2011年10月7日金曜日

あきたリッチセミナーinTOKYO


 「あきたリッチセミナーinTOKYO」に参加。リッチセミナーは県企業誘致推進協議会が主催しています。リッチは立地と豊かさを重ね合わせた命名で、県内の市町村・また参加企業で組織、秋田県内へ県外企業の誘致のパイプ役も果たしています。

 毎回の基調講演は、国際的な視点から多くのことを学べる機会になっています。今回の講師はDOWAフォールディングス株式会社の相談役、吉川廣和さんでした。以下、講話で知った幾つかを紹介します。

 そもそもDOWAフォールディングス株式会社はどんな会社か、創業は明治2年、藤田伝三郎が兄2人と大阪で藤田伝三郎商社を設立したことから始まります。その後は藤田組、同和興業や同和鉱業などと社名を変更して成長。その流れの中で日立製作所、日産コンツェルン、新日本石油などが生まれます。現在同フォールディングスは、秋田県北部を中心に再生事業を展開しています。1企業で循環型事業体を形成する環境・リサイクル産業は都市鉱山と呼ばれ、希少金属の精製で世界最高峰の技術を保有しています。

 吉川相談役は、「東日本大震災に対する復旧事業規模は約19兆円。その中の2~3割は日本海側での展開です。県も市町村も国や企業に事業提案をしなければ何も変わらないでしょう。しかも予算は早い者勝ちの状況です。秋田県民は大変優秀な方々が多いのですが、決定力、そこに至るスピード感が弱いと思います。
 さて電力が心配です。今後は東京電力と東北電力は一体開発となることが予想されます。ベース電力(火力・LNG・石炭・石油等)の確保が最重要です。再生エネルギー(風力・波力・水力・地熱等)の開発は秋田県が存分に活躍できる資質があります」と話していました。

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