2021年8月24日火曜日

市議会一般質問②


 昨日に続き仙北市議会定例会の一般質問。稲田修議員(市民クラブ)、荒木田俊一議員(〃)、八栁良太郎議員(蒼生会)、高橋豪議員(蒼生会)が登壇。特徴的な質問と市長の答弁概要をお知らせします。

【稲田修議員(市民クラブ)】
Q.門脇市政を誠心誠意支えてきた関係者に対する思いは。またこの12年間で有形・無形を問わず市民に何を残すことができたと分析をしているか。
A.今日まで市長職を続けてこられたのは、市民の皆さま、市議会の皆さま、後援会の皆さま、県・国議員、各省庁、2人の教育長、3人の副市長、そして家族のおかげ。心から感謝を申し上げる。何を残すことができたか…、私は具体の政策を数量まで明記したマニフェストを示し、なおかつ高い目標設定で行政運営に携わった。できたこともできなかったこともある。しかし市民の皆さまには、挑戦すること、失敗を恐れないこと、未来は自らの手でしか切り開けないこと、そんな思いは感じてもらえたと思う。

【荒木田俊一議員(市民クラブ)】
Q.ふるさと就職応援金制度について、もっと拡充するべきではないか。民間の人材確保にも対応できる制度に改善すべきではないか。住宅支援など同時支援はできないか。
A.現在は新規学卒者に対する同就職応援金と、一般就職者・雇用企業主への雇用促進助成金がある。コロナ禍で地方に住んで仕事がしたいとの声が増え、市もそんな皆さまを呼び込みたい。また人材の確保にも活用できるようにとの指摘、これは行政も他機関からの人材の採用を行っているが、人材が組織にとって持続可能な条件となることが分かっているからだ。民間の人材育成にも貢献できるような制度とすること、そして住宅支援などもあわせたワンパックの総合型支援にフレームを改善できるか、協議を始めたい。

【八栁良太郎議員(蒼生会)】
Q.仙北市観光について、市長は以前から資源を活かし切れていないと度々の発言があった。活かし切れていないとする観光資源は何を言ったものか。またクリアする方法は何か。
A.仙北市は全国から羨ましがられるほど、観光資源が豊かな自治体だ。しかし素材の1つ1つが個別に活用されている場面が多く、お料理で例えると食品の原材料勝負の域を超えていないと感じる。これが発言の本意だ。素材に手を加え調理してこそ観光になる。煮る、焼く、蒸す、炒める、茹でる、揚げる、和える…、さらに多くの和洋中、エスニックな調味料を遣い、盛り付け、テーブルに出す順番、並べ方、添え物の季節感、演出、デザート…。工夫で1は100になる。この意識を地区を越えて市民全員が持つことだ。

【高橋豪議員(蒼生会)】
Q.仙北市の豊富な資源を活用した所得アップ、農業振興や6次産業化、観光ブランドの構築の成果を伺う。また特区の近未来技術実証ワンストップセンターはどう機能しているか。A.市民所得10%アップは達成しても余裕を感じることができない。農業振興では農業産出額が増え続け、平成26年は51.8億円だったが平成30年は65.6億円に伸びた。観光業界が厳しい中では農業生産の高次化に取組むべき。観光のブランド戦略は、先ず3つの観光協会の統合、グリーンツーリズムの躍進、体験型・滞在型への転換、アジア進出などが進んだ。造成した工業団地に企業を迎えることができず残念。近未来技術実証ワンストップセンターは、大手電機メーカーなど8件の極秘の技術開発に協力している。
※写真は観光を料理に例えたイメージ。

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