2010年11月13日土曜日

医療と健康を考える


 第1回市民の医療と健康を考える会を、仙北市医療協議会(鬼川温会長)と共催しました。会場は樺細工伝承館です。

 最近は毎日のように医療崩壊と言う言葉を聞きます。医師や看護士さんなど、医療関係者にとっては今何が起きているのか認識できていても、一般の市民からすれば〝よく分からない〟が本音ではないでしょうか。この認識のズレが病院・診療所に対する過度な要求や、医療そのものを疲弊させる原因であってはならないとの思いもあり、両者の課題や問題点の共有を進める第1歩として開催したものです。

 基調講演で秋田大学の長谷川仁志先生(写真)は、「国の医療対策が世界水準からすれば高くない。それに反して、医師一人が診療する患者数はヨーロッパに比べ3倍、医師の育成も10年は立ち後れた状態。ますます高齢社会となり、これからを考えると医師の育成・研修、また予防対策を進めることが重要」と話していました。

 この後、私立角館病院から西野克寛院長、私立田沢湖病院から佐々木英人院長の講演をいただきました。またパネルディスカッションを開催し、大仙市の石井伸明医師をコーディネーターに市民代表で菊地道彦さんも登壇し、医療再生に向けた環境づくりを議論しました。

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