2021年10月17日日曜日

パリのさつまいも事件



 さつまいもが美味しい季節です。でも…、さつまいもを見ると思い出す忌まわしい事件があります。それは35年前、パリ・サンジェルマン通りの安宿で起こりました。

【お食事前には読まないでください】
 飛び込みで宿泊交渉したホテル・スチュデオは自室にトイレがなく、同じ階の宿泊客がその階のトイレを共用するタイプでした。当時、パリ市内はアラブ系移民のテロ事件が頻発し、一時、私もスイスに逃げ出したくらいに緊迫していました。ですから旅行客も少なく、部屋は相部屋ですが一人で使うことができました。同じ階にはお隣りに可愛い金髪ショートの女の子が1人、他に毛むくじゃらの大男が1人、どこかの部屋で寝泊まりしていました。
 さて翌朝、私は共用トイレに入ってビックリしました。太いさつまいもが便器に落ちています。どうしてトイレにさつまいも?…、いえ、良く見るとその物体はウ〇コです。毛むくじゃらには公共心がないのか、まったくフン慨しました。しかし、私が流すしかありません。そんな日が数日は続きました。

 ある日の朝、チェックアウトしている毛むくじゃらを見かけました。ホッとしました。もう流さなくて済みます。そして翌朝、えっ?、どうして?、便器には、いつもの太いさつまいも…。


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