2023年9月18日月曜日

狐の窓


 やっと遠野市立博物館の「遠野物語と呪術」へ。呪術は神仏や精霊など神秘的な力を借りて、願望を叶えようとする行為です。現代でもけっこう普通に行われていて…。

 受験の合格祈願、住宅の棟上げで行う餅まき、トイレの神様への感謝などなど…、身近なところで日常的に呪術(おまじない)は受け継がれています。一方でオドロオドロしい呪術はワラ人形などを使った呪詛ですが、この呪詛に対抗する呪術(呪詛返し)もあります。興味津々の展示物の中で、特に気になっていたのが「狐の窓」(写真右上)でした。怪しいモノと出会ったら、この絵のように指を組み「化生(けしょう)のものか魔性のものか、正体を現せ」と3回唱えて覗くのです。

 そうすれば異界や異界のモノを見ることができます。でも…、見てしまったことで厄介が起こることも多数あるそうで…。

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