2012年6月14日木曜日

田口寿宣議員への答弁


本会議・一般質問の2日目。今日は3人の議員の皆様に質問をいただきました。田口寿宣議員、熊谷一夫議員、高橋豪議員です。それぞれの質問に対する答弁概要をお知らせします。

【田口議員】
1.所得向上策について現状認識と展望は?
《答弁》
公約でお示しした政策の中で、所得10%アップを掲げています。10%アップは、行政さえ頑張れば成し遂げられるものではなく、市民の皆様の生業を行政がどれだけ応援できるか、様々な政策を打ち出した上で、その成果として達成できるものと思っています。観光産業拠点特別区・観光戦略会議からの提案や、仙北市将来ビジョンの策定などは、お話しの通り所得向上に繋がる政策です。市は、市が設置した各種委員会や市民会議、また市民個人からも、日常的に多くのご提言をいただいています。職員対応で改善できることは、すぐに取り組み、予算や年度計画が必要なものについては、少しお時間をいただいている状況です。ご提言いただいたものについては、多くが既に事業展開されています。

また議会の皆様のご理解をいただき、有効と思われる条例など約束事をご可決いただいてきました。条例の主旨を市民と共有し、産業振興に一丸となって取り組まなければいけません。ただご指摘の通り、「仏つくって魂入れず」では意味がないのです。また3月には企業立地促進条例の改定をお認めいただきました。これらの環境整備で、市に対する企業立地の問い合わせや相談件数が増えてきています。やがて皆様に良いご報告ができる日も近いと思います。また今年度に入り、角館町内で空き店舗関係の補助金申請が2件、起業応援関係の補助申請が1件あり、市内事業者の取り組みが活発化しています。

仙北市の主要産業、観光業は総合産業です。お客様の入り込み数を客観的に分析し、対策を導き出すことが重要とのご意見、私も同感です。そこで平成元年から23年の期間で、前年と比較して減少している年の分析、逆に増加している年の分析をしてみました。~省略~。また別の視点として地域特性を基本に分析をしてみました。~省略~。(簡略すると、天候がよい年はお客様の数が増加すること。新幹線の開通、災害の発生、サーズの影響、高速道路のETC割引、各種キャンペーン実施、映画・テレビでの紹介などなど…)。これらを総括すると、仙北市は「天候・自然型観光」だと言うことが実数で分かります。年齢別・性別の分析は継続して行っていますが、「子どもと女性・家族連れ」観光が弱いと感じます。いずれも屋内観光の重要性を連想させるもので、この意味合いから言えば、以前から話題となっていたクニマス資料館(仮称)、曳き山車会館(仮称)、道の駅などの検討も必要です。

最後に、所得アップについて市役所職員は横の繋がりをきちんと持っているかとの質問ですが、市役所の特定の部署の政策で所得アップができるものではなく、これは総力戦です。まずは市役所内で職員間の協働関係を整え、それを市民に広げていくことが協働のまちづくり基本条例の考え方に合致します。

1 件のコメント:

  1. 「子どもと女性・家族連れ」向け観光たしかに弱いと感じます。
    以前友人夫妻(子ども連れ)が来てくれましたが、子連れに武家屋敷の良さは伝えづらい。田沢湖では魚の餌やりとボートに乗る、アイスを食べさせる、くらいで秋田ならではの一日子どもと楽しめる非日常的体験に乏しく、観光の難しさを実感しました。
    修学旅行生も多く来ているようですので、体験学習施設要素の強いなにか(ふるさと村の体験工房や農業体験をテーマパーク的にしたもの)、が最適だと感じます。
    クニマス資料館、曳山会館、、、魅力を感じません。道の駅の一つのコーナーで十分です。箱もの施設はこれ以上必要ありません。

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