2016年11月21日月曜日

田沢湖高原で源泉の切り替え通水式

 本日午前、田沢湖高原地区の宿泊施設が使用してきたカラ吹き源泉を、新源泉(水沢源泉)に切り替える通水式を行いました。半世紀を超え愛されてきた市の温泉事業は、安全な新源泉からの引湯でさらなる発展を目指します。

 カラ吹き源泉は老朽化で湯量や湯温に問題を抱えていました。そこで平成26年の年末、地元の温泉関係者と市の連携で温泉利用連絡協議会を立ち上げ、カラ吹き源泉から新たな源泉に移行する準備を進めていました。その直後、平成27年3月にカラ吹き源泉の調整作業で死亡事故が起こりました。亡くなられた3名の皆様に改めてお悔やみを申し上げます。また事故調査委員会からも硫化水素ガス濃度の高い源泉使用を改めるよう、答申がありました。これらにしっかり対応したいと事業化を早め、延長約3.3㎞に及ぶ引湯管を敷設するなどして、今回の切り替えが実現できました。

 新源泉は10月末から供用を開始しています。関係の皆様のご協力とご理解に、心から感謝を申し上げます。仙北市観光の主力と言える温泉事業です。ますます多くの皆様のご来市をお待ちします。

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