2016年3月11日金曜日

福島県浪江町から届いた決意

JA秋田おばこ仙北エリア園芸振興協議会(川井信一会長)の通常総会に出席しました。会議の冒頭、東日本大震災で亡くなられた15,890人の皆様のご冥福をお祈りし、黙祷を捧げました。

 今なお行方不明となっている2,589人の皆様がいます。一刻も早く見つかることをお祈りを申し上げます。また被災された全て皆様に、心からお見舞いを申し上げます。

 今日、福島県浪江町の馬場有町長から、浪江産の日本酒が届きました。仙北市には、浪江町から避難された方々が5人います。馬場町長のお手紙には、「浪江町民を受け入れていだだいていることに、町民を代表して心から感謝を申し上げます。浪江町の基幹産業である第1次産業についても、少しずつ復興が進んでいます。平成26年度から一部農地で水稲や野菜の実証栽培が始まり、米の販売も震災以降初めて実施されました。この浪江産米を使用して、日本酒も醸造することができました。ご試飲ください」とありました。

 私はこの農業復興への決意・魂がこもった日本酒を、園芸振興協議会の皆様に飲んで欲しくて、通常総会に持ち込みました。そして、あいさつで「仙北市は震災では直接的な被害はなかったものの、その後の経済活動に大きなダメージがあります。しかし被災地では、農業をしたくてもできない方々が大勢います。皆様で創意工夫を凝らし、足りないものを補い合って、この地で踏ん張り続けたいと思います。ご協力をどうかお願いします」とお話をしました。

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