2012年6月4日月曜日

6月市議会~市政報告①


 平成24年第3回仙北市議会定例会の開会にあたり、主要事項についてご報告します。

 はじめに、所得税事案の事務処理状況について報告します。
 所得税還付等の事案について、2月定例会で可決いただいた一般会計の県民税関係については、歳入、歳出とも3月末にすべてその処理を終えています。
 国保会計関係については、厚生労働省からの最終的な通知が5月17日になったことから、事故繰越措置のうえ、5月30日に事務処理を終えています。なお、厚生労働省の精査により、加算金の一部1,688円が減額となっています。
 また、返還会からは、3月28日、一般会計に3,962,283円、5月24日、国保会計に2,806,502円が入金されたことを確認しています。
 今後、所得税及び地方交付税関係の手続きが残っていますが、仙台国税局及び県を通じての総務省との協議が続いており、内容を精査のうえそれぞれの判断が成されるものと思っています。額が確定した後、予算に計上し所要の手続きを進めます。

 次に、副市長の選任についてです。
 石山副市長の退任から空席となっている副市長の選任について、いろいろな角度から慎重に検討を進めてきました。今の仙北市にとってどのような人材が適任なのか、また、前回の定例会において議会の皆様にご理解いただけなかったことなども踏まえ、人選にあたってきました。
 その結果、農林水産省食糧産業局食品製造卸売課課長補佐の田邉浩之氏を副市長候補としてお願いすることにしました。
 田邉氏は、千葉大学大学院卒業後農水省に入省し、食糧・流通関係のエキスパートとして経験を積まれてきた方です。
 高付加価値産業の振興、農村部の元気づくりが仙北市の重要課題であるとの思いから、農林水産省にご相談を申し上げ、人材の選考についてご協力をいただきました。
 震災後、さらに責任が増した仙北市の安全な食糧生産はもちろんのこと、将来にわたる産業基盤の確立、行政サービス全般の質的向上、職員の意識改革など、一歩前に進むために何としても必要な人材です。
 議会の皆様に一日も早く、正式にお諮りをしたいと考えていますが、明日、農林水産省にお伺いし最終の協議を行う予定です。議会最終日にはお諮りする条件が整うと思います。その際には、どうかご同意いただきますようお願いします。

 次に、一般会計補正予算についてです。
 補正額は、1億6,754万1千円で、これに既定予算を加えると、補正後の額は184億2,002万円となります。
 主な事業は、災害廃棄物受入事業費、強い農業づくり交付金事業費補助金、公共施設再生可能エネルギー等導入事業費、公共土木施設災害復旧事業費、農業体質強化基盤整備促進事業費補助金、国民文化祭推進事業費、中学生入院医療費助成事業費、企業立地奨励金、秋田発・子ども双方向交流プロジェクト支援事業費等です。

 なお、平成23年度の一般会計決算見込み及び市税関係については、5月31日の出納閉鎖後の最終確認等が必要なことから、本日報告できるデータが整理されていない状況です。本定例会の常任委員会にて報告したいと考えていますので、ご理解をお願いします。

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