2012年6月4日月曜日

6月市議会~市政報告③


【市民生活部】
◇中学生に対する入院医療費助成について
 医療費助成制度については、本年8月より小学生まで制度を拡充し、子育て家庭の経済的負担の軽減を図ることにしていますが、これに合わせ、新たに中学生の入院分について医療費助成を実施し、一層の保護者負担軽減と子育て支援の充実を図りたいと考えています。本定例会に関係予算を計上していますので、ご審議をよろしくお願いします。

◇国民健康保険事業について
 国民健康保険事業については、平成23年3月に策定した「仙北市国民健康保険事業運営安定化計画」に基づき、計画期間中、一般会計からの支援により財政の健全化を進めています。
 平成23年度の決算見込みでは、医療費が抑制されたことなどの要因により、単年度収支で約4,300万円の黒字決算となりそうです。これを受け、計画期間中の財政見通しを精査したところ、今年度の国民健康保険税率の改正を行わなくても、運営安定化計画に基づく財政運営が行えることから、市内の厳しい経済状況や市民の税負担感が大きいこと等も考慮して、今年度の国民健康保険税率は据え置くことにしたいと思います。ご理解をお願いします。
 次に、国民健康保険税の課税方式についてです。現在、仙北市は所得割、資産割、平等割、均等割の4方式を採用しています。このうち、資産割については、所有する土地・建物の資産価値に応じた担税力があるとの考えから、所得割を補完するものとして設けられたものですが、他の医療保険や後期高齢者医療制度では設けていないほか、県内の市でも本市だけとなる見込みです。
 こうしたこと等を踏まえ、平成25年度より資産割を段階的に縮小し、3年を目途に応能割を所得割に一本化したいと考えています。議会の皆様の意見を伺いながら検討を進めます。

◇暴力団排除条例に関する合意について
 仙北市暴力団排除条例が本年4月1日から施行されたことに伴い、5月29日に仙北警察署長と仙北市長との間で、「仙北市が行う事務事業からの暴力団排除に関する合意書」を締結しました。
 今後、警察と市が連携し、市の事務事業から暴力団員やそれらと密接な関係者の排除、また、市が業務妨害を受けたり、不当要求を求められた場合は、互いに情報提供・助言等の支援協力を受けることなどについて、連携して条例の推進に努めることにしています。

【福祉保健部】
◇日中一時支援事業について
 市内に在住し、秋田県立大曲養護学校に通われている児童生徒を対象とした放課後支援、夏休み期間などの日中一時支援事業について、4月16日から市立角館児童館の空き教室を利用し行っています。家族の就労などの理由により支援を希望された児童生徒は13人で、この内放課後支援の利用者は2人となっています。支援業務は社会福祉法人秋田ふくしハートネットにお願いしています。児童生徒が安心して支援が受けられるようにトイレ設備の部分改修等工事、施設備品の購入を進めていますが、今後は安全な支援運営ができるように支援事業所との定期的な連絡会議を行う予定です。

◇長期休業期間中の児童館使用時間延長について
 子育て家庭の就労形態の多様化と保護者のニーズに対応し、夏期、冬期などの長期休業期間中の子どもたちの安心安全な居場所を確保するため、角館児童館・中川児童館の開館時刻を30分繰り上げて午前8時30分から使用していただくことにしています。

◇田沢湖歯科診療所の歯科医師募集について
 田沢湖歯科診療所の所長(歯科医師)から、早期退職の申し入れがあったことから、後任の歯科医師について、ホームページ等で募集していましたが、5月31日までに歯科医師1名からの応募がありました。当歯科診療所は田沢湖病院内にあることから歯科受診と病院受診が同じ施設内で行えるというメリットがあります。高齢や病気の方などの受診の利便性からも早期に採用し、歯科診療のスムーズな運営を図りたいと考えています。
 今後、歯科診療所長を含めて面談を行い、採用に向けての諸条件を確認することにしています。

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