2021年8月9日月曜日

8年目の慰霊と報告


 連日の猛暑、新型コロナ感染対応…。そんな中で田沢供養佛地区を訪ねました。8年前の今日(2014年8月9日)、土石流災害で亡くなった皆さんの慰霊と報告です。

 あの日は、明け方から昼過ぎまで局地的に激しい降雨でした。各地の降雨量は観測史上最大値(鎧畑84mm/h)を記録しています。私は角館交流センターで「仙北市追悼式・広域遺族地方大会」に出席中で、その会場で災害の第1報を受電しました。最初は河川の氾濫との情報でした。しかし全容が分かるにつれて土石流災害だと分かりました。6人の皆さんが亡くなり、重軽傷者が2人、そして建物被害は17棟(住家全壊5棟、住家半壊1棟、非住家全壊10棟、非住家半壊1棟)と、被害は甚大でした。

 国の直轄砂防災害緊急事業で、堰堤工事は1年を待たず完成しました。その後、地区の皆さんの取組みでコミュニティの再生も進みました。亡くなった6人の皆さんは、そんな様子を見てくれていると思います。私は「どうか安らかに、この後も皆さんをお守りください。私は今秋で公務を退きます。12年間の力不足をお詫びします」と心の中で…。

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