2020年11月5日木曜日

水沢温泉の源泉地帯を歩く



 秋田駒ヶ岳の麓にある水沢温泉の源泉地帯を歩きました。標高は900メートルで、辺りの木々は既に冬支度を済ませています。久しぶりの山歩きは、落ち葉に積もった雪を食べたり、ノサバリコを軍手につけたり、何だかワクワクした時間になりました。

 水沢温泉は多くの皆さんに愛されていて、市の温泉事業でもお世話になっています。源泉地帯は急峻な山腹で、あちらこちらで湯気が立ち自噴箇所がよく分かります。また文字通り〝水沢〟の沢底からも温泉が湧き出ていて、やはりここは特別な場所だと感じます。そんな複数の場所から湧き出た温泉が集湯槽に集められ、これがパイプをつたって各温泉施設に配湯されます。まさに地球の恵みです。

 水沢源泉地帯に行く途中、未利用の冷泉(23℃)がありました。集めて夏に入ったら気持ちよさそうです。いつか風呂桶でも担いで行ってみましょう。
※ノサバリコ:秋田弁で甘えん坊。ここに書いたノサバリコは植物の種子。着衣や獣にくっついて種を遠くに運ばせます。

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