2013年12月3日火曜日

市議会12月定例会「市政報告」①

昨日から仙北市議会12月定例会が始まりました。議会冒頭に行った市長の市政報告をダイジェストでお知らせします。

 はじめに、田沢財産区管理会委員の中で、お一人の方の任期切れを失念し、大変なご迷惑をおかけしています。心よりお詫び申し上げます。行政の責任者として、改めて今会期中に総務文教常任委員会で、事情を申し上げることが議会への礼儀と考えています。なお私も含め、関係職員の処分も検討をしています。

 次に、第136回秋田県種苗交換会についてです。
 仙北市で初めて開催された種苗交換会は、10月31日から11月6日までの7日間の日程で開催されました。農産物品評会には、昨年より400点以上多い2,433点の農産物の出品がありました。このうち、仙北市内からは396点の出品があり、審査の結果、農林水産大臣賞1点、秋田県知事賞7点の他、各部門で多数受賞することができました。JAの日頃からの栽培指導と各生産者の積極的な取り組みの成果と感謝を申し上げます。
 会期中は各種大会や関連イベントが、市内の各所で開催されました。JA秋田中央会からは86万2千人の来場者があったと発表があり、また感謝の言葉もいただくことができました。ご協力をいただいた関係の皆様に重ねて御礼を申し上げます。

 次に、6次化拠点施設等の現状についてです。
 これまで(株)あきた食彩プロデュースが取り組んできた仙北市内での6次化拠点施設の建設については、過日、閉館が決まった角館プラザホテルの跡地を活用した計画になっている旨の報告をいただきました。当該地を来年1月に設立予定の株式会社町家ホテル(仮称、佐藤永代表取締役(予定))が取得する見通しです。ここに宿泊施設・物販施設・銀行施設・農畜産物の付加価値を高める6次化拠点施設等の複合施設を整備する計画で、地域経済の活性化と雇用の創出を図るための拠点と位置付けています。また複合施設は、観光スポットとしての機能だけでなく、地域住民の生活にとっても利便性の高い空間として整備を行い、高齢者や周辺飲食店等に配慮したものにしたいとのことです。機能や景観、駐車スペース等に配慮して、できるだけの敷地面積を確保したいという考えから、(株)あきた食彩プロデュースの出資元、(株)北都銀行から、現在の北都銀行角館支店と市中町庁舎(観光商工部)の等価交換の可能性について打診をいただきました。民間事業を支援し、また経済対策・雇用対策の上からも、できる限りの協力をしたいと考えています。
 なお、これら一連の事業は、平成27年度の完成・開業を目指し、建物の解体工事や設計業務は来年早々から本格化する予定とお聞きしています。

 次に、災害義援金の第1次配分についてです。
 8月9日の豪雨災害の支援として市内外の多くの皆様から義援金が寄せられました。11月1日に「仙北市8月9日豪雨災害義援金配分委員会設置要綱」を制定し、同月11日に第1回目の配分委員会を開催して、義援金の配分の対象、基準、時期や方法を審議いただきました。
 審議結果を受けて、第1次配分として、「弔慰金、見舞金」を死亡、重傷、軽傷及び避難勧告地域見舞金の区分に応じ、また、「生活支援金」を住居の全壊、半壊、床上浸水の区分に応じて、義援金を配分支給させていただくことにしました。第1次配分としては、636万5千円を予定し、今月中には対象となる皆様へ支給を終えるよう配分事務を進めています。

 次に、8月豪雨に関する災害査定についてです。
 8月の集中豪雨により農林業関係で甚大な被害を受けたことから、農林業関係の激甚災害区域に指定されました。その後、被災箇所の確認作業を行い、対応に努めています。
 林道関係では、申請した田沢湖・西木地区9路線17ヶ所について、11月11日の週に補助災害現地査定を受け了承を得ています。
 また、農業施設(頭首工、水路)関係では西木地区の3件について、11月18日の週に同様に補助災害現地査定を受け了承をいただきました。
 これらについては、今後復旧に向けての工事に入りますが、農業施設については年度内に完成させて来春の農作業に対応できるように、一方、林道関係は雪消えを待って取りかかる予定で、関連する予算について本定例会に計上しています。
 公共土木施設災害4箇所については、10月21日、22日において災害査定を受け事業が決定しました。応急本工事をしていた先達地区都市災害については、11月5日に災害査定を受け事業が確定し、工事費を本定例会に計上しています。また台風18号の影響により、片側交互通行規制中の国道341号は、11月12日に災害査定が実施されています。
 厚生労働省所管の田沢簡易水道施設災害は、11月20日・21日に災害査定を受け、事業が確定しました。応急本工事分は査定前着工し現在工事中です。一部は農林水産省所管の前郷沢林道災害との関係から、繰り越しの予定をしています。
 なお、8月9日に設置した仙北市災害対策本部は、国直轄の砂防事業がスタートしたことから、11月5日に解散しました。また先達地区監視・復旧センターも二次災害の監視と防止、生活再建などで一定の役割を果たし終えたと判断し、11月28日に撤去作業を終えています。住民の皆様の心配ごとや相談などは、継続して田沢出張所で対応を行っています。

※写真は仙北市で初めて開催された秋田県種苗交換会の様子。

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