2011年10月6日木曜日

友達のいる場所づくり


 仙北地域公民館大会(5日)で、チンチン先生(市川晋一医師)のエッチでためになる講話を聞いた後、新幹線で上京。東京駅丸の内口にある丸善丸の内本店で「人生余熱あり(城山三郎著)」の文庫本を買って茅場町へ。京王プレッソイン茅場町に連泊します。

 読み始めてすぐ寝てしまい、こんな時間(夜中の2時前)に目が覚めて…。また続きを読んでいるうちに、「そうかあ」と気づいたことを書いておきます。

 「人生~」の中で、ホンダの創設者、本田宗一郎さんについての記述がありました。本田さんは昔、友人に勧められてシドニーの近くに土地を買ったそうです。一時はそこで晩年を過ごすことも考えたらしいのですが、結局そうはしませんでした。理由は「友達がいないから」だったそうです。

 地域運営体の設立と活動支援は、無策なお金のバラまきだとか、選挙対策だとか、アレコレいわれています。もちろんそんなことではありません。今後もそこで暮らせるよう、その器としての地域の存続が目的です。主体者は地域市民です。地域自治の確立こそ生き残る手法だと思っています。行政も協働者として係わります。何といっても地域のことはそこに住む市民が一番分かっているのですから。防災だったり、産業基盤の整備だったりと各地域の優先活動は多様ですが、コミュニティの結び直しは何といっても最重要課題です。でもコミュニティがこれまた分かり難い。この際、“友達のいる場所づくり”とでもいった方が理解が進むかも知れません。

 今日(6日)は総務省財政課・過疎対策室を訪問、その後観光庁で打合せ、さらに県の主催する企業リッチセミナー、中華民国100年国慶節祝賀レセプションと駆け抜けます。いつも通り、体力勝負です。

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