2012年6月15日金曜日

熊谷一夫議員への答弁


 2人目の質問者は熊谷一夫議員です。答弁の概要をお知らせします。

【熊谷議員】
1.再生可能エネルギー(小水力)については?
《答弁》
 今年1月、小水力発電の取り組みを加速しようと、秋田県・仙北市・大仙市・美郷町・秋田大学・県立大学・土地改良区・わらび座など産学官18団体の構成で、奧羽山系仙北平野水資源調査研究会が発足しました。会長には私が着任をしています。皆様に提示したマニフェストで、「太陽光・風力・地熱・水力・バイオマスの活電・活熱で、環境型グリーン産業を観光産業レベルまで育成する」としていて、特に東日本大震災以後は、再生可能エネルギーの重要性が指摘されています。私自身、小水力発電に大変な興味を持っています。ご指摘の通り、国交省・農林省・水利関係者などの調整が必要ですが、解決できない課題ではありません。既に実現している取り組みが幾つもあり、発足となった協議会でノウハウの蓄積を図ります。またこの協議会に参加している企業で発電機の試作に取り組んでいます。この後、実証実験に入る予定です。

2.クニマス里帰りプロジェクトの進捗状況は?
《答弁》
 県・市の双方の機能を活かして、プロジェクトを進めています。秋田県はクニマスの生態調査や玉川田沢湖の水質改善について、市はクニマスに関するシンポジウムや山梨県富士河口湖町との民間交流などです。山梨県の水産技術センターでは、クニマスと思われる魚の人工授精に成功し、稚魚の生態調査も行っています。観光にどのように結びつけるのかとの質問ですが、田沢湖の再生を目指す1つ1つの取り組み自体が、観光振興に結びつくものと考えています。現在は、県と市の共同プログラムの中でクニマス資料館(仮称)や水質改善の事業などを予定しています。イヤな言い方ですが、死の湖から命あふれる湖への転換、世界的にも例を見ない環境再生活動という大きな目標のもと、事業に取り組みます。またジェットスキーなどの規制をどうするかとのご質問ですが、田沢湖再生の議論の中で、筋道を付けたいと思っています。

3.災害支援システムの導入は?
《答弁》
 災害支援システムを導入すれば、罹災証明の発行や義援金の交付、生活支援まで効率的に行うことができることを調査しています。ただ大規模な都市などでの利用手法と、仙北市のような中山間都市では、どのような使い方が最も効果的かを見極めなければいけません。地方自治情報センターのホームページでシステムをダウンロードし、デモサイトの操作を実施しています。研究のお時間をいただきたいと思います。

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