広報せんぼく11月1日号の〝まちづくり日記〟です。秋は一日ごとに深まって、でも自身に収穫と呼べる手応えがなくて、焦ったりもがいたり…。大丈夫これからです。コーヒーでも飲みながらお読みください。
上場企業の基本情報や株価、業績情報などをまとめた会社四季報(東洋経済新報社発行)によれば、新型コロナウイルス感染拡大で日本経済はさらに疲弊し、夏号に比べても秋号は業績の下方修正が目立っています。赤字決算の見込みとなる企業数が508社です。一方で、最高益を目指せる予測が立つ企業数も486社あり、企業運営の二極化が進行しているとの分析です。
増益が予測される業界は、医薬や情報通信、エネルギー、食品・スーパーなどです。外食産業も厳しい現状ですが、テイクアウトや巣ごもり特需で業績を上げているチェーン店があります。今の景気低迷は〝コロナだから仕方ない…〟と思っている方が大多数です。しかし、この状況下で過去最高益を上げるかも知れない企業が多数存在することに驚きます。また、業績を上げる企業の経営方針を調べてみて、共通した項目があることも興味深い点です。「会社は必ず生き残る」、「ピンチはチャンスに変えられる」、「徹底したお客さまニーズの拾い出し」など、とにかく前向きです。
「考え方×熱意×能力」…、これは稲盛和夫さん(実業家・日本航空名誉顧問)の言葉です。「結果を出したいなら、常に人間として正しい考えを持ち、人さま以上に働く熱意、そして理由をつけて安楽に向かう自分自身に負けない能力が必要です。熱意や能力は0点から満点まであり、能力を鼻にかけて努力を怠った人よりも、普通の能力しかないと思い誰より努力した人の方が、はるかに素晴らしい結果を残すことができます。また考え方は生きる姿勢です。マイナス満点からプラス満点まであります。これを掛け算します。つまり考え方次第で人生や仕事の結果は大きく変わります」と。熱意も能力も重要ですが、人間として正しい考え方を持つこと、社会に役立とうという思いが、何よりも重要だと言っているように感じます。
さらに稲盛さんは言います。「順調ならよし、逆境ならなおよしです。人生の明暗は運不運ではありません。それは心の持ち様です。苦しいときこそ明るい希望を失ってはいけません」。
はい、勝負はこれからです。
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