2016年11月7日月曜日

電気分解中和水で魚族の生育実証実験がスタート

 市総合戦略室の成田祐子さんが持っている容器の中身は、「田沢湖水の電気分解中和水」と「中和水の中で泳ぐヒメダカ」です。中和水は県立大曲農業高等学校の生物工学部(田沢湖水水質改善研究チーム)が精製しました。

 仙北市は、県や各大学、関係研究機関と連携し、田沢湖再生とクニマス里帰り事業を進めています。今年9月、酸性の湖水を中和する技術開発に取り組む県立大曲農業高等学校と連携協定を締結し、いよいよ中和水が魚族生息にどんな影響を及ぼすのか、実証実験まで進むことができました。この飼育実験の成果は、来年春にオープンを予定する「田沢湖クニマス未来館」でも展示を予定しています。

 明日以降は地元小学校(生保内小学校と桧木内小学校)の子ども達が主体でになって、飼育観察を続けてくれることになっています。子ども達の力で、田沢湖再生の扉が開かれようとしています。

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