2010年9月11日土曜日
「連」の概念
角館樺細工伝承館のホールで開催された「秋田蘭画~光と影と~」(主催:ルネッサンス・角館)に参加。今回は田中優子さん(法政大学社会学部メディア社会学科教授)を招いての講演会です。
田中さんからは、平賀源内と小田野直武の関係についてお話をいただきましたが、自分が興味を持ったことは、江戸時代の「連」という概念でした。
「江戸文化のキーワードは連です。連と言う概念は、例えば文化が創られるとき、一人の天才がそれを為し得るモノではなく、多くの才能が連なり、渦巻きながら構成されて、初めて魅力的な文化が生まれます」。また「欠如が大切です。欠けていることで、初めてその部分を補う才能の必要性が高まります」など、ウ~ンと考えさせられた言葉が続きます。時間の都合で途中退場しましたが、これは本当に残念。
※連:会社組織などとは異質な一回性をもち、思想運動・芸術運動などとは異質な、純粋に機能的な性格をもっている。ひとつの具体的作業のために集まり、それが終われば解散する。
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