今日は、市内各中学校(桧木内・西明寺・角館・生保内・神代)の卒業式でした。一斉に挙行することから、私は西明寺と角館、倉橋副市長は生保内、熊谷教育長は桧木内に出席して、それぞれ祝辞を申し上げました。
午前は角館中学校の卒業式でした。佐藤心一校長が手渡す卒業証書を手にして、子どもたちがステージを下りてきます。その全員が来賓の私たちの前で立ち止まり、丁寧に深くお辞儀をして、また歩き出して…。この立ち振る舞い、颯爽とした姿を目前にして、心の中に沸き起こった思いを祝辞でお話ししました。
「先ほどの皆さんの姿に感動しました。私は少し考え違いをしていたかも知れません。これまでは、若い皆さんが未来を拓く主体者だと思っていました。しかしそうではなかった。皆さんお一人おひとり自身が、実は未来なんだと。そんな確信をいただいた卒業式でした。ありがとうございます…」。
午後に挙行された西明寺中学校(高橋智弘校長:写真)の卒業式も感動的でした。西明寺の特徴は卒業証書が手漉きの鎌足和紙でできていること。さらに答辞をした鈴木楓結さんが「物心がついてから、ずっと一緒だった仲間たちとの毎日、当たり前だと思っていた時間は、本当は掛け替えのない大切な時間だったことに気がつきました… 」と。そうです。過ぎて始めて大切さに気づくことは、人生ではよくあることなのです。
皆さん卒業おめでとう。
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