2016年3月28日月曜日

7人目のマイスターに小林清美さん

仙北市では、平成23年度から「せんぼく・ふるさとマイスター制度」を立ち上げています。卓越した技術や知識を次の世代に継承するため、その伝承活動の指導にあたる方々で、今日の午前に認定した小林清美さん(写真)で7人目になります。

 小林さんは西木町桧木内大台野開にお住まいで、今回のマイスター認証は建築大工です。若い頃から大工職人として活躍し、最近ではほとんど見られない技法で、釘を使わない伝統工法(木材に墨を打ったり、ノミで削ったりしての組み工法)が得意です。角館の食彩町屋館の建築にも、この工法が取り入れられています。

 小林さんは「ハウスメーカにも勤務したことがありますが、職人を育成しないと本当に大変なことになると感じています。大切な日本の技術を若い皆さんに伝えることができれば」とお話ししていました。

 これまでのマイスターには、大石辰夫さん(茅手・茅葺き技術者)、佐藤喜一さん(同)、真崎正子さん(伝統料理・郷土料理)、鈴木幸雄さん(炭俵製作)、菅原誠晃さん(縄綯い)、藤原イマさん(わら細工)がいます。皆さんのご活躍をご祈念申し上げます。

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