2010年11月26日金曜日

市議会臨時議会


 本日、市議会臨時会がありました。災害関連予算、人事院勧告に係る予算関連、また新たに教育委員として河原田修氏(50歳)の任命についてご同意をいただきました。
 さて、市政報告でお知らせした主な内容は次の通りです。

◇病院事業の管理者について 
 先ごろ開催の市議会全員協議会でもご報告をしましたが、本市病院事業の管理者として宮川信医師をお迎えする準備を進めています。ご本人からは既に承諾書をいただいている状況です。宮川医師は昭和12年生まれの73歳。信州大学医学部を卒業、地域医療の確立に医師人生をかけてこられた方で、内分泌外科を専門領域とする先生です。昭和62年より長野県飯田市立病院院長、平成16年より全国自治体病院協議会副会長、平成17年より日本病院団体協議会代表者などを歴任しています。現在、複数の大学で後継医師の指導を行っていることもあり、その調整などありますが、来年4月からは着任いただけるものと思います。

◇仙北市民ガイドドブックの共同発行に伴う協定について
 合併時に「仙北市民ガイド」を発行しましたが、それから5年が経過したことから、新たなガイドブックを作成することにしました。今回は官民共同発行のガイドブックとすることとし、10月28日、株式会社サイネックスと発行に関する協定書の調印を行いました。発行にあたり、市からの行政情報のデータ提供と校正を除き、制作から配布まで、株式会社サイネックスが広告収入で行うため、市の財政負担はありません。来年の4月中の発行を目途とし、市内全世帯及び転入者分を含めて13,000部の発行を予定しています。

◇田沢湖マイムマイム推進事業について
 水の大切さや田沢湖の役割について一緒に考え、その思いを共有することを目的に、「田沢湖マイムマイム推進事業」が10月17日、田沢湖畔で開催されました。この事業は、田沢湖を中心に活動している「田沢湖マイムマイム推進実行委員会」が主催したもので、午前中に田沢湖一周クリーンアップを行いました。また午後からは、東京農工大学大学院の千賀裕太郎教授、心理学者で仙北市ふるさとサポーターもお務めいただく熊沢専三先生や、地元市民が参加してのフォーラム「みんなの水・みんなの田沢湖」のほか、大曲農業高等学校農業クラブの皆さんによる「卵の殻を使った新しい中和方法について」の研究発表が行われました。参加した方々からは、改めて水の大切さや役割について考えた一日だったとの感想をいただいています。

◇稲作の作柄状況と農家支援策について
 本年の稲作は、米価の下落に加え、10月15日現在の作況指数が秋田県全体では93の不良となったほか、一等米比率の低下もあり、農家にとっては非常に厳しい一年でした。本年度から戸別所得補償モデル対策がスタートしましたが、減収となった場合に支払われる変動部分の補てんがあっても、前年度より減収となる農家が生じることが予測されています。こうしたことから、JA秋田おばこでは、戸別所得補償モデル対策の交付金が支給されるまでのつなぎ資金制度を創設し、当面の支援策を講じており、関係市町では、1.1%の利息について利子補給を行うことにしました。一方、秋田県では、来年度の営農に支障をきたすことのないよう「秋田県営農維持緊急支援資金」を新たに創設し、農家の支援を行います。2.85%の利息のうち2.35%を県、市町村、金融機関で利子補給、借り入れ利率を0.5%としています。本市では、さらに上乗せして利子補給を行い、無利子で借り入れできるようにしたいと考えています。いずれも本臨時会の補正予算に計上してあります。

◇国民健康保険普通調整交付金の過大受給に伴う国民健康保険特別会計への補てんについて
 市民の皆さんにご迷惑をお掛けしない方法で、国保会計へ補てんする財源を確保したいと、去る10月25日、仙北市役所職員返還会を組織し、市職員にその協力をお願いしてきました。その結果、多くの職員から協力の申し出を受け、補てんする財源確保の見通しが立ったことをご報告させていただきます。速やかなる予算措置を提案し、ご審議いただきたく、現在諸準備を進めています。
 なお、本事案に関連して、仙北市の組織の長としての責任を明確にしなければならないと考え、本臨時会に私の給与から50万円を減じるための関係議案を提案しています。

 他にも叙勲受賞者報告(前のブログでアップ済み)、台湾関連(〃)、まちづくり懇談会(〃)、市政5周年産業祭(〃)、ふるさと企業大賞(〃)、デマンドタクシー(〃)、地域運営体(〃)、などなど。
 なお、報告4件、条例関係7件、補正予算1件、人事案件1件は全てお認めいただきました。

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