2016年11月5日土曜日

地域包括ケアを実践するために

 在宅医療と介護連携を進める「仙北市他職種研修会」を開催。主催は同推進協議会(会長は鬼川温・鬼川医院院長)です。高齢化の加速で医療や介護を必要とする市民は増え、一方で支える側のマンパワーは充足できません。この現状を改善する手法を探りました。

 医療や介護が必要な状態になっても、できる限り住み慣れた場所で生活を続けたいと思う方々が大勢います。地域内で暮らしを支えるサービスが必要で、地域包括ケアを実践するには各分野の連携が欠かせません。今回はそんな問題意識を持った市内の医療・介護・福祉・保健関係者が100人以上集まってくれました。

 東京大学の松本佳子先生は、かくのだて介護相談室の佐藤歩管理者の事例発表を受け、「仙北市は本当に大変な状況です。人口分析すると後期高齢者は当分増え続けます。これを支えてきた前期高齢者はそれよりも早く減少に転じます。支え手が不在になります」と問題を提起しました。
 続くグループワークも活発な議論でした。人的資源の確保は困難ですが、需要は増すばかり…。行政も関係機関も市民も一緒になってのチームプレーが必要です。

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