2016年12月14日水曜日

水資源を活用した電力開発と産業振興

 仙北市は秋田県の水瓶です。豊富な森林と降雪の恩恵は、地元はもちろん秋田市民の皆様や工業団地でもご活用をいただいています。水力発電(東北電力・秋田県)は戦前から行われ、県内の水力発電出力比は仙北市が45%を占めています。この水資源をさらに産業振興に結びつけたいと考えています。

 市政公約にも新エネルギーの開発を明記し、また奥羽山系仙北平野水資源利用調査研究会の会長という立場で、これまで小水力発電の普及振興を進めてきました。本年7月、同会のメンバーが一念発起し、仙北水力発電(株)を立ち上げました。現在は鶴の湯水力発電所(199kw)、小野草水力発電所(325kw)の開発を進めています。各種の許認可申請手続きをほぼ終え、経済産業省の設備認定も11月に決定し、いよいよ工事に取りかかる段階ですが、東北電力への接続協議で足踏み状態となってしまいました。電力開発に関する環境の変化が要因ですが、この協議が整わなければ、仙北水力発電(株)で発電した電気を電線に接続できません。

 と言う訳で、今日の午後はいつもお世話になっている東北電力秋田支店の皆様と会議です。何とか皆様からお知恵をいただき打開策を探りたいと思います。

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