2010年5月8日土曜日
臨時議会で…その1
昨日、市議会の臨時会が開催され、選挙の結果、議長に佐藤峯夫氏、副議長に青柳宗五郎氏が就任しました。各委員会の構成も決定し、新たな市政がスタートしています。議会冒頭で、自分は「議会と当局がそれぞれの立場で責任と能力を発揮し合い、議論を尽くすことが大切だ」とあいさつをさせてもらいました。
また市政報告では、①低温による農作業への影響と経済・雇用状況 ②国保に関する事案3件 ③春の叙勲 ④地域運営体 ⑤市民会議 ⑥北海道・北東北知事サミット ⑦職員政策提案システムと職員研修 ⑧生活バス路線 ⑨火災と風害事故 ⑩高齢者福祉施設の民営化 ⑪木質バイオマス施設 ⑫総合産業研究所 ⑬仙北市起業等連絡協議会 ⑭仙北市観光協会連絡会議 ⑮ジャパンフィルムコミッション全国大会 ⑯仙北市ツーリストインフォメーションセンター ⑰3つのお花見での人出 ⑱温泉事業 ⑲老人保健医療特別会計繰り上げ充用 について現状と課題などを説明しました。
国保に関して少し詳しく説明すると、
《1.会計検査院の指摘事項》
平成20年11月に会計検査院の調査が始まり、先の定例議会で予算承認の後、年度末に返還した旧角館町国民健康保険会計普通調整交付金に関し、石山副市長を委員長とする調査委員会を立ち上げました。同委員会には、この4月から仙北市の顧問弁護士を依頼した秋田市の伊勢法律事務所、伊勢昌弘弁護士も参画をいただいています。全力で真相究明です。
《2.秋田地方裁判所での処分取り消しの判断》
国民健康保険の一部負担金の減免申請を承認しなかったことを違法とし、平成18年から処分取り消しを求めた訴訟について、4月30日、秋田地方裁判所から処分取り消しを命ぜられました。控訴するかどうかは、他市町村にも影響する判断ですので、今少お時間をください。
《3.国保税の税率改正》
国保会計は、何かと運営の難しさが指摘されている状況です。国の制度改正を待つだけでは、市民の健康を守ることは出来ません。健全な会計・財源の確保が何としても必要ですが、近年の医療費の増加や昨年の後半から流行した新型インフルエンザの影響等で、かなりひっ迫しています。近々、回復基調にのらない景気の低迷による被保険者の所得の落ち込みや、固定資産評価額の低下の影響などにより、当初予算で見込んだ歳入の確保が困難な状況になると推測しています。歳出の抑制や歳入動向を慎重に見極めますが、市民の健康を守りながら財政運営の安定化を図るため、出来る限り早期の段階、6月定例議会において国民健康保険税の税率改正に係るご議論をお願いしたいと考えています。
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閉ざされたドア
何か、システムに問題が起こっているのかも知れません。少しお時間ください。
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