仙北市議会は今日から一般質問が始まりました。登壇者は髙橋豪議員(蒼生会)、八栁良太郎議員(〃)、伊藤邦彦議員(市民クラブ)、平岡裕子議員の4人です。特徴的な質疑を概要版でお知らせします。
【髙橋豪議員(蒼生会)】
Q.今年は角館の桜まつりは是非とも開催をして欲しいとの声が多い。コロナの感染状況を見極めながらの作業になるが、どのような形で開催を計画しているか。
A.これまで実行委員会を4回開催し、第3回会議で桜まつりを止める判断はしない、安全対策を講じた上で桜を観てもらうと決めた。第4回会議では検温カメラや消毒薬の設置、注意看板と誘導員の増強等を行い、お祭り広場でのステージイベント・飲食屋台等の出店は中止する方向で検討中で、桧木内堤も武家屋敷も一方通行とする案などは、周辺市民と協議を行いたい。ライトアップ、施設の入場制限やオンライン配信等も検討している。
【八栁良太郎議員(蒼生会)】
Q.秋の観光シーズンに、市外・県外者を対象にまるごと商品券をプレミアム率3割で発行することは考えていないか。
A.議員が言われる9月~11月にコロナがどのような情勢になっているか、その対応にもよるが、国や県が少なくとも6月末までは経済対策を打ち出していることから、市としても必要な観光需要の喚起に取り組みたいと考えている。市外との提案だが市民に活用いただきたい気持ちもあり、また事業を展開する時期については検討が必要だ。現在、今議会の最終日に提案したい事業の一つとして制度検討を進めている。
【伊藤邦彦議員(市民クラブ)】
Q.市がSDGsに取り組んで時間が経った。先般はNHKスペシャルで世界飢餓の危険性を伝えていた。この世界的なテーマにどう向き合い、どう成果を出そうとしているのか。
A.SDGs17のゴールの1つが「飢餓ゼロ」だ。成果は市民一人ひとりが何をすべきか考え、行動することでしか現れない。市内小・中学生全員にSDGsバッジを配布した後、子ども達の活動が素晴らしい。ポスト・コロナ時代の市の農業政策もSDGsの視点が有益だ。SDGsはきれい事ではない。あと10年で中国14億人をインドが超える。中国の半分の国土でインドは食糧難が起こる。今から世界は食糧危機に備える必要がある。
【平岡裕子議員】
Q.現状の国保会計を見ると、国が2022年から導入を決めた未就学児の均等割軽減措置以上に、その対象を18歳まで拡大することができるのではないか。
A.仙北市は令和2年度に国保の税率を引き下げた。今年度の最終的な決算を見ないと分からないが、令和3年度の市から県への納付金が約7400万円下がる見込みで、令和4年度からの税率をさらに引き下げることについて検討している。均等割分で軽減対象を未就学児から18歳に引き上げることは、私も何とか実現できないかと考えている一人だ。これを実施したとき、どんな不具合が起こるか課題・問題点の整理をしたい。
※写真撮影は深沢公一さん。
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