2013年12月16日月曜日

市議会12月定例会「市政報告」②

次に、平成25年秋の叙勲受章者についてです。
 元仙北市田沢湖消防団団長の大石正文氏、元仙北市角館町消防団団長の林崎一美氏、元角館町消防団副団長の鎌田義太郎氏が、それぞれ消防功労により瑞宝単光章を受章されました。
 さらに高久昭二議員が地方自治功労により、秋田県地方自治功労者表彰を受賞されました。
 この度の受章・表彰は、永年にわたる職務の精励や功績・功労が認められたものです。市民の皆様と共にご労苦に感謝し、心からお祝いを申し上げます。

 次に、一般会計補正予算についてです。
 補正額は1億2,438万3千円で、補正後の額は198億833万2千円となります。主な事業は子ども・子育て支援推進事業費、戸別所得補償経営安定推進事業費、木質バイオマス施設管理運営費、企業誘致対策事業費、8月9日に発生した豪雨災害にかかる農業施設・林道・市道の各災害復旧事業費等です。

 次に、平成26年度の財政見通しについてです。
 歳入面では、政府は、大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略の「三本の矢」による経済政策に取り組んでいるところですが、地方小都市にはまだその波及効果が現れず、固定資産税を中心とした市税の減収が続き、地方交付税については国の平成26年度概算要求段階で約3千億円の減、対前年度比1.8%の減となっています。自主財源の確保に苦慮しており、消費税率引き上げと社会保障制度改革については、まだ明確な方向性が見いだせないことなど非常に厳しい状況です。
 一方、歳出は、人件費及び公債費について一定の減少が見込まれるものの、消費税率の引き上げや電気料金の値上げによる歳出増のほか、社会保障関係経費の増大が見込まれます。
 総務省では、地方の安定的な財政運営に必要となる地方の一般財源総額については、平成25年度地方財政計画の水準を下回らないよう確保するとともに、地方交付税については、地方のきわめて厳しい経済情勢及び地方財政の現状を踏まえ、本来の役割である財政調整機能と財源保障機能が適切に発揮されるよう総額を確保する基本的な考え方が示されています。
 仙北市の平成26年度当初予算編成は、国や県の動向を注視し、社会経済情勢を的確に把握することはもちろんですが、10年・20年先といった市の将来を見据え、今から取り組まなければならない諸政策については、果敢に挑戦を始める、攻めの市政を行う心構えで臨みます。産業育成や自主財源の確保対策、組織再編、現行の事務事業の大胆な見直しやアウトソーシング、少子対策、第2次行政改革大綱に掲げた事項の着実な実施など、施策の選択と集中で事業と財源の重点化を行い、2期目の市政運営に取り組む覚悟です。

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