2021年8月23日月曜日

市議会一般質問①


 仙北市議会定例会は今日から一般質問です。門脇晃幸議員(蒼生会)、真崎寿浩議員(〃)、伊藤邦彦議員(市民クラブ)、熊谷一夫議員が登壇。特徴的な質問と市長等の答弁の概要をお知らせします。

【門脇晃幸議員(蒼生会)】
Q.市内の小・中学校学は、児童生徒数の推移を注視しながら財政や教育環境の在り方も考慮し、施設の適正配置について検討していく必要がある。具体的な検討に入っているか。
A.(教育長)平成28年度に策定した学校適正配置に関する提言書では、具体的な統合検討に入る要件に、①小学校では継続して複式学級が発生し、かつ全校児童数が50人を下回ることが予想される場合、②中学校では学年内に複数の学習グループを構成できない状況が継続することが予想される場合、③は①と②に該当しなくても近隣の学校への就学指定校変更を希望する傾向が顕著な場合、としている。児童生徒の減少や校舎の劣化を考えると、小中学校の統合や再編は必然。今後さまざまな要素を含めて検討したい。

【真崎寿浩議員(蒼生会)】
Q.先に策定された仙北市水道事業基本計画で、神代地区で計画から除外された地域についは今後どうなるのか、年度毎の事業見通しなど住民に示す必要があると思うがどうか。
A.(市長)水道未普及地域の解消のための整備計画区域の決定は、住民アンケート調査のでの加入見込み、水質、水量の不具合などの緊急性、費用対効果などを加味し総合判断をしている。この計画は5年で見直しをする。その際に事業の優先順位などを改めて検討する。事業会計の健全化を図るには、投資と回収(水道管の敷設と水道利用者からの使用料の徴収)のバランスを保ちながら、できる限り市民の要望を実現したい。しかしそれには時間もかかる。

【伊藤邦彦議員(市民クラブ)】
Q.市道・西明寺~神代線について、西明寺小学校に通じる道路で、しかも交通量が多い。車の速度制限やグリーンベルト、ガードレール、横断者用信号機の設置はできないか。
A.(市長)平成28年12月1日に、地元の皆さんからも要望書をいただいている。その時から計画的な準備が必要と回答したが、幾つか条件が整ってきた。先日は仙北市通学路安全推進協議会の現地点検もいただいた。車の速度制限について、また国道105号と市道の交差点への横断者用信号機の設置については、いずれも秋田県公安委員会の管轄だが、仙北警察署を通じて設置要望をする準備を進めている。またグリーンベルトの設置は来年度予算に計上予定だ。ガードレールについては、危険箇所を優先して設置したい。

【熊谷一夫議員】
Q.移住・定住対策で、仙北市のテレワーク・ワーケーションの件数を増やし、定住人口の増加を目指しているが、目標ボリューム、情報発信、費用対効果をどう考えるか。
A.(市長)年間定住人口の目標件数と人数は、現在の20人から5年後は40人に、定住件数(相談含む)も現在の10件から20件を目指している。今年から取組む事業内容は、①サテライトオフィス誘致調査・企画委託事業、②新型モビリティサービス事業化調査・企画委託事業、③デジタル人材育成研修企画・運営委託事業の3本柱だ。地方創生交付金を活用し、事業費は全体で約4,800万円。これだけの金額を投下する覚悟は並大抵ではない。議会が承認した期待にしっかりと応える成果を出す。
※写真は市道・西明寺~神代線と交差する国道105号の信号機。横断者用信号機の設置が望まれている。


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