回る。

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