2012年6月21日木曜日

「秋田花まるっ…」NPO法人へ


 平成11年6月に発足した「秋田花まるっグリーン・ツーリズム推進協議会」。発足は行政主導が否めませんでしたが、その後、実需者(実践者)としっかり連携し、秋田県をグリーン・ツーリズム大国に押し上げた実績は疑いのない事実です。

 その秋田花まるっグリーン・ツーリズム推進協議会(会長、自分です)が本日、解散総会を開催しました。「エッ?何で」とお思いの方、ご安心ください。解散総会の後、直ちにNPO法人としてスタートするための設立総会が開催されました。つまり協議会が法人化した訳です。これは世の中の動きや将来を展望し、官主導から民主体への転換というステップアップです。新理事長は藤井けい子さん(仙北市泰山堂経営者)、参加は94個人・団体(自治体含む)です。

 NPO法人設立総会では、本法人アドバイザーの荒樋豊先生(秋田県立大学・前仙北市総合産業研究所長)が、良いお話しをしてくれました。「昔、山崎先生(グリーン・ツーリズムの神様です)が言っていたことを思い出します。ヨーロッパのグリーン・ツーリズムはあんパンだけれど、日本のグリーン・ツーリズムはドーナッツになりかねない、そんな心配を山崎先生はしていました」とのこと。どういう意味かというと、あんパンは真ん中にアンがあって、そのうま味が周囲のパンと一緒になってハーモニーを醸し出す、だけれどもドーナッツは中抜けで側ばかり、日本のグリーン・ツーリズムはそうなってはいけないと言う警鐘です。アンは農家を意味しています。

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