2020年11月12日木曜日

コロナ時代の道の駅



 要望活動で上京した午後、全国道の駅連絡会(東京都江東区)を訪ねました。事務局長の阿部悟・業務執行理事には、目からウロコが落ちるお話しを伺いました。ありがとうございました。

 仙北市には道の駅がありません。でも全国には1180(自治体数829)の道の駅があって、年間売上総額は2500億円にのぼるそうです。通行量が多い立地環境とか、通年商品が充実しているとか、アミューズメントが併設されているとか、そんな道の駅が売り上げを支えていますが、一方では赤字経営で大変な場所も多いそうです。阿部さんは、「道の駅は第3ステーです。大きく儲からなくてもいいから、道の駅に行けば仲間の顔が見られるとか、必要な情報があるとか、町のブランド力づくりとか、そんな役割がクローズアップされています。コロナ時代、混雑した場所は危険で敬遠の対象です。品質の良い産物を季節限定で出したり、コツコツと少人数で特産品の開発をしたり、それを通販で販売したり…、道の駅はどんな地域でも活性化センターになれると思うんです」と。

 新型コロナウイルスは、これまで弱点と考えていたことを強みに変えました。季節でしか出せない、しかも少量で市場性が低い産物が、お取り寄せで人気商品になっています。人口が少ないことは安全性が高いことなど、まさにパラダイムシフトです。価値転換と言うよりは価値革命の時代に入ったと感じています。

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